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そうだ、京都行こう。(その1)

【旅行】
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27~29日の二泊三日で出かけたのは、冬の京都でございます。
私達より1週間前から来て、すでに日本で仕事に励んでいた旦那が、大阪から当日合流し、家族3人で回ってまいりました。

天気予報は、28・29日とあいにくの雨。さすがのお天気女の私も勝てず。
しかし幸い初日は、京都の人も「滅多にないぐらい」と言った良い天候。昼過ぎに旦那とホテルで会ってから、そのまま早速繰り出したのは、京都は右京区の嵐山探索でありました。




京都の周り方は色々あります。電車でもバスでも、それなりの人数ならタクシーを一台借り切って、というのも良い手かと。実際、出会ったタクシーの運転手さん達、皆さんに沢山のことを教わりました。

事情は後で書くとして(こればっか)、本当は私の両親も同行するはずだったこの旅行。
2人そろって京都の大学出身で、学生時代の4年間の下宿生活ですっかり京都通の2人に、おんぶに抱っこのつもりでいたものですから、なーーんの下準備もしておりませんで。それが直前になってキャンセルになり、残念なんてもんじゃない。
とりあえず2人が用意してくれていたガイドブックを持参し、新幹線内で目を通してみたものの、そんな付け焼刃が本番で通用するわけなく。
出たとこ勝負・行き当たりばったりの特攻精神で、まずは初日は嵐山。それだけを決めて出かけたのでありました。


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阪急電車で向かった嵐山は、駅を降りるとまず目に入るのが、桂川渡月橋。名物の人力車のお兄さん達が、盛んに客引きに勤しんでます。
天竜寺に向かうべく、景色を楽しみながら渡ります。春なら桜、秋なら紅葉が見事なのでしょうが、いかんせん今は冬。せめて枯れ枝に情緒を求めてみるテスト。
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しかしこの橋の上で、数えて5組のカップルやグループとすれ違ったのですが、
一組として日本語を話してる組はいらっしゃいませんでした。
改めて思う、国際都市・京都。しかし新宿でもそうだったな。

渡ったところから両側は商店街。お嬢が行きたがっていたお店もあって、後で見ようと楽しみにとっておくところ。
しかも、なぜか左側にどーん!とそびえていたのが、ああ、貴女は美空ひばり様……! なぜか美空ひばり記念館でありました。一体何故嵐山……と考える前に、あら、もう閉館だったのね。


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しばし歩いて辿り着いたのは、天竜寺の北門です。世界遺産です。ちなみに京都だけで世界遺産が17箇所あると、タクシーの運転手さんがおっしゃってました。

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ここから天竜寺までの道の左右には、更に幾つかの寺があり、ここでは七福神がそれぞれ祀られているので、七福神巡りをするものもまた一興。
我が家もやってみましたが、その間に交わされた会話が、
「弁財天、ここはお金の神様だ! お嬢、しっかり祈れ!」
「いや違うよ、それは大黒様だろ?」
「え、そっちは食べ物でしょ? あれ、もしかして恵比寿様だった?」
……国宝級の恥さらしですな。つか、親の威厳ぼろぼろだし。


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さて、メインの天竜寺。禅宗は臨済宗、天竜寺派の本山であります。正しくは、霊亀山天竜資聖禅寺。
1339年(歴応2年)、吉野で亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔う為に、足利尊氏が夢窓国師を開山として創建した寺だそう。
1356年(延文1年)を始め、8回もの大火に見舞われており、現存するものは、実は多くが明治期の再建です。

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ここは特に曹源池がある庭園が有名で、1994年(平成6年)に世界遺産に指定されており。予想通り、庭園には国籍も様々な人、人、人。
皆、思い思いに景色を楽しみ、ガイドさんの説明に聞き入っていらっしゃいました。
庭の拝観コースをのんびり歩くも良し、大方丈の縁側から静かに眺めるも良し。
木こそ枯れていますが、それもまた季節の顔。寺を訪れると、大抵の人が無口になるようで、静かな佇まいは崩れることなく、観光客に慰めを与えてくれます。

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拝観コースから外に出ると、そこは見事な竹林。ここから「京都一周コース」と名づけられた散歩道が続いています。
恐らく、これを本当に全部辿れば、足で京都一周ができるんだろうなあ。やりたくないけど。
京都のあちこちに、その看板表示がありました。確かに土地は繋がってる。

ここからゆっくり、あの寺、このお店と、あちこち探索しながら戻っていったのでありました。

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【買い物】
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お嬢が嵐山で行きたい店がある、とネットで見つけたのが、ちりめん細工のお店。
あっさりと見つかって入ってみれば、「女の子の世界!」と全身で主張しているような、可愛らしい商品がずらりと並んでおりました。
女の子商品には普段見向きもしない彼女ですが、こういう小物類は大好きなんですな。

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いま流行りの風呂敷やバッグは勿論、ミニミニサイズのお弁当や雛人形、アクセサリー、おままごと用かと思われる野菜や果物、動物、置物の数々。全く見てて飽きません。

ここで、学校の友達や先生へのお土産をせっせと選んだお嬢。
しかし肝心の自分へは何も買わず。「写真があればいいから」って、せっかくなんだから一つぐらい、なあ。
相変わらず、物欲のないこと甚だしく。加えて、相変わらず地味好みで、選ぶ品々のぢみさに眩暈を覚え、
「アンタは良くても、相手はこれじゃつまんないってば!」
「それって、アメリカ人が趣味が悪いってバカにしてるの!?」
と、店の中で何回もやり合った母子でありました。ああああ京都に来てまでみっともない……っ!


嵐山ちりめん細工館 嵐山本店
京都市右京区嵯峨天龍寺造路町19-2

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京都で女性向けといえば、よーじやははずせません。
懐かしいなあ、ここのあぶらとり紙。OLの頃は、皆がもらったら喜ぶお土産の一つでありました。今では拭き取るあぶらも出ないこの肌。(遠い目)

はっきり言ってこのお店、京都中に何軒あるの、って呆れるぐらいにあちこちあります。
カフェを併設しているところもあり、むしろそっちに惹かれるぞ。

しかしまたまたこおゆうバスグッズ製品が大好きなお嬢は、嬉々として商品の間を回り、全ての石鹸類の香りを嗅いで、2つほど買いました。
「顔洗う専用にする」んだそうですよ。にきびも少ししか出ない、つるつる肌のくせに。(実は羨ましい)


よーじや 嵯峨野嵐山店
京都市右京区嵯峨天龍寺立石町2-13



食べ物編は、後日まとめて記録予定。
by senrufan | 2007-12-27 10:52


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