国の威信か 個人の意志か

大仏の日、反核燃の日、美術展の日
南軍司令官リー将軍が降伏、南北戦争終結(1865年)
国民年金法が成立(1959年)


お嬢のクラスで、数ヶ月に渡って続けられた、チベットに学校を建てる為の資金集め活動。
皆で色々と頑張った結果、目標額を大幅に上回り、窓口であるThe Bridge Fundの青年に手渡すことができ。これで学校を建てられると、彼は涙ぐみながら感謝の言葉を何度も述べていた、と聞きました。


それから更に数ヶ月、今はどうなっているだろうかと、先生が連絡をとったところによると。
中国政府からの命令で、村ごと移住しなければならないらしい、との話を聞いたのです。

チベットの学校であるので、当然授業はチベット語でやりたいところ、中国からの圧力により、中国語の教育になるだろうということは耳にしておりました。
彼らとしては、それを納得して受け入れるはずであったところ、今回米国の学校からの資金ということで、中国側が警戒したのでは……というのが、青年の推測です。

しかし詳しいところを確認しようにも、村に連絡がつけられない。
今連絡をとろうとすると、中国に何をされるかわからないそうで。
家族は、友人達は、と案じ続ける彼の焦燥感は、いかばかりのものでしょう。

お嬢を始め、クラスの子供達は、
「私達が余計なことをしてしまったから……」
と後悔したり、申し訳ない気持ちを抱いているそうですが。
学校で何回も呼びかけた募金活動。各クラスを周って、募金箱を置かせてもらい、アクティビティを企画して。
ダウンタウンの広場で、協力をお願いして。ベークセールで資金を集めて。
そんな彼らの努力を見てきた私は、どうかそんな気持ちを持たないでほしいと、悲しみと共に願います。

折しもサンフランシスコで行われた、北京五輪の聖火リレー
市民ではなくとも、憧れを持って見つめていたサンフランシスコという市は、このようなところだったのだろうか、とぼんやりTV画面を眺めるばかりでした。


プライド、自尊心、面子。個人として、団体として、国として、失ってはならない価値観。譲れず守るべき確固たる一線。
それがあるからこそ、輝くものは輝いて。
それがあるからこそ、必要のない争いを招くことになる。

チベットで起こった大きなうねりは、確実に周辺に広がりつつあるようです。

* * * * *

【レストラン】
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あつゆきちゃんとみかさんという、お初の組み合わせトリオでランチ。はい、はっきりと私のハーレムです。(歓喜)
皆で行ったのは、私にとっては久しぶりの中華だよ。



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オッシャレーなショピングモールの、オッシャレーな外見のお店。とてもチャイニーズとは思えない。
バーのスペースとレストランのスペースが、店の真ん中辺りで分かれてる。

注文して持ってきてもらうスタイルの飲茶もあったのだけど、ここはコレでいきましょう。Lunch prix fixe、$19.00
First course、Second course、Dessert、それぞれから1品ずつ選ぶので、3人別々なものを頼んで、9種類の味を楽しんじゃえ。

ライスがジャスミンか玄米か選べたので、まずあつゆきちゃんが玄米を頼んだら、なぜか全員横並びに玄米にされました。希望通りだったからいいけどね。


あつゆきちゃんの選んだコース。
今日のスープ(Hot & Sour Soup)、Crispy Kumquat Chicken Medallions

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スープのとろみも辛さも適度。
チキンは柑橘類のテイストが加わって。レモンチキンやオレンジチキンと同類なのだけど、金柑というところがオリジナル。タイバジルがいい香り。

みかさんは、というと、この2品。
Shrimp & Chives DumplingsSpicy Dragon Prawns。エビエビコンビになってたね。

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餃子は皮のもっちり歯応えが良く。
メインのエビも、火の通り具合がちょうど良くて、食感と味を両方楽しめる。カシューナッツも良いアクセント。

んでもって私はこんなもの。
Baby Green Saladに、Braised Tofuを選んだよ。

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サラダは特に言及するものはない、普通のグリーンのミックスで。
揚げた豆腐は椎茸、アスパラ、砂糖莢などと一緒に炒めてあって、ソースはピリ辛。

うーん、私が中華久しぶりだったからかもしれないけど、かなり油っこい印象。
それぞれ違う種類で頼んだのに、どれも見た目と味付けが似たように感じたのはたまたまか。
それともランチのプリフィックス、手早く仕上げてお客に出せるよう、似た手順のものを選んでコースにしてるんかな。


デザートはCreme BruleeGinger SorbetMango Pudding

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ジンジャーシャーベットの上に飾られているのは、生姜風味の飴細工。シャーベット自体はさっぱりレモン風味で、ジンジャーはここで加えているらしい。
マンゴープティングのチェリーとクリームという飾り付けが、妙に懐かしさを感じさせてくれました。


