歴史と前進の混沌に

Independence Day (U.S.A.)


悩んだ末に買ったワッフル&ホットサンドメーカー。今のところ、朝食にお役立ちで嬉しいです。
今はまだ「仲良くなろうよ期間」なので、また改めてちゃんと紹介するとして、とりあえずワッフルを色々配合を変えて試してます。

今日は独立記念日の祝日で時間があったので、卵を卵黄と卵白に分け、卵白を角が立つぐらいしっかり泡立ててから、他の材料とさっくりと混ぜるという、シフォンケーキみたいなことをやってみました。たまにしかやる気はないですが。
外はさくさく、中はふんわりで、今までで一番家族に好評だったかも。滅多にやる気はないですが。

思わず調子にのって、こんなことして遊んでみました。
朝から祝おう、アメリカの誕生日。
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でもこんな大間違いの飾り付けに誰も気づかなかった我が家、本当にこの国にいる資格があるんでしょうか。いや全く、最低な奴らですな。(他人事のように)

* * * * *

【イベント】
独立記念日といえばお祭り日。
朝はコミュニティセンターのPancake Breakfastで明け、昼はパレードやセールやアクティビティ、そして夜は花火で暮れる。



今年の我が家は、数年前に行ったコンサート&花火のイベントを再訪してみたよ。
まだお嬢が幼かったので、せっかくのオーケストラの生演奏もあまり楽しめなかったんだよね。
でもバンド大好きな今は、部屋でも車でもラジオのクラシック番組をつけっぱなしにしているぐらいなので、楽しめるんじゃなかろうか。

会場は屋外のコンサートシアター。
客席と芝生席の2種類あって、芝生席では敷物やr椅子を持参するのだよ。そこで皆、飲んだり食べたりするから、ちょっとしたピクニック気分だよね。


8時開演で、会場に着いたのは7時15分ごろ。食べ物屋台、フェイスペインティング、マジックショーなどですでに盛り上がってる。
そしてそんな屋台群の一角がなんというか、商品売り込みの為の試食ブース、のような形になっていて。ドレッシングやサルサ、クッキーにマスタード、いろんなものが並べられてて、どれを食べてもどれを取っても無料なの。
しかしまあ、ここで日本人としては遠慮してしまうというか、少なくともいらないものは、くれると言ってももらわないわけだけど。

片や、当然のようにダンボールを抱えて歩き回っては、片っ端からすんごい数をどこどこと入れて持ち帰るという、強い強い人達もいらっしゃるわけで。

しかもコンサート時間が近づいて、屋台を閉める時間になってくると、屋台主の方々はできるだけはかして帰るべく、今までボトルからちっちゃなカップに注いでたヴィネガーも、お皿に少量ずつ入れてたサルサの試食用のチップスの大袋も、そのまま全部大放出。
前を歩くだけで、大袋や瓶を何本も渡されそうになっちゃって。でも食べないとわかってるものをもらっても、捨てるだけで申し訳ないからほとんど断って、だけどアーモンドクッキーはちゃっかり2箱せしめて、いらないといってるのに旦那はピーチソースの大瓶を受けとっちゃって、その横で私の分までかっさらうダンボール持参おばさま方が更に生き生き。

これも、アメリカという国の。

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さて本日は、San Fransisco Symphonyによるコンサート。
カリフォルニアはサンフランシスコを拠点とし、小澤征爾も一時期音楽監督を努めたという歴史あり。

今年のテーマは「The Best of Broadway」。ブロードウェイの有名ミュージカルの音楽を集め、ボーカリストも3人共演。これは楽しいコンサートになりそうで、のっけからわくわくだ。

開演時間がきて、指揮者のFleischer氏が指揮台に上がり、最初の挨拶。
「今日はサンノゼの皆様にとっては素晴しい独立記念日になりましたね。ここ出身のチェスナット氏が、見事にホットドック早食い大会で優勝したわけですから!」
客席の皆さんは大拍手。私達だけ下向き親指。

挨拶を終えた彼がオーケストラに向き合う。振り出された指に合わせて始まった曲は、合衆国の国歌である「The Star-Spangled Banner」。
指揮者は何も言わなかったけれど、2小節目には会場のほぼ全員が起立、脱帽。胸に手を当て、歌詞を口ずさむ。

国歌にも国旗にも、そういう礼を尽くしてのぞむのが当たり前。
そうでない国というのは、一体世界にどれだけあるか。

これもまた、アメリカという国の。
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参加したボーカリストは3人。
無学な私は彼らがどれほどの歌手かは全然わからないのだけど、紹介によれば、それぞれブロードウェイのミュージカル、「オペラ座の怪人」や「アイーダ」などで、タイトルロールをつとめているほどらしい。

そんな彼らの生声で聴ける歌のすばらしいこと! オーケストラの華やかなこと!
「美女と野獣」、「サウンド・オブ・ミュージック」、「オズ」、「コーラス・ライン」などなど、次々と繰り広げられるは、私も知ってる名曲ばかり。
口ずさみながら体がはずむのを止められず、お嬢と一緒にノリまくり。周囲のお客さんもノリまくり。
旦那は嬉しそうに、
「久しぶりにまともな演奏を聴けて嬉しい」
と言っていた。
そうだねえ、最近行くコンサートって、お嬢の学校コンサートばっかりだったもんね。(しみじみ)

「パリのアメリカ人」と「ドリーム・ガールズ」では、舞台後方に3つ設置されたスクリーンいっぱいに、映画のシーンの上映付。映画とオケのコラボだよ。
大好きなジーン・ケリーのダンスと、見事な歌声のビヨンセ達。なんと贅沢な共演だ。

そして最後に、「オペラ座の怪人」で主役をつとめた2人が、生でかの有名なシーンを歌い上げ。

「Sing for me!」

屋外会場なのに、端から端まで声が響き渡って、拡散することなく濃いままで。
興奮しきって、「来てよかった!」と連発するお嬢に、私も何度も頷いたよ。
全てが米国産ではないけれど、それでもこれだけのエンターテイメントを創り上げてきたという証。

これもまた、アメリカという国の。
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最高潮に達したところで、クライマックスは花火だよ。
「スター・ウォーズのテーマ」に始まり、第二の国歌である「America the Beautiful」が続き、そして「威風堂々」で演奏をしめくくる。
その間中、空に踊るは赤に青に緑に黄色。光と色彩と激しい音。絶えず上がり続ける観客の歓声。

でも「America the Beautiful」が流れると。
やっぱり帽子を脱いで、目は空の絵画に据えながら、確かに歌う人達がいて。その肌は白いとは限らなくて。
そんな場所に、否定しきれない異邦人の心情で立ちすくみ、しかし誕生を祝う気持ちに偽りