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認める勇気

旦那に夕食弁当を届けに行く時、車のライトをつけるようになった。秋の訪れを感じる些細な出来事の一つ。

ロールキャベツを作るべく、キャベツと格闘する。葉が、葉がきれいにむけないんだどうしても!
どうしたんだ一体、いつもなら私の手に滑らかに吸いついてそっとその身を委ねてくるのに、今日は無言で私に背を向けたままで力づくでこっちを向かせようとするとその身を裂いてまであらがおうとして

あーあ、ボロボロの葉ばっか。

お嬢は今日、学校で視力検査があるので、怯えながら登校。
随分気をつけていたつもりだったのに、8歳の時、かなり目が悪くなっていることがわかったのだ。まあ、あれだけ本を読んでれば無理はないが。
それでも本人は何とかしようと、毎晩3Dアートの本を数分眺めるという視力回復法をかかさずやり、どうにか急激な悪化はくいとめていたのだけど。

やはり結果は悪かったらしく、帰るなり大声で泣き出した。
頑張ったのに負けてしまった、自分の目がまっさらじゃなくなってしまった、もう元に戻れないと泣いて喚いて止まらない。
なるほどなあ、そういう気持ちなのか。
私も3年生で矯正を始めたけど、どっちかというと眼鏡をかけることでみっともなくなる、皆にからかわれるということを嫌がっていたと思う。
それが君にとっては、眼鏡をかけることは自分の目が本当に悪くなってしまったと認めることになるから、それがつらかったんだね。
君がそんなにつらい思いをしている時に、私はキャベツのことしか頭になくてすまんかった。

抱っこ抱っこで甘えまくった日だったよ。
by senrufan | 2004-09-22 12:13


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