黒い上下で揃えたウェイターさん達。赤を基調にした内装。
コントラストも味付けも、くっきり・はっきりの場所でした。


SINO 中国餐館
377 Santana Row
San Jose, CA 95128
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by senrufan | 2008-04-09 12:26 | Trackback | Comments(17)
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Commented by ゆみたち at 2008-04-12 16:09 x
海を挟んだこちら側で、自分に被害が及ばないこの場所で、異を唱えることは出来るけれど、、、本当にむつかしい。
お嬢やクラスの子達が、罪悪感や後悔の念でつらい思いをしないといいな。
チベットと同じような事は、世界中のあちこちで今も起こっていて、ここが特別に平和なんだって気づかされる。
世界中にいるお嬢や小僧、みんなが痛い目やつらい目にあわないでほしいんだよなあ、ほんとに。
Commented by Chico at 2008-04-12 16:10 x
ず~~いぶん昔に行ったことがあります。
バーがとっても素敵ですよね♪
うん、料理はまずまずだけど結構脂っこいかも。
Santana Row、やっぱ平日が狙い目ですね。(笑)
だって週末は駐車場が見つからないんですもん!
Commented by Chico at 2008-04-12 16:14 x
追伸:
チベット、そんな事情になっているんですね。
それにしてもお嬢さんたちの好意が裏目に出てしまうなんて、悲しい話ですね。がんばったのにね。
どうも中国は好きになれないかも。いろんなことがありすぎて、、、。
Commented by マミィ at 2008-04-12 16:24 x
お嬢さんたちの誠意とがんばりが、良い方向へと進むことを祈っています。ずっと先になるかもしれないけれど、建った学校とそこで学ぶ生徒の写真が、彼らの喜びの声とともに届きますように。

中華料理、油が写真からにじみ出ております。 でもライスをジャスミンか玄米か選べるあたりが本格的。んで、玄米しか出てこなかったあたりがちと怪しい(笑)
Commented by frogfreak at 2008-04-13 09:50
日本政府に対して半世紀前の謝罪をいまだに要求する一方で、チベットに対すうる理不尽な政策。どうしても納得いかない。ま、政府ってものはそうなのかもしれないけどね。納得いかないのはアメリカ政府も然りだし。

ところで飴細工、お星様みたいできれいですね
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2008-04-13 13:49
誰かを助けるために頑張ろうと幼い子供たちが努めた結果がそんな形に帰結すると、、、なんと励ましていいのかわからなくなりますね。。Miyuki さんなら、どんな風にお嬢さんを元気付けてあげるんでしょう。

SINO、渡米直後にディナーで訪れて(まだ Santana Row って?という頃)、騒がしい騒がしい騒がしい、、、というイメージが(イメージしか?)残らないレストランでした。。ランチにはいいと聞くのでランチで行くのはいいかもしれませんね。エビエビコンビは惹かれます♪
Commented by ayumin_moo at 2008-04-13 15:04
お久しぶりにお邪魔いたします~。

チベットのお話、胸が痛みますね。せっかくの子供たちの好意が、違う方向からの圧力でこのような結果に。でも、決して肩を落として欲しくないです!何かの形で良い報告があるといいですね。
私も細々とですがNGO団体に毎月寄付をしつづけておりますが、正直、その成果をはっきりと突き止めたことがありません。(恥)調べたらもっと深い部分がわかるかもしれないので、ちゃんと調べてみようと思います。

中華のお店、玄米を選べるなんて嬉しいですね!
エビの餃子がおいしそうです~♪
Commented by Miyuki at 2008-04-14 01:47 x
*ゆみたちさん
うんうん、「ここが平和だから思えること」というフレーズは、いつも自分につきまとってます。それは時々、すごく”罪悪感”としてのしかかってもくるのだけど、だからこそ願えることもあるんだ、って自分を励ましてみたり。
子供達が屈託なく笑える場所。世界に一箇所でも多く、存在してほしいものだよね。
Commented by Miyuki at 2008-04-14 01:54 x
*Chicoさん
バー、確かに素敵なスペースでした♪
あ、やはり油っこいと感じられましたか? よかったあ、ほら、私の歳のせいかと(爆)

はい、彼らにはなかなか切ない結果になってしまって……まあ若いので、立ち直りも早そうですが(ニガワライ)
中国はあれだけの国なので、トップは相当に強引に物事を運ばないと進まないというのは理解できるのです。また、隙を見せられないという方針も。しかし、個人的な好き嫌いでいえば、私もどうしても相容れられないものを感じてばかりです。
Commented by Miyuki at 2008-04-14 01:57 x
*マミィさん
ありがとうございますう~~。ね、せめて彼らにとっては、大事な経験として生きていってくれればいいなあ、と。

あ、もしかして画面を指で触りました? いかん、指先べっとりになったでしょう。はっ、そうなのか、実は選べるんじゃなくて、玄米しかなかったのか!(思い込み)
Commented by Miyuki at 2008-04-14 02:03 x
*frogfreakさん
国を、一人の人間として、人格として捉えてみたら、「こんなヤツ、肥溜めにはまって死んじまえっ!」と怒鳴りたくなる国、たあくさんありますよね~~! 「自分がされて嫌なことは、人にはやっちゃいけないってお母さんに教わらなかったの!?」とか(笑)

飴細工、美しゅうございました♪ 一度作ってみたいですねえ。
Commented by Miyuki at 2008-04-14 02:16 x
*shinaさん
子供達の反応、色々でしたよ~。中国に怒りを向ける子、村を案じる子、諦めてしまう子。とりあえず娘には、どんな経験でも、それを生かすかどうかはその人の行動と気持ち次第だ、と言っておきましたが、少なくともこういう、国や人種という問題が当たり前にある環境で成長できることを、彼女の為にありがたく思ってます。

ほお、SINOは夜はそういう場所になるんですか! なんかますます中華っぽくない店ですなあ(笑)
Commented by さく at 2008-04-14 02:17 x
おお、この店ね、なんとゆうべ入ろうかな?と思ったところでした。
さくちゃんでいとしたんだよ、さんたなろうで。あはは。
ここにすればよかったなあ。今度誘ってくれよう。(涙)

私の知り合いにもチベットからの政治難民がいます。
もちろん彼女は中国政府には、そうとうの憤りがあるみたいです。
家族の安否はわからないけれど、帰ったら自分自身の身が危ないので連絡も取れない。生まれた子供の顔も見せてやれない。
文化の背景をシェアしている国ではあるけれど、あの国のメンタリティは時々とても相容れないものを感じます。たべものはおいしいんだけどね。(涙)
Commented by Miyuki at 2008-04-14 02:22 x
*ayuminさん
わあい、改めてお帰りなさいまし~vv

ねえ、まさかこんな結末になろうとは、あの時は想像もしてなくて。私自身、なんてチベットについて無知だったんだろう、と情けなく思いました。
いやいや、本来寄付というのは、「その後はおまかせします」というスタンスと思うので、いかに信頼できる機関を選んで寄付するか、というのがこちら側のポイントですよね。そう考えると、私は逆に寄付できなくなってしまうのですが、ayuminさんは実行されているところがエライ!です!

玄米、なかなかンマかったですよ~。おかずが油っこかったんで、余計に玄米が嬉しかったという(笑)
Commented by Miyuki at 2008-04-14 02:28 x
*さくさん
うわあ、ニアミス! あ、待って、いかないで~~!

でいと!? 私じゃない人と!? きいぃぃ、だめよう、今度は私とよ! いいわねっ!(脅迫)

さすが顔が広いさくさん、そういう方もいらっしゃったのね。
家族と連絡がとれないという状況、あまりに頻繁に耳にするけど、それがどれだけ悲劇かと思うと、耳にする回数分だけ胸が傷つけられて仕方がない。
私もねえ、偏見はいけない・国には国の事情がある、と言い聞かせるんだけど、でもどーーしてもダメ(涙) 尊敬する部分も人も沢山持ってる国だから、余計に悲しくなっちゃうよ。
Commented by あつゆき at 2008-04-15 00:22 x
お嬢さま、じゃあこれ見てにんまりしてるのかしら。

このチベット問題、今の時代になんでこんな事が許されるのかどうしても理解に苦しみます。
この間息子が中国人のクラスメートとこの問題について話をしたらしいんだけど、聞いていると洗脳されてる感じです。
中国国民は政府のプロパガンダにうまく乗っかってしまってるのでしょうか。
多分そういう人ばかりではないとは思いますが。
Commented by Miyuki at 2008-04-15 12:21 x
*あつゆきちゃん
うん、今日早速、「ところでチベットってさあ」と話し始めて、見ーたーなーーー、と内心ドロドロの私。んもー、来るなっ! 読むなっ!

教育や躾というのは、多かれ少なかれ、広い意味での洗脳の一種であると思うの。その国や親の価値観が、そのまま刷り込まれていくわけだから。いかに客観的な目を持つことが、人間にとって難しいかということだよね……かくいう私自身だって、どうしても偏見や決め付けから逃れられないもんなあ……


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