「ほっ」と。キャンペーン

一目で掴めるものなどは

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お馴染みのグローサリーストアの、ストアブランド商品。
こちらでも珍しくなくなってきたわさび味、あられになっての登場です。


ちなみに、”男”という商品はまだ見てません。


* * * * *

【レストラン】
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地元市のダウンタウンで、友達2人と一緒にランチして。
でも一人が急用で、慌しく帰らなきゃいけなかったので、ちょっと残念な幕切れ。
また近いうちにゆっくり会おうと言いながら、もう一人と私が向かったのは、一軒のカフェ。



いまだ入ったことはなかったけれど、実は地元では結構な人気のところらしく。レストランの人気投票になると、カフェ部門で必ず1~2位を争うところで、私も名前だけは知っていたの。
ちょうどいいから、今日一緒に行ってみよう。

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ランチ時だったせいか、中と外に結構な数があるテーブルは、ほとんどが埋まってた。フリーのWifiサービスもあるようで、食べながらPCに向かってる一人客もぱらぱらと。
この辺りのお店は大体そうだけど、入口は狭そうでも、縦に長い奥行きの造り。特にこの店の奥のエリアは暖炉もあって、見るからに居心地良さそうな。


壁にあるメニューをざっと見ると、サンドイッチとクレープ、サラダがあって。食事している人のお皿を見ると、かなりのボリュームのランチ。
そしてガラスのショーケースの中は、色とりどりのケーキ類とペストリー。
どこでも必ず私がチェックするプレーンクロワッサンは、残念ながら売り切れらしく。アーモンドとチョコのはあったけど。しかしまたこれで、試したい候補が増えちゃった。

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Triple Chocolate Cakeを1つオーダーして、友達と一緒に半分こ。
ダーク、ミルク、ホワイトの三段重ねのチョコケーキは、どの部分をとっても滑らかで、見かけはそれなりの大きさのわりに、私でも問題なく半分食べきれるほどの甘さ。
頼んだラテが苦味が強い仕上がりで、ケーキとばっちり合うのが嬉しい。スタバのラテは、薄くてあまり好きじゃないんだよね。これぐらいのコクがありがたい。
逆に友達が頼んだモカは、これまたたっぷりのカカオ風味で、甘いのを重ねて失敗、と撃沈してた。

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外の空気を味わう場所と。騒がしくも、落とした明りの中で、心置きなくおしゃべりに興じられる場所と。外からの光を持ちながら、ゆったりと背もたれにもたれてくつろぐ場所と。
気分次第で座るテーブルを変えて、エリアを選んで、その日の自分をバックアップする。そんなことができる店、と思う。


帰宅してからHPを見てみたら、ベネズエラのコーヒーとカカオをメインとしているらしい。道理であの苦味とコク、と納得。
それからサンドイッチ用に用意されているらしい、arepasという、やはりベネズエラのコーンミール・グリッツ。これにはかなり惹かれるよ。

次回はここで、arepasサンドとクロワッサン。(決意表明)
あ、でもクレープも捨てがたいー。


Coupa Café
538 Ramona Street
Palo Alto, CA 94301

* * * * *

【個人的事情】
美味しいケーキを味わいながらも、友人と一番深く語り合った話題は暗いもの。


先月の30日に、私達の近所で、悲惨な事件が起きたんだ。
うちの学区には高校が2つあるのだけど、そのうちの我々の長女が来年行く予定の高校、そっちに通う女の子。
男に襲われて車に連れ込まれ、暴行を受けた後、そのままさらわれていくところを、何とか途中で逃げ出したのだ。

ハロウィンの前日だったこともあり、市内の各家庭に警察からの警告メッセージが伝達され、翌日の朝には、各学校でも注意を呼びかけるメッセージが発せられた。
その夜、近所周りをする子供達に、どうか離れないように・常に一緒に行動するように、と言い聞かせるこちらの気持ちは、不安と心配と、何よりもその女の子とご家族の痛みに対しての、いてもたってもいられないもので。
女性にとっては殺人以上のその行為に、ぎりぎりと噛みしめる歯に痛みを覚えるほどに。


