念願かなったその味は

Peace Day (Ivory Coast)
Proclamation of the Republic (Brazil)


栗・栗・栗~♪、と続きましたが、実はこちらでも年々使われるようになっている感じが。
和栗とは違う種類の栗ですが、生や缶詰、ローストした栗の瓶詰めなどが売られるようになり、特に感謝祭を目の前にした昨今、「七面鳥と一緒に焼きましょう!」みたいなレシピを見かけたりします。

検索してみても、おお美味そう!というレシピが色々と。
栗のスフレやパイといったデザートもあり、ヌードルのソースにしたり、炒め物も焼き物もバラエティに富んでますぞ。来年の課題としたいところ。


そんな中、ローカル・グローサリーストアの冊子にのっていた、「栗の基本的な料理法」をメモっておくです。

1. 底に×印の切り込みを入れ、230℃のオーブンで20分程焼く。冷ましてから殻を剥く。

2. 甘くない栗をスープストックで柔らかくなるまで煮て、ピューレ状にし、好みのスープに加えれば、更にリッチでクリーミーな味わい

3. 茹でて刻んだ栗を、バター、ガーリック、ワインでソテーし、火を通した芽キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・スイートポテトなどと和える

4. 調理済の栗300gと砂糖1カップ、水2カップを鍋に入れ、ほとんど水分がなくなるまで煮てからピューレ状にし、バニラかアーモンドエッセンスを加える。パンプキンブレッドと刻んだドライクランベリーと一緒に順にグラスに入れ、パフェを作る

* * * * *

【パン作り】
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三人でスタートしたパン教室のコース。
一人が帰国し、一人が加わって、今日はもう一人のメンバーの最後の日だよ。来月帰国なんだって……



そんな彼女がどうしても習っておきたいとリクエストしたのが、かのクロワッサン
聞いた時は、うわあどうしようダイジョブかー!とパニックしたよ。だってうちのグループ、麺棒使いがネックのグループ。それでアレが出来るんか。
でももうこうなったら、ぐっと腹を括るしか。


内心、半泣きの気分で参加した今日のクラス。クロワッサンとお別れと。
しかしそこはさすがの先生、まずは難関のバターシートは作っておいて下さったし、生地も一次発酵のタイミングをばっちり合わせて下さった。
これでできないなんて言ったらバチが当たります。言ったけど(殴)

「これはパンじゃなくて、お菓子よね」
との先生のお言葉通り、要はパイ生地を作るのと似た作業であって。ということは逆に言えば、出来上がったものがパンの仕上がりだったら、それはクロワッサンとしては失格ということになるんだな。

どういうことかというと、生地とバターシートを重ねては伸ばし、折り畳んでは伸ばし、と繰り返していくのだけど。
その生地がバターと馴染んでしまったり、生地だけを伸ばしてしまったり、ということがあれば、生地の層がきれいに積み重なっていかないわけで。
結果、ただのバターが多いパン、ということにもなりかねないのだね。

腰が引けてても、上手く作りたい気持ちは本物。皆でしこしこと麺棒と格闘。
というか、私はすでに他の人の作業を見る余裕さえもなかったよ……ほんとは作業の各段階を、カメラに収めておきたかったんだけど。始終粉だらけの手じゃ、どうしようもなかったの。

最後に長~い長方形に伸ばした後は、定規でもって線をつけていくんだよ。その線にそってピザカッターで切って、くるくると巻いて、ちょこっと三日月形になるように。
卵を塗って乾かして、あとはオーブンの神に祈るのみ。


平行して作ったのが、ブリオッシュ・ブリーというパン。
なんとも贅沢に、大量のブリーチーズをパン生地で包むんだ。

これはクロワッサンと違って、工程自体はかなり楽。但し、一次発酵が冷蔵庫の中で一晩置く、というものだったりして、時間はかなりかかるんだ。
ひんやりと手に冷たい生地を扱うのは初めてだったけど、なかなか扱いやすくて良い感じ。
チーズを包んで丸型にして、上には格子模様をつけて。

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焼き上がったよ、苦心の作。自分達の手によるクロワッサン。そして真ん丸のブリオッシュ。

ほかほかクロワッサンを1つ手に持って、指でそっとちぎってみる。あ、良かった、ちゃんと層になっているのが目でもわかるよ。
口に入れればさくっ、と心地よい歯ざわり。

クロワッサン探索を続けて、随分あちこちのクロワッサンを食べてきたけれど、自家製はまた全然質が違う。
お店で売られているもののような何層もの生地は作れないし、焼き上がりの表面も、あそこまでパリッとはいかないし。
でもなんというか、ふっくらとしたおとなしい生地と、バターの控え目な香りと。主張しすぎない「おうちぱん」の良さを、しみじみと感じられる味というか。
市販のものとは別個として、ふっ、と時々繰り返して食べたくなる。そんな優しさが心地よい。

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ブリオッシュ・ブリーは、先生にナイフを入れていただいて。中から現れたのは、とろ~りと柔らかくなったチーズの海。

チーズの量に圧倒されて、パンの存在がおまけになってしまいそうだけど、砂糖多めの甘いブリオッシュが、確かに良いアクセントになっていて。チーズのしょっぱさだけじゃない、クセのある味だけじゃない、オードブルよりは食事向きなこれも、またとても美味しくて。
これは例えば、よそのお宅への手土産によろしいかと。前日から生地を仕込んでおいて、当日焼き立てのを持って行く、というのが望ましいパターンかと。

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試食タイムでは、いつも通りにはずんだおしゃべり。
彼女の帰国前後の支度とか。もう一人はなんと、2人目のおめでたとか(歓喜)
別れは寂しいけれど、入れ替わり立ち替わり確実に訪れては、新しく積み重なっていく出来事に。
取り紛れては癒されて、いつか底に沈んでいって。でも忘れた頃に浮かんでくる。その流れだけは途切れることなく。


