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素材と過程は同じでも

ニュースパニックデー、香りの記念日、初恋の日
ロンドン島で火災(1841年)
教育勅語発布(1890年)
シュバイツアーにノーベル平和賞(1953年)


かる~い、軽い、質問です。
「あなたはDihydrogen monoxideについて、どう思いますか?」

あ、わからなくても、調べちゃだめですよ。無心で、最初に思ったことを言って下さいね。

あとは末尾にて。

* * * * *

【アクティビティ】
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ネットを通じて知り合った、貴重なマクロビ仲間達。
リーダーのpyonさんが、またまた楽しい企画を立てて、皆を誘ってくれたのだ。

それはね、ハロウィン・マクロビ・ポトラックパーティ。しかも課題付き。
その課題とはなんぞや、というと、
ブラックオレンジを主に使った、マクロビオティックまたはベジタリアン仕様のお料理持参」
ということであったのだ。

最初に話を聞いた時から、作りたいものがいっぱいで。あれこれ考えるのが楽しくて。
ましてや他の皆さんの持ってこられるものは、一体どんなものだろう。食い気、だけじゃなく、わくわく気分が最高潮に盛り上がって、とうとうその日がやってきた。




参加予定は、大人7名+お子さん数名。
ところが残念なことに、2組が風邪で不参加。そうだ、今は危険な季節の変わり目だったのだ(涙)

でも、持参の素晴しいお料理が次々と並んでいくうちに、わあ、きゃあ、すご~い、という歓声は高くなるばかり。
そして待望の、「いただきまーす!!」

並んだお料理、全てを記録。作った方のお名前も出したいのだけど、許可をもらうのを忘れてた……(バカアホマヌケ)
自分が持っていったものはまた別として、まずはすんばらしいあれこれを。

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まずは主食からいきましょう。
これがなくちゃ始まらないよ、玄米&黒米のおにぎり。どうしてこう、見事な三角形なの。(うっとり)

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揚げ湯葉海苔をたっぷり盛ったご飯。
湯葉は噛みしめると、じゅわ~っ、と出てくる、生姜と醤油の和風味。これに海苔が加わって、香りも味もたまらない。

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前菜は、まずは柿の梅酢和え。酢は、人によって得意なものと苦手なものがあるけれど、梅酢は比較的受け入れやすいもの。
甘い旬の柿が、柔らかくほんのりの甘味に落ち着いたよ。

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甘酸っぱさでは負けないよ、人参サラダも絶品だ。
元々甘い人参に、玉ねぎ入りのフレンチドレッシングがさっぱりで、気づいたら山盛り食べていた。

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たんぱく質には、豆が欠かせない。
レンティルとにんじんの煮物は、隠れてたこんにゃくのおかげで、歯応えの差も楽しめるようになっててね。味付けは塩だけなので、豆そのものの味が美味しくて。

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そして日本が誇る豆製品は、やはり納豆で。それをグレードアップさせたこちらは、Black beansの自家製納豆だ。
玄米ご飯も用意してくれて、丼一杯食べたい幸せ。

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かぼちゃの豆腐タルトは、見た目も豪華で、味わいは更に。
お子さんが小麦アレルギーなので、Barley flourで作ったというクラストは、とっても軽くてさくさくで。
焼き立てのフィリングは、かぼちゃの濃厚さと豆腐のクリーミーさがあわさって、すごく本格的。野菜もたっぷりで、栄養満点。
勿体無くて一口ずつ、拝むようにして食べちゃった。


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デザートもてんこ盛り。
自家製酵母の米粉の蒸しパンは、黒胡麻入りの渋い顔。
ふんわりなんだけど、もっちりで、これ1個で十分な食べ応え。

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こちらも同じく、自家製酵母のぶどうパン。ここまで美味しいのをいただくと、もう市販のパンは、めったなものは買えないなあ、とつくづく思うよ。

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あらめと人参入りのスコーン。月森紀子さんのレシピで、私も一度作ってみたいと思っていたものだったので、それが味わえて嬉しいったら。
スコーンといえばさっくりを想像するけど、これがまた私の大好物の、みっちりとした噛みしめ系。

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フルーツ焼きも絶品だよ。中には、洋梨・りんご・レーズンなどが入ってて、上からはかぼちゃベースのクリームがけ。
豪華な生ケーキも素晴しいけど、毎日食べたいのはこおゆうもの。自然で優しい、穏やかな。

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そして特に人気だったのが、かぼちゃのようかん
するするっ、と喉越しも軽やかに。鮮やかなかぼちゃの色も、眼服・至福の一品なり。


もう、ここまでですでに、お腹いっぱい・胸いっぱい。幸せすぎて、言葉も出ない。って、しゃべりまくってたけど。(反省)
マクロビご飯というだけで嬉しいのに、好意を持ってる人が作ってくれたものは、これだけ身体が喜ぶんだなあ。

この数ヶ月、ちょっと色々続いたことで、食生活が荒れがちになっていて。でも、それは自分だけのことにとどめて、家族の分の食事は、きちんと作っていたつもり、だったのだが。

この時間だけで、随分と癒されたように思うのは。
作ってくれた仲間達への、感謝や好意があるのは勿論のこととしても、自分自身が作るご飯に、それだけのエネルギーがなくなっていたこの頃、を実感する。
たとえ形は整えていても、私の作る食事から、お嬢や旦那に与えられたものは、果たしてどれだけあったのか。


そんなヘタレな私が作ったものは、また後ほど記録をば。

* * * * *

さて、冒頭の質問のDihydrogen monoxideとは、
こんなややこしい顔しちゃって、実は単なる
でございます。

私の答えは、
「へ? なにそれ??」
でありました……どうせ無知無教養。


ちなみに、とある米大学で、学生50人に聞いたところ、

「禁止すべきだ」が43人、
「わかりません」が6人。

ただ1人だけが、
「水じゃん!」
と言ったそうですよ。

さすが、ハッタリ王国のアメリカならでは。
by senrufan | 2008-10-30 10:19


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