数日たって、犯人は無事捕まった。元々目をつけていたパトロール警官のお手柄もあり、女の子からの情報を元に、即特定できたという。
黒人の20代前半の男性で、やはりこの学区のもう一つの高校の卒業生だった。


メディアで報じられたニュースは、当初あちこちと情報が落ち着かず。どうやらこういうことらしい、という内容を、今日友達と確認し合ったところでは。

被害者の女の子は、まだ米国に来て間もない、韓国からの子で。高校の近所に建つ、セキュリティはしっかりしていると公言されているアパートの住人で。
授業を終えて、自転車でアパートまで帰ってきて、駐輪場に停めているところで襲われたらしい。
まだ3時過ぎの明るい中、学生も大勢通る中で、そんなことが待ち受けているなんて、一体誰が思うだろう。

頭を何度も殴られてふらふらになったところを、自分の車に連れ込んで暴行し、彼女をのせたままその場を離れ。2つほど隣の市で、信号待ちの隙に、彼女は自力で逃げ出した。
道路で彼女を助けた男性は、自分の車にのせて、まずは近くの自分の義母の家に向かい、警察にも即連絡したという。男性によると、彼女は半狂乱で「Go faster!」と叫び続けたが、後に続いたのが韓国語だったので、何を言っているかはわからなかったと述べていた。

異国に来たばかりで。言葉もまだよくわからない状態で。
あの頃の、地に足をつけられない心細い日々を、私達の多くが身を持って知っている。
そんな時にふりかかった、と考えるだけで、計り知れない怒りと、全身が冷え切るほどの悲しみが襲ってくる。


ちょうど今日の前日が、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されて30年経った日であって。
めぐみさんが中1・13歳の11月15日、41歳のお母さん・早紀江さんの手元から攫われて、現在早紀江さんは71歳でいらっしゃる。
この年齢が全て、お嬢と私の母と私の、現在の年齢に当たるのだ、とニュースを聞きながら知った。それはまた、今日会って話した友人にも、共通することであったので。

今の私の場所から、娘が突然いなくなり、待ち続けた年月を経て、今の母の姿になる。
今まででさえ、平常心で耳にすることが難しいニュースであったものが、更に現実味を帯びてのしかかる。


今回の犯人を捕まえた警官が、こんな言葉を言っていた。
「誘拐は親にとって、起こり得る中での最悪の悪夢だ」
その悪夢を、30年間見続けている人達がここにいる。
その間、ずっと正気を保ってこられたことだけでも、すでに奇跡の一つと思える。

「子供を持つことは、楽しいことも勿論あるけど、辛いことの方がずっと多い」
母が以前にそう言って、私に子供を持たないようにと望んだことがある。その子供の目の前で何を、と呆れながらも、理性的には頷けるものが沢山あって。
結果、一人ではあっても子供を持つ身になって、やはりこの言葉を否定する気は更々ない。
どう思われようとも、子育てには辛いことも紛れもなくあるので。楽しさも嬉しさもあるけれど、悲しいこと・やり切れないことも、同時に数知れず味わうので。
その中には、こんな恐怖だって、掘り下げれば厳然と存在する。


いつも明るい場所にいたいけど。その分、どこかで誰かが影を負っている。
そのことを常に心に留めて、ふとした折に祈ること。それは決して日々の歩みを止めること、現実から目をそむけることとイコールではない、と信じている。
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by senrufan | 2007-11-16 13:22 | Trackback | Comments(12)
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Commented by ayumin_moo at 2007-11-20 17:08
>気分次第で座るテーブルを変えて、エリアを選んで、その日の自分をバックアップする。そんなことができる店
こういう場所って、とっても大事ですよね。自分の家も落ち着くけれど、外にそういう場所を持つと、自分を客観的に見られるような、何か違った考え方をできるような、そんな気がします。
しっくりと心に馴染むカフェを見つけると、本当に嬉しくなっちゃいます。

それから、事件の話、耳をふさぎたい話題だけれど、しっかり直視する勇気も必要ですね。
実は、私は前職がこういう事件と関係する仕事でした。そして、私はこうした暴行を「心の殺人」と考え、最も重いものと受け止めていました。
仕事ですから冷静でいなくてはいけませんが、特に10代前半の子が被害に遭ったときは、話を聞くのも辛くて辛くて仕方がありませんでした。
親にしてみたら、犯人を憎むなんてものでは治まりません。