ようやく垣間見えたクロワッサンの裏側。ほんとはこれを元にもう一回、目をつけたベーカリーのクロワッサンを、食べて周れたらいいんだけどなあ。

と思いながらも、今日食べたパンのカロリーを考えるといてもたってもいられなくて、帰宅するなりウォーキング&筋肉運動に、がむしゃらに邁進したのでありました。(暗転)
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by senrufan | 2007-11-15 11:44 | Trackback | Comments(11)
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Commented by すれっぢ at 2007-11-18 23:59 x
Miyukiさん手作りのクロワッサン。食べたいな~(こればっかりですいません)その「主張しすぎない「おうちぱん」の良さ」を是非味わいたいです~。
出張サービス希望!!!
Commented by kiyo at 2007-11-19 12:55 x
おお、すごい組み合わせ。すっごくカロリーの多い日でしたね~。でもとってもおいしそーな出来上がり!わたしもブリオッシュ・ブリーは逃していて、一度は習っておきたいなーというものなんですが。普段の食事パンというよりはお出かけ用のパンですよね♪
そして、とうとうクロワッサンを作ったのですね。お疲れ様でしたー。
Commented by まきりん♪ at 2007-11-19 13:25 x
家でクロワッサンを焼くというのは夢のような話ですね~
苦労の甲斐あって、とても可愛く写っていますよ、「おうちぱん」のクロワッサン。
ブリオッシュ・ブリーの流れ出てきたチーズに大歓声が上がったことでしょうね!これはワインなど一緒に頂きたい逸品ですね。

Commented by Miyuki at 2007-11-19 13:39 x
*すれっぢさん
いやいや、こちらこそいつも似たような記事ばっかりで、申し訳ないです~(平謝り) ネギ焼きと引き換えなら出張……と言いたいところですが、果たして家でクロワッサンを一人で焼くことがあるのか自分(大いに疑問)
Commented by Miyuki at 2007-11-19 13:41 x
*kiyoちゃん
そなの、きっと恐ろしいカロリー数だよね~(蒼白)と思ったので、どちらも試食分、残して持ち帰りました。しかし、とうとう作ったよ師匠……!(感涙)
あ、習ってなかったのね。だったら参加してほしかったー。うん、確かにお出かけ用だよね、これ。
Commented by Miyuki at 2007-11-19 13:43 x
*まきりんさん
ほんとに夢みたいですよね! だからきっと夢のまま終わるような気が(殴)
日本式のクロワッサンは、こちらのでっかいものを見慣れた身には、尚更可愛く映りました(笑) ワインとブリオッシュ・ブリーがあって、そこに気の置けない友人達がいれば、他には何もいりませんね~。
Commented by peartree22 at 2007-11-19 14:58
手作りクロワッサンの”ふっと繰り返して食べたくなる”その感じ、体験してみたくなりました。私は元々不器用なので(たぶんMiyukiさんの数倍いえ、無限大も)いつも食パン・丸パン以外は手を出さないのですが。
工程を読むと、まさにパイに似てますね。1晩寝かせるというのもなるほど。きっと伸ばす工程も時間と室温との戦いでしょうか!?
こうなると人造大理石ののし台をアメリカで買っておけばよかったと悔やみます(パイを作るときも、こたつテーブルにラップではやはり・・涙)。
ブリオッシュ・ブリーは、もうチーズ好きにはたまらんです。はい。
Commented by peartree22 at 2007-11-19 15:00
わー、上のコメント、大変失礼してますね!ごめんなさい。
私はいつもMiyukiさんの作品(パンやお菓子)を見てますが、Miyukiさんご本人はおっしゃってますが、私から見ると絶対に不器用ではないと思います。
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2007-11-19 17:12
・・・見てはいけない。読んではいけない。食べたくなるぅぅぅぅーーー(涙)

パンは大好きなのですよ。でも、本当にバカの一つ覚えのように食べ過ぎてしまうので、うちでは決して作れません。Miyuki さんのように美味しくできるとも限らないし。あ、でも、車を飛ばしてGOー♪で買い求めるのは別腹ですー♪なんて都合のいい。。

私もここ3日間は、飲んで食べて、体重的にはある意味悪夢のような週末でした。歩きます。。。(涙)
Commented by Miyuki at 2007-11-20 13:01 x
*ちゃんさま
え、え、どこも全然、全く失礼のカケラもないですぞ! ダイジョブ!(どーん!)
私こそ、人様の何倍も不器用を名乗ってはばからない自覚がある分(事実だ)、パイには今まで手を出したことがなかったのですよ~。そう、おっしゃる通り、室温と時間。寒くなるまではクロワッサンは無理ということで、ぎりぎり11月まで待ったのですが、たまたまこの日は暖かかったので、バターがゆるくて(涙) そうか、大理石はこおゆう時の対策でもあるんですねえ、なるほど~。
チーズ好きな貴女に捧げる、ブリオッシュ・ブリーでございます♪
Commented by Miyuki at 2007-11-20 13:08 x
*shinaさん
そうおっしゃらず、見て見て~♪ なんつって(笑)

私も私も! ほんとは粉物も控えていかなきゃいけないのに、パンはとてもやめられません! 朝に食べる量はかなりのモンです。市販のパンに満足されていれば、作る必要はないですよ~。こちらでパンを習う日本人の方って、動機が「アメリカのパンがまずいから」だったりするのでね。

うーむ、そしてサンクスギビングの週末が控えておりますな。お互いがんばりま……っっ!!(涙ながらに絶句)


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