そうだ、京都行こう。(食べ物編)

Rizal Day (Philippines)

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【買い物】
いつでもどこでも、食べ物でいっぱい。それは私の頭の中。(……)

「07~08年越しマクロビ+京都・大阪 二都物語」(Sれっぢさん作・ちみっとアレンジ)の幕開けは、前日にカフェで買ったお弁当から。




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中身は、
・玄米ご飯、胡麻塩、梅干
・かぼちゃのもちきびあんかけ
・テンペの照り焼き
・豆腐ハンバーグ
・ひじきの煮物
・スチームド・ベジタブル
・漬物
でございます。
これに、朝食で余ったお惣菜2品を持参して、新幹線内で食べました。
10時半・新横浜発の新幹線だったのですが、2人共待ちきれずに、11時には食べ始め……ったく、いやしい母子ですな。(他人事)

久々の駅弁にも心惹かれましたが、それは帰りにとっておいて。
ちなみに帰りは、お嬢の好物の鯖寿司を、半分こして食べましたです。

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【レストラン】
京都名物の食べ物。というより、日常の献立がハレ化したとも言える、おばんざいがありますな。
ぜひ食べてみたいと、初日の夜は、ガイドブックにのっていたお店へゴー。
ついでに、有名な先斗町見学も。つーても、ぶらぶらと歩いただけですが。

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ようやくお店を見つけた時は、ちょっぴり入るのを躊躇しまして。や、だって外見がモロに「バー」っぽかったので、一体子連れでいいんだろうかと思ったのでございまして。

しかし中に入って、カウンターの上、端から端まで積み上げられたおばんざいの大皿を見るなり、即座に「食い気モード」にしゃきーん!と入って、店構えなんて何のその。でもとりあえず、あったかいお茶を下さいませ。(ぶるぶる)(外は寒かったんです)

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手書きメニューには、ずらりと並んだ「本日のおばんざい」。すごいな、20種類ぐらいはあるんじゃないかな。
しかも、全て私やお嬢の好物ばかりで、実物のお皿と見比べながら、どれにしようか迷いまくり。

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かぼちゃ巻き湯葉牛すじ肉。どれもこれもしっかり火が通っているのに、適度な歯応え。牛すじのほろほろした柔らかさは、感動モノでございましたよ。
おまけに、薄味が嬉しいったらありゃしません。冷えた身体に、じんわりと沁み込んでいくような、優しい味が揃ってました。

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あとは海老シュウマイと、メニューにはなかったけど作ってもらった湯豆腐。お嬢が「豆腐ー!」と叫んでいたので。(豆腐女です)(根性もな)
これにお造りの盛り合わせ。ネタも新鮮で良かったです。


家でも作れるような献立ですが、人様に作ってもらったものはやはり格別。(主婦の本音)
それも、自分好みの味付けであれば尚のこと。
胃袋があと5つあったら、全種類食べられるのに。ここがアメリカだったら、全種類お持ち帰りできるのに。カウンターのお皿を眺める私の目には、思わず滲む悔し涙。

ああ、今だけ牛になりたい。日本滞在の間に、何度となく唱えた願いです。(阿呆)


ひいらぎ亭
京都市中京区河原町六角東入ル
六角ビル1階
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巡り会った途端に一目ぼれして、以来ずっと密かにファンを続けてきた、マクロビブログさん
この「おばんざい」を、マクロビ流にアレンジされた「京まくろび」。修行を経て念願のカフェを開かれた、善右衛門さんのお店です。
京都旅行に行くことになって、「どっか行きたいところはある?」と聞かれ、私が上げた唯一の場所でございました。


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地下鉄の駅を降りて、傘をさしてしばし歩いた先に、ほっと見つけた、写真通りの看板。ドアを開けたら「いらっしゃいませ」と、想像してた通りの温かな声で迎えて下さいました。
こちらの冷えきった身体をわかっておられるのか、「熱い三年番茶がありますよ」と出してくださって。ケーキ付のひるめしセット3人前をお願いしてから、ゆっくりと店内を拝見します。

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といっても、決して広くはない場所なので、椅子についたまま、ぐるりと見渡してしまえるのですが。
ピアノや楽器が置かれた壁、流れる静かなピアノジャズ。その対面には、料理や健康についての本がぎっしりの本棚。ちょうど見たかった本も数冊あって、許可をいただいてから拝見しました。
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ゆったりと本を読んで休ませてもらった後に、それぞれのお盆にのせられて運ばれてきた、「本日のおばんざい」です。
ずっとブログで見るだけで、ただ憧れてきたメニューが幾つも。感動しきって声も出ない私の前で、旦那が早速玄米ご飯から手をつけます。

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そんな彼も、一口噛みしめるなり、思わず、といった風に言いました。
「うわ……さすがプロの味だなあ

口には出さないまでも(だって私が怖いから)、マクロビ食が苦手な彼。白米命で、結婚前は一回に三合飯を食べていたという彼は、特に玄米ご飯に馴染めずに、うちの実家で「玄米がまずいんですよ」とこぼしていたほどでした。
しっかり耳に入ってるんだよこんちくしょう、な感じだったのに、そんな彼が漏らした一言。これにはさすがに驚いて、私も箸をつけてみました。

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東京で行ったカフェでもすでに感動してたのに、これは更に越えたもの。
どうしてあの固い玄米が、ここまでふんわり柔らかく。口に入れると吸い付くように、そしてほどけるように崩れていくんだろう。しかも、玄米が持ってる力強さはそのままで。

ご飯を一口一口ゆっくり運び、合間にお味噌汁をすすります。
大根、玉ねぎ、人参と、身体を温める野菜たっぷりのお味噌汁。抑え目の味噌の味の中に、野菜の甘味がふんわりと溶けています。

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そして、京まくろび・おばんざいの盛り合わせ。
おからのたいたん蓮根酢漬けひじきパスタwith大根葉小蕪風呂吹き柚子味噌かけひろうすかぼちゃ含め煮キャベツ胡麻和え
たった一皿の上に、これでもか、と広がる食材の。言葉も出ない、絶妙の。
その火の通り具合も、歯応えの在り方も。ただ2,3種類であろうと思う味付けだけで、頭から爪先まで染み渡る。

いつもは行儀も悪く、ガツガツと詰め込む早食い男の旦那。「誰もとらないから、ちゃんと噛んで食べなさいっ!」と私に言われ続けてる彼でさえ、さすがのパワーを感じたのか、ゆっくりと噛みしめて味わう姿を見せまして。
心の中で善右衛門さんに、またもや感謝の手を合わせてしまいました。

ですが、ここでもやはり、お嬢も私も、玄米ご飯のみ食べきれず。
下げられるお盆を、申し訳ない気持ちで眺めていたら、「良かったら持ち帰りますか?」と聞いて下さって。ぶんぶんと首を振ったら、あとで手渡して下さった、ラップに丸く包んだご飯。
旅行中で食べられませんが、いいんです。出来立てを食べ切れなくてすみませんが、絶対無駄にはしませんから。


デザートは本日のケーキか、名物の本豆餅を選べるのですが。実は豆餅の方は、すでに実家に取り寄せ済なので、ここはケーキでいきましょう。
飲み物は、旦那と私は有機コーヒー、お嬢は穀物コーヒーを。

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「今日は、りんごとさつまいものケーキです。豆腐クリームがかかってますので、一緒に召し上がって下さい」
持ってきてくださったパウンドケーキは、実に3cmぐらいの厚さがあって。たっぷりとかけられた豆腐クリームは、はっきりと艶がわかる滑らかさですよ。

ぱくっと一口、うーん、美味しい。ごろごろと素朴に入ったりんごの歯応え、程好い甘さ。
マクロビ、と聞くと、イコール甘さ控え目、と思ったりするんですが。実はレシピ次第で、結構な甘さのものもあるんですよね。
それがこちらのケーキは、「このぐらい」と私が思い描く、ちょうどそのレベルの甘さで、しかも生地はふんわりで。
豆腐クリームも、確かに豆腐の味ですが、時間をかけて作っていらっしゃるのが良くわかる舌触りで、これだけで食べても十分な美味しさでございました。

豆乳と甜菜糖が添えられてサーブされたコーヒー。ケーキと一緒に、交互に口に含みながら、最後の一時をまったりと過ごしたのであります。
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いつもブログを拝見してます。
いつも素敵な写真とお言葉、大好きです。
善右衛門さんにお会いしたら、伝えたかった言葉でありますが。
常連さんと仲良くお話しされているご様子、そんなことで邪魔する勇気が出せなくて、とうとう飲み込んだままになってしまいました。