私はまだ子供がいませんが、いつか絶対欲しいと思っています。でも、親になるには色んな意味で覚悟と勇気が必要ですね。
まあ、最終的にはコウノトリにおまかせしますが。
(なんて、純情ぶってみたりして。)

気づいたらすごい長文!失礼いたしました。
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2007-11-21 01:03
私もこの暴行事件のニュース、TVで見た瞬間絶句していました。渡米直後の韓国人の女の子だったとは。しかも相手は、慣れ親しんだ祖国ではあまり見かけないであろう、恐怖心をあおらざるを得ない黒人の男。想像を絶します。もし自分の子供だったら?

私、根がネガティブな人間で、育児の大変さやこういった悪夢を見聞きすると、子供はいないくてもいいんじゃ、、、って思ってしまいます。(夫には言えませんけど。)子供を持つことの素晴らしさを Miyuki さんにとつとつと語って頂かなくては(苦笑)。それにしても、実の子供に「子供は持たないほうがいい」と語ったお母様、すごいですね。。
Commented by まきりん♪ at 2007-11-21 07:14 x
おお、スィーツの美味しそうなこと!
ラテの泡の部分に絵を描くの、技術がいるんだってね。

この暴行事件は住民、特に学童を持つ家庭には大きなインパクトを与えたことでしょうね。被害者の心身の傷を考えると、加害者の心無い行動に怒りを感じ得ません。

親になるというのは大いなる決断であると感じます。
「子供を持つことは、楽しいことも勿論あるけど、辛いことの方がずっと多い」という親の本音を娘に正直に語ったお母様の偉大さに胸が打たれました。

カウンセリングでは「子供なんて持たなきゃよかった」「子供さえいなければ自分の人生はらくなのに」などという親の苦しみに満ちた言葉もよく聞かれるようです。親だって人間だから子供を持つ重荷に耐えかねることもあるでしょうね。

でも、親になることを決断した人にしか分からない素晴らしい体験もあるのですよね。そう考えると、人生はいいとこどりなんてないんだな。どんな選択も長所短所を含めた抱き合わせなのだと認めざるを得ないですね。
Commented by すれっぢ at 2007-11-21 07:41 x
わさび・ライスクラッカーで「女」・・・確かにワサビがツーンと来るように
泣かされておりますな~。え、違う??

Miyukiさんの住んでいらっしゃるとこでもそのような犯罪があるの
ですね。バンクーバーでも数年前、韓国からの留学生が襲われ、
頭を強打されたせいで、一生車椅子生活になってしまうという、悲惨な
事件がありました。

確か犯人が捕まったと思いますが、カナダは死刑制度なし。ライフセンテンスと言っても25年で仮釈放の申請ができるシステムです。被害者の
心情から言ったら、許せないだろうな~と思うのですが。人道主義国家も
いいですが、犯罪者の権利まで守る必要があるのか???です。
Commented by Miyuki at 2007-11-21 13:17 x
*ayuminさん
おっしゃる通り~! 外に居場所を確保というのはいいですよねえ。しかもそれが、美味しいものが楽しめるカフェであれば余計に♪

なんと、こういうことと接しなければいけないお仕事でいらっしゃいましたか。それはほんとに頭が下がる思いです。計り知れないストレスへの忍耐力、そして心の強さがなければできないこと。いつかゆっくりお話をうかがいたいです~。

うんうん、結局コウノトリまかせが一番いいんですよ。私はなまじ持つ前に考える時間があったせいで、色々と……でも来てしまえば覚悟ができる! ましてやそういうお仕事でがんばってらっしゃったayuminさんなら、絶対大丈夫だわ。
Commented by Miyuki at 2007-11-21 13:23 x
*shinaさん
本当に、想像を絶する、正にその一言に尽きますね。どれだけその身になってみようと思ったところで、彼女が立ってしまった位置まではとても行けなくて。今はただ、少しずつでも彼女が癒されていくことを祈るばかりです。

