辿り着いたは麓の辺り

日中国交正常化の日、クリーニングの日、招き猫の日
阿賀野川水銀中毒訴訟で損害賠償支払い判決(1971年)
日中共同声明が発表(1972年)

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【アクティビティ】

随分と日が経ってしまいましたが、frogfreakさんshinaさんにお付き合いしていただいた、とある夏の日。
どこに繰り出したかというと、スタンフォード大学における、キャンパス内のウォーキングツアー、というものに参加してきたのでありました。




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Visitor Centerがある建物の入り口に集合して、学生ガイドに率いられて、約50分間、幾つかの見所を歩いて周ります。ちなみに無料。太っ腹。
大人数のグループでない限り、予約も不要です。

当日、集合場所に集まった人数は、20名近く。
なんとも可愛らしいお姉さんガイド(スタンフォード大の3年生でした)に引率されながら、ぞろぞろと歩き始めたのですが、何せマイクなしの生声で、しかも屋外。小鳥の声だけでなく、バスや工事の騒音まで、お姉さんの声に重なって。
更にはツアー内の人達も、仲間内で言葉も交わしたい。
で、結局何が言いたいか、というと、要はそんなこんながいっぱい重なったもんで、
集団の真ん中辺りを歩いていた我々のところには、
ガイドさんの声は、ほとんど聞こえなかったのでありますよ

せっかく参加したのにいぃぃ、という結果になってしまいましたが、それでも広い広いキャンパスを、青い青い空の下、歩くのは何とも気持ちの良いもので。
ガイドのお姉さんも、50分間途切れることなく話し続けてくれた、という、すごい知識量と記憶力と肺活量を示してくれたことだし、このままお蔵入りするのも申し訳ないような気が。

なので、せめて写真だけでもお見せしたいと、記録に残しておくことにしました。
必死で聞きかじったわずかな情報は勿論として、あとは大部分がデッチ上げです。
というのはあんまりなので、拾った知識の寄せ集めです。
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Stanford University

概要(Wikipedia)
8,180エーカー(33.1平方キロメートル)・甲子園球場約830個分という広大なキャンパスは、全米一の広さを誇り、世界でもモスクワ大学に次いで2位につけているそうです。


1. Memorial Auditrium
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Visitor Information Serviceがあるこの建物の前が、ツアーの集合場所に指定されています。
第一次世界大戦で亡くなったスタンフォードの学生や関係者に捧げる、という形で建てられた、学内最大のAuditrium。一歩入れば、名前が記された石版や記念碑が、整然と並べられた内部を目にできます。
広いシアターがあり、Drama Depertment(演劇科)の拠点となっています。


2. Hoover Tower

Memorial Auditriumの向い側にそびえ立つ塔。
こちらについては、過去日記にて。


3. Palm Drive
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写真ではわかりにくいのですが、広い芝生の向こうに、キャンパス外に続く道路があり、それがPalm Driveです。
長さ1マイル(1.6km)、両側にpalm treeが並ぶ道で、キャンパスへの入口及び、隣のPalo Alto市との連絡口になっています。
スタンフォードはPalo Alto市にあると思いきや、実は住所はStanfordになるんですな。すごいな、バチカンみたいだな。
前に広がる芝生はOvalと名がついていて、ここで学生は休憩したり勉強したり、バレーボールやフリスビーなどで遊んだりするそうですよ。


4. Gates Computer Science Building
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続いて、Computer Science Departmentのエリアへ。
まず紹介されたのが、こちらの建物。かの有名なビル・ゲイツ氏の名がつけられた建物で、このDepartmentの要となっている場所です。
この建物の為に、ゲイツ氏はなんと6億ドルもの寄付をしたそうで。さすが米フォーブズ誌の世界長者番付で、15年連続首位の方。一線からは退かれたものの、私が愛人になりたい気持ちは、いまだ退くことはありません(殴)


5. David Packard Electrical Engineering Building & William R. Hewlett Teaching Center
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William Hewlettと、David Packard。共に、Hewlett-Packard(ヒューレット・パッカード)社、HPの名で知られるメーカーの創設者ですね。
彼らが第一号のコンピュータを創り上げた、とある家のガレージ。今では「シリコンバレー発祥の地(the Birthplace of Silicon Valley)」として、Palo Alto市の名所の一つとなっています。

