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理想の形と現実は

ハロウィンの日、宗教改革記念日、日本茶の日、ガス記念日
横浜でガス灯が点灯され、日本のガス事業の幕開け(1872年)
埼玉県秩父郡の困民党員蜂起、秩父事件発生(1884年)
日本記者クラブ結成(1969年)


ハロウィンでありました。

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先日訪れたモールで、たまたま行われていたハロウィンの催しでは、コスチュームを着た愛らしさ満開の子供達と、写真を撮りまくるお母さん方の洪水。
思えば、この頃が一番、親子そろってハロウィンを満喫できる時期であるのかも。

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さて、夜になって、お嬢を含むティーンエイジャー数名と一緒に、手作りお化け屋敷で有名な御宅を訪れました。
家の前には、ずらりと並ぶ人の列。人気のほどがうかがえます。

数名ずつにまとまって中に入れば、真っ暗な迷路になっていて、その端々からピエロだの人食い男だのミイラだのが、ガオーッ!! と脅かしてくれる、という仕組み。
一体、どのぐらいの広さの構造になっているのかわかりませんが、結構な長さの迷路には、熱心に作られたのが良くわかる装置と飾り付けの数々。
お化けさん達も、達者な役者ぞろいでオオウケでした。

一緒に迷路に入ったのは、Rogiさん母子とお嬢と私。普段は元気なRogiさんのお嬢ちゃんが、「いやーっ! きゃーっ!」と泣き叫ぶのが、なんとも可愛くて仕方がなく。最初から最後まで彼女にしがみつかれていたお嬢に、メラメラと嫉妬の炎を燃やしましたともさ。だって女の子らしくて可愛いんだもん……!(ひしっ)

かたやお嬢ったら、最初からゲラゲラと笑いの連発で。まあ、一緒になって大笑いしている私を思えば、子は親の鏡、ってなもんですがね……(そっと涙をふく)


こういう風に、イベントは思いっきり楽しんじゃえ!みたいな姿勢は、アメリカの大好きなところの一つであるのです。

* * * * *

【料理】

楽しかった、ハロウィン・マクロビ・ポトラック
そして自分は何を作ったか、というと、あれもこれもといっぱい広がっちゃって、収拾をつけるのが大変だったの。(情けない)



理想の形と現実は_b0059565_11585448.jpg黒はともかく、オレンジ用に何を使うか、と考えたところで、まずリストアップしたのがこちら、Red kuri kabochaだよ。
普通のかぼちゃ(Kuri Kabocha)だと、実は黄色に近いので。同じ仲間で、同様に甘くてほくほく系で、よりオレンジ色が強いこちらを使ってみた。
他にはにんじん、Orange bell peppar、Golden beetsなどを候補に。


結局持参したものは、というと、下の3品を恐る恐る、ね。

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まずは、3年連続作っている、魔女たちのHalloween Dumpling
最初の年は、レシピ通りに挽肉で作ったのだけど、翌年はグルテンミートに変えて、今年は更に雑穀バージョンに。

皮は、全粒粉とマッシュしたかぼちゃを混ぜて。
中身は、炊いたmillet、みじん切りにした筍・ねぎ・干ししいたけ・にんじん。味付けした後、葛粉でとろみをつけて、皮に包みやすくしてみた。
包んだ後は、しばらく蒸して、中華味のベジシューマイの出来上がり。

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こちらは陣田靖子さんのレシピを参考に、米粉のピザ
久しぶりに有機イーストを使用したけど、やっぱりイーストは発酵が早いなあ。

Orange bell pepperと黒オリーブを細かく切って、オリーブオイル・自然塩・ドライハーブを混ぜたものに、しばらく漬ける。
生地の発酵が済んだ後、具を適当にあちこちのせて、玉ねぎの薄切りも散らして、残ったオイルを上からかけて焼く。
「すっごくピザ!」というのが、皆様の感想でありました。オリーブオイルのおかげかと。

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デザート用に、中島デコさんのレシピから、黒米のおはぎ。レシピではずんだ餡のところ、かぼちゃ餡に変えてみた。
お嬢が夏に日本で買ってきてくれた、貴重な黒米、初めて使ってみたんだよ。

理想の形と現実は_b0059565_1212222.jpgもち米なしの黒米のみだったので、まとめるのにちょっと苦労。
ぬらしたクッキングペーパーの上に、黒米を広げて、餡をのっけてくるっと包む。ほんとはぬれ布巾でやりたかったところだけど、かなり色がうつるので。

かぼちゃ自体が甘いので、砂糖はほとんど加えなかったのに、それでもかなりの甘さだったよ。


持っていったのは3品だったけど、実は家では、こんなものも作ってみた。だって黒&オレンジ、考えるのが楽しくて。

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マクロビの定番おかず、小豆かぼちゃ。を、黒大豆&Red kuri kabochaで作ると、こんな感じ。
小豆の効能がないじゃん、というツッコミは、この際ナシでお願いします。

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あな吉さんのレシピから、ひじきのイカスミ風パスタ
最初はこれを持っていこうと思っていたのだけど、直前になって、パスタが足りないことに気づいて却下した。(マヌケ)

ザッと水洗いしたひじきを、にんにくと一緒にしばし煮て、あとはトマトジュースや味噌などと一緒に、ミキサーにかけてピューレ状に。
Kamut粉のVegetable fugilliに絡めて、上には水菜とにんじんの千切りを。

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デザートも、最初の予定では、おからと米粉のケーキにしようと思ってた。
陣田靖子さんのレシピで、お嬢と私の好物なの。小麦粉以外のメニューを増やしたかったので。
でも、目当てのおからが手に入らなかったので、これもあえなく却下。なので、うち用に、なかしましほさんの豆腐マフィンのレシピをアレンジしてみたよ。

豆腐と全粒粉、ベーキングパウダー、豆乳にメープルシロップなど。この基本生地を2つに分けて、片方には無糖のココアパウダーを、もう片方にはマッシュしたRed kuri kabochaを混ぜて。
マフィン型に、適当に2色の生地を交互に入れて、オーブンでしばらく焼く。

この豆腐マフィンもお気に入りなのだけど、いつも生地が固い、というより水分が足りないというか。今回も、豆腐を水切りしないで使ったのに、やっぱりとろとろとは程遠い。
おかげで、焼き上がりがふんわり・さくっとしてて、それが良いところだと思っているのだけど、きれいなマーブル状の、きれいなドーム型のマフィンにするんだったら、もっと水分を足さないといけないね。
でも、おうちおやつだから、このままで。


他にもまだまだ浮かんでくる、黒&オレンジメニュー。色の指定のおかげで、かえってアイディアが出しやすくて感謝だよ。
次はどんなポトラックにしようか、と話してて、クリスマスだったら赤緑、お正月だったら紅白だね、なんて笑ってたんだけど。

緑はいいとして、赤メニューを何にすべきか。赤色の冬の食材って何があったっけ、と後になって頭をひねったよ。
赤といえばトマトが浮かぶけど、冬にはあまり使いたくないしなあ。

赤緑指定でポトラックをやったら、テーブルに並んだのは梅干メニューだけだった、なんてなったらどうしよう。(嬉しいじゃないか)(梅大好き)
by senrufan | 2008-10-31 11:55


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