子供を持つ・持たないが選択の範囲に入っているのは、大事なことだと思うです。私もいろんな後輩に、子供を持つべきかどうかとよく相談されましたが、そのたびに、それぞれの人生の良さ・辛さを色々と話しあってきました。どちらになるにせよ、それは必ず換え難い嬉しさがあるはずですもんね~。そう、母は偉大でした(笑) 彼女は私に、一生キャリアでいることを望んでたんですよねえ。(しみじみ)
Commented by Miyuki at 2007-11-21 13:27 x
*まきりんさん
先日見たバリスタ世界選手権で、ミッキーマウスの絵を描いた日本代表、かっこよかったですよ~。

そしてううう、さすがまきりんさんです~~(じ~~ん) 一言一言に、大きく頷きまくってしまいましたあ。人生、2つ3つ生きてみて試してから、「これに決めた!」とできれば、どんなにいいかと思いますが。同時に、そうできたところで、「あれはAがいいし、これはBがいいし」で悩むんだろうなあ、とも思います。結局はそこで、どれだけ足をつけて生きていけるかの自分次第なんですねえ。
Commented by Miyuki at 2007-11-21 13:30 x
*すれっぢさん
そうそう、そういうイメージで「女」なんかなー、とは思うんですが、だったら男は?というのが、ヒジョーに気になるところでございます。唐辛子? マスタード? ハラペーニョ?

バンクーバーのその事件、涙でございます……なんと悲惨な。そして死刑はないんですか~。米国は州によりますが、うーん、それは被害者側にとっては、ツライものでありますねえ。人権という言葉をふりかざそうがなんだろうが、やってはいけないことはやってはいけない。それがどこまで理解されてるんでしょうね。
Commented by peartree22 at 2007-11-21 16:33
こうしたカフェがやはりまだまだ少ない(東京にはあるかもしれませんが)なぁと残念に思うのです。まぁ今は”じっとできるのが30分”という娘と一緒ではこういうカフェはまだ無理かと思いますが(笑)。

近所で起こった事件。本当に誘拐事件とか暴行事件はどんなにその被害者、家族に傷を残すことでしょうか!その子がなんとか逃げられたということは本当に良かったけれども、今後その傷、恐怖を抱えて過ごさなければならないことを思うとなんとも言えません。
そして、横田めぐみさんのこと。私も娘の母となり、ちょうど先日は母と話をしたばかりでした。私の実家の町内には別な拉致被害者のご実家があり、お父様はとうとう娘に会うことなくこの世を去られたので、なおさら身近な思いがあります。止まってしまった年月、でも動いてそしてただただ娘を取り戻したいという思いで生きてこられた年月の重さを考えると、本当にここ数年進展しないこの問題には歯軋りするばかり。
Miyukiさんのおっしゃるように、日向ばかりを歩いていたいけれども、もし今、日向であったらそうでない人のことに思いを馳せ、せめて祈りたいものですね。
Commented by Miyuki at 2007-11-22 13:09 x
*ちゃんさま
あと、日本には場所の問題もありますよねえ。なかなかゆったりと広いスペースを用意できるとこがね。

ほんとにその通りで……命が無事だったことをまず喜ぶべきなんでしょうが、これから生きていく上での彼女の闘いを思うと。
ご近所に被害者の方の実家が! それはより一層身に迫って考えますね~。「命には限りがあるんです」と横田さんも訴えられていましたが、その言葉が日に日に重くなる30年目、正に歯軋りしてもしたりませんね。祈るばかりの我が身の不甲斐なさ、ですが、せめてそれぐらいは、とも思うのです。
Commented by しーら at 2007-11-22 15:42 x
渡米して間もない時って危ないんですねぇ。
きっと不慣れな様子が伝わってしまうのですね。
実は、親しい友人のお嬢さんが、ハワイ州で同様の被害に遭われたらしいんです。
彼女のタフさや明るさ、それと時間の経過で心が癒えることを願うばかりです。
Commented by Miyuki at 2007-11-23 01:22 x
*しーらさん
な、なんと、ご友人のお嬢様が!? ……言葉もありません。ご両親もさぞかしお辛い日々でしょうね。しーらさんがそばにいられればいいのにね……


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