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そんな彼らは、ここスタンフォード大の卒業生。
なんともモダンな作りのパッカードビルの方には、HP社由来の品も展示されているそうですが、ヒューレットビルの方は、Teaching Centerという名の通り、講義室がメインの建物。
この2つの建物の間に、石造りの時計があるのですが、残念ながら写真を撮り忘れ。(バカアホマヌケ)
これらのビルを含むScience and Engineering Quadの建設の為に、両氏は120億ドルを寄付したそうです。正に、IT長者の先駆けにふさわしく。


6. The Main Quad
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Quad(Quadrangle)、つまり中庭を取り囲む様式の建物群。文字通り、スタンフォード大のメインとなる場所であります。

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建築家・Frederick Law Olmstedのデザインによる、砂岩のアーケードと椰子の木に囲まれた、北カリフォルニアスタイルのQuad。
様々なイベントも催され、また大学の写真には必ずといっていいほど登場する光景なので、スタンフォード大の象徴的な存在、となっています。
社会・文化人類学、都市学、古典、そしてアジア言語学のDepartmentが入っています。
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7. Memorial Church
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中でもランドマークと言われる建物が、こちらのMemorial Church。その姿は大学の紋章にも使われており、宗派にこだわらないこの教会は、キャンパス内の宗教全てにおける精神的な拠り所であるようです。
大学の創設者であるスタンフォード夫妻のうち、妻のJane Stanford夫人が、夫のLeland Stanford氏を偲んで、1903年に建てられたもの。

正面には美しいモザイク画が描かれ、内部は多数のステンドグラスと壁画が、見事な眺めを創り上げている、らしいです。
らしいです、というのは、こちらは平日は見学できるようになっているのですが、残念ながらこの時は入れなかったので、まだ実物を見ていないのでありますよ。(悲)
こちらで結婚式も挙げられますが、やはりそこは大学内なので、基本的にスタンフォード大生か関係者に限るとこのこと。

日本における宗教の捉え方は、世界的に見ても実に特殊なのではないか、と、こちらの教会などに行く機会があると、改めてつくづく思わずにはいられません。
日を改めて、今度はぜひ中に足を踏み入れてみたい、と思っております。


8. Libraries
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広大なキャンパスは、それだけ多くの建物を建てられる、ということであり。なんともうらやましいことに、こちらには30以上の図書館があるそうですよ。1つでいいから譲ってくれませんか。(真剣)

本だけでも700万冊という、素晴しい蔵書量を誇る図書館群ですが、同時に閲覧室やハイテク設備も、かなりのレベルのものだとか。
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お金持ちの空気をたんまり吸って、胸が一回り豊かになったような気がしたウォーキングツアー。(懐ではない)
Old Union(学生組合)の建物の前で、朗らかに解散となりました。

歩いて周ろうとすれば、一体何時間かかるやら、の広さのキャンパス。ダテに世界第2位を誇ってはおりませんな。
短時間であちこち行きたい方には、学内のシャトルバスが便利です。外部の人でも無料で乗れるそうですよ。

このツアーについて、特にアドバイスなどはございませんが、強いて言えば我々の轍を踏まないよう、参加される時には、できるだけ先頭のガイドさん近くの位置をキープすること、でしょう。
大学進学を控えての見学、ということであれば、せっかくの現役学生ガイドさん、色々と生の話を聞く良い機会かもしれません。


この後は皆で連れ立って、Bookstoreに繰り出して。
私達が本を眺めている間、frogfreakさんは愛娘のベビーちゃんに、Stanfordの白文字がついた真っ赤なTシャツをお買い上げ。(赤と白はスタンフォードのスクールカラーです)
そうそう、そうやって幼い頃から、スタンフォードへの道を作っていきませう。専攻は何にしますか。Memorial Churchの結婚式には絶対招んでね。

お嬢がここに進学するのは、財政的にも才能的にも、百万年前に諦めた私としては、全ての望みをベビーちゃんに託して、この日はスタンフォードに別れを告げたのでありました。
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関連リンク:
Stanford University
Stanford Campus Walking Tour
Stanford Searchable Campus Map
Marguerite Shuttle
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by senrufan | 2008-09-29 04:57 | Trackback | Comments(10)
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Commented by さく at 2008-10-01 13:24 x
この間友達が、学割(まだ学生証の期限が残っていた)で
コンサートのチケットを買い、
スタンフォードと小さく書かれたシャツを着て登場しました。
これでスタンフォードの学生だと思われるに違いないと
ほくそ笑んだその小さな見栄は、私の心に大きな悲しみを残しました。そんな馬鹿なことをして一体何になる!!

スタンフォード、よくも悪くも皆さんの憧れでございますわね。

ところで私としては、あのメインゲートのあたりの無駄な土地が
どうにかならないものかと15年前から気になっているんですがね。
Commented by マミィ at 2008-10-01 17:45 x
はぁはぁ、ぜいぜい、一緒になってウォーキングしたので息が切れております。Quadが特に素晴らしいですなぁ。宗派にこだわらない教会というのも、フランスの教会とは全く違ったもので興味深いです。中のステンドがどんなものなのか、あぁ、憧れます!
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2008-10-02 05:47
す、す、素晴らしいです。。。。。
私なんて、声が聞こえないことに開き直り、完全にお気楽お散歩モードで歩いていました。(ブログにもできないなぁと諦めていましたし、、、)ここが博学でちゃんと調査される Miyuki さんと、諦めの早い私の違いですね。次回はこの Miyuki さんのブログをプリントアウトして、ガイドにしながら参加したいと思います。(どこまでも他力本願。)
Commented by Miyuki at 2008-10-02 12:45 x
*さくさん
そ、それ、ちょっとやってみたい!!(阿呆)(更に大きな悲しみを)
うん、私も憧れるというか、びびっちゃうというか、ほら庶民だから、金持ち(思い込み)には無条件でひれ伏しちゃうというか!(もっと悲しい)

どえ、あの辺りって、15年前からあのままなの? いいねえ、それだけの余裕があってさ。日本だったら、あそこにマンション建てるよね(笑)
Commented by Miyuki at 2008-10-02 12:48 x
*マミィさん
なんのなんの、トレッキング上級者のマミィさんには、むしろ物足りないコースでしたな! これで山坂があれば、姉さまの独壇場とみた。
まだまだ新しい建物でありますが、このQuadがどういう風に年を経ていくのか、今から楽しみですね♪ 教会の内部に入れたら、また駄日記書きますんで、その時はよろしくです~。
Commented by Miyuki at 2008-10-02 12:50 x
*shinaさん
ううう、私はshinaさんがブログの為に参加されたのだと信じて、記事をとても楽しみにしてたのですけど~。書いてくれないと知った時の衝撃、いまだに心の傷となっておりまする(涙)(オオゲサ)
でもほんと、天気も良くて、楽しいお散歩でしたね♪
Commented by frogfreak at 2008-10-02 15:31
耳をダンボにして聞いた内容より、10倍も濃い情報!流石はMIYUKIさま!Miyukiサン、ツアーなんていらないじゃん!
ああ、そういえばまだTシャツデビューしてないなぁ。寒くなる前に着せなきゃっ!洗脳は早いほうがいい・・・
Commented by relax124 at 2008-10-03 02:09
初めまして。shinaさんのところから参りました。
いつも楽しくブログを拝見させていただいています。
先日スタンフォード大の美術館に行ってきたのですが、周囲にこんなに見所があったなんて・・。ツアーはいい運動になりそうですね。
大学についての知識、とっても参考になります!
これからもお邪魔させていただきますので、宜しくお願いします。
Commented by Miyuki at 2008-10-03 10:04 x
*frogfreakさん
とんでもねえです、書いてるそばから抜けてくこの鳥頭、もしまたツアーに参加することがあれば、「へー、そーなんだ!」とすっかり初心者モードのアタシが(笑) でもねえ、こおゆう知識はまだ調べられるからいいですが、お姉さんの”生の学生話”が聞けなかったのが、かえすがえすも残念です……それこそが醍醐味、と思ってたので。
とゆうことで、ベビちゃんが大きくなったら、ぜひその手の話を聞かせてね、とお伝え下さい。>すでに入学は決定済
Commented by Miyuki at 2008-10-03 10:07 x
*relax124さん
初めまして! shinaさんという都会の真っ只中の場所から、こーんなド田舎まで遠征してきてくださって、ありがとうございます~vv
ツアー、確かに時間は長いし、それなりの距離を歩いたと思うのですが、とにかく天気が良いし、お二人とご一緒できたのが楽しくて、全く疲れを感じませんでした。まだまだ見所の多いスタンフォード、機会があったらぜひ訪れてみて下さいませ♪
こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願い致します! 後ほどrelax124さんのところにも、おじゃまさせていただきますね~。


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