せめても、と口に出した、
「とっても美味しかったです、ありがとうございました!」
との言葉に、
「おおきに」
とにっこり笑って返して下さった善右衛門さん。
来年もますますのご活躍を、海の向こうからお祈り致している次第です。


善右衛門的。カフェ
京都市左京区孫橋町18
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それ以外の食の話題in京都。

・有名な南禅寺の湯豆腐。
 食べたかったのですが、実家が寺で、京都にも縁戚多数の母情報によれば、
 「結構な数の店が、スーパーの150円の豆腐を使ってるらしい」
 とのことだったのでやめました。

・お嬢がガイドブックで見て、行きたいと主張した和菓子屋さん。
 南禅寺の近くだったので、雨の中、懸命に探して辿り着いたら、
 地元駅のデパートに入ってるお店でした。

  菓匠 清閑院

・ホテルの朝食はバイキング形式で、和食・洋食取り揃えたもの。
 昼・夕食のバイキングは絶対元が取れない私ですが、朝食ならまかせておけ。(頼んでない)
 一回に食べたもの一覧は、
   ご飯、納豆、漬物、海苔
   お粥、佃煮、梅干
   出汁巻卵、大根と筍の煮物、鮭
   湯豆腐、味噌汁
   ミニオムレツ、ソーセージ、野菜炒め
   フルーツ、ナタデココ、シリアル、ヨーグルト
   ロールパン、ミニクロワッサン、トースト
   カプチーノ
 あ、どれも少量ずつですよ。いやほんとに。

・でも足りなくて、そのままホテルの向かいにあるスターバックスとかコンビニとか。
 日本のスタバは店員さんが礼儀正しくて、なんかこそばゆい感じがしますな。
 日本オリジナルメニューの、ゆずと西京味噌のパウンド、玄米きなこ小豆スコーンなど。
 幾つか試しましたが、どれも美味しかったです。特にスコーンは良かったなあ。

・嵐山にあった、和風ミニロールサンドのお店。
 ロールケーキの生地に、クリームやフルーツなどを巻いてあります。
 手に持って歩きながら食べるというスタイルで作ってあるせいか、
 若い子達が列をなして買ってました。
 看板の英語表示が、「Roll Sand」となっていたのですが、
 お嬢に言わせると、「巻いた砂」かと思った、だそうですよ。

・そういえば私も看板で、え?と思ったもの。
  「オイ・メン」

 ……丸井のメンズでございました。(「○IMEN」)

・旦那の様子に感動した、マクロビランチでありましたが。
 その夜の夕食に入ったレストランで、肉とか肉とか揚げ物ばっかり注文しやがりまして。
 とがめたら、「昼に野菜いっぱい食べたからいいんだ」なんて抜かしやがり。
 一体彼の身体に、明るい未来はあるんでしょうか。(よよよ)
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by senrufan | 2007-12-30 09:22 | Trackback | Comments(10)
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Commented by まきりん♪ at 2008-01-10 15:03 x
マクロビシリーズもついに京都のお店まで遠征!
しかも写真から伝わってくる健康だけでなく味も考慮したメニューの数々。普段は玄米が苦手な旦那様のお墨付きの玄米ご飯、おばんざいもさることながら一杯頂いてみたくなりましたよ。
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2008-01-10 15:32
なんといいますか、、、読み終えて感じたのは、「京まくろび」のお店の素朴な素晴らしさとともに、そこへの Miyuki さんの思い入れの深さです。ずっと憧れてこられた大切なものを心からの賞賛で綴られた Miyuki さんの文章にむしろ感動。こんなお料理、両親と夫に食べさせてあげたいなぁ。短い京都旅行ですが、頑張って京都プランに組み込んでみます。ありがとうございます。

(京都のスタバのオリジナルメニューに超反応っ)
Commented by Chico at 2008-01-10 16:28 x
明けましておめでとうございます♪
京都、私も昨年の1月に行ってます。
ほんと寒かったです。私の場合は雪でした。(涙)
ほんと美味しい物三昧で、楽しい旅だったようで何より~。
次回は、京マクロビ食べてみたいです♪
Commented by ayumin_moo at 2008-01-10 17:24
う~ん、写真1つ1つにホッとする味が写し出されていて、やっぱり京の味はいいなぁ、と食べてもいないのに感動に浸ってしまいました。
京まくろび、その玄米を食べてみたい!もちもちぷちぷちした食感を想像してしまって、もうガマンできません。。。(今、お箸持ってきます!)

憧れの方と、色々話したいのにタイミングを逃して話せず、でも挨拶だけでも自分に向けて発された言葉が心にこだまする。。。私も同じような経験を幾たびとしているので、悔しさと嬉しさの入り混じった気持ちがよくわかる気がします。(一緒にしてごめんなさい)
ちなみに、私が経験した相手は東京ミッドタウンのパティシエ青木定治さんのお店でご本人をお見かけした時と、元関脇・寺尾を井筒部屋の前で待ち伏せした時です。(いわゆるストーカー)

お母様のご実家がお寺なんですね。うちもオットの母方がお寺さんです。意外な共通点を発見して嬉しい!(私は血がつながっていませんが。。。)
Commented by すれっぢ at 2008-01-11 06:48 x
題名採用、ありがとうございます~(笑)
いや~、いままで食べ物出てこないから変だよな~と感じてたんですよ。
一気に来たか(笑)

京都のおばんざい屋さん、近所に欲しいですね~。日本の外食、一般的には野菜が摂りにくいのに、こういうお店なら野菜もいっぱい、しかも薄味・・・行きたいな~。
Commented by Miyuki at 2008-01-11 10:12 x
*まきりんさん
連続コメントすみません(笑)
まきさんも、普段は玄米ご飯なのですよね。ぜひぜひ召し上がっていただきたいです~。
Commented by Miyuki at 2008-01-11 10:19 x
*shinaさん
えへへ、暑苦しい文章で申し訳ありませぬ。冷えきった体だったからこそ、余計に嬉しく感じたというのもあったんでしょうねえ。
もし行かれることがあれば、ご家族の皆様のお口に合うことをひたすら祈るですよ~。やっぱりそこはマクロビなので、顔をしかめられる方もおられるものなのでねえ……

あ、通じた! 実はあのスコーンを食べながら、shinaさん、これはどうかなあ、なんて思っていたのでありました♪ 京都オリジナルかと思ったら、東京のスタバでも同じものがあって、調べたら全国同じメニューなんですね。なので、今ならどこでも見つかるかな~。
Commented by Miyuki at 2008-01-11 10:22 x
*Chicoさん
あけましておめでとうございます! そして新年早々、停電大変でしたね~(涙) もう完全に大丈夫でしょうか?
1月の雪の京都……本来の姿なんでしょうが、やっぱりそれは辛いですなあ~(ぶるぶる) 次回、もしお時間がありましたら、お試し下さいませ。プロの方のご感想をうかがってみたいであります♪
Commented by Miyuki at 2008-01-11 10:28 x
*ayuminさん
おまけに寒かったもんで、私の「助かった!」という気持ちも出てますでしょ?(笑) ささ、遠慮せずにお箸を持って、京都にレッツゴーですぞ~!(殴)

ああ、わかっていただけて嬉しいです~(うるうる) しかも実物の寺尾を見てしまったら、その場に凍り付いてしまうこと間違いなしです、アタシ。
特に、人気あるとわかってる方って、私ごときが応援の言葉をかけなくとも、と思ってしまうので余計に。善右衛門さんも、常連さんが沢山いらっしゃるご様子だったので、それで私まで嬉しくなってしまって(笑)

おお、またもや共通点発見! 私も、血こそ繋がってますが、全くの無宗教で育てられたので、いまだに仏教のぶの字も良く知りません。それどころか、教会の日曜学校にも行ってたし。結婚式はキリスト教式だったし……
Commented by Miyuki at 2008-01-11 10:31 x
*すれっぢさん
いえいえ、こちらこそイキなタイトル、ありがとうございます! おかげさまで、こんな駄文がワンランクアップ(笑) ふっふっふ、予告通り、食べ物はまとめて報告です~。

すれっぢさんも薄味好みですか? うんうん、確かに近所にあればいいのに、というタイプのお店ですよねえ。おふくろの味が売り物の居酒屋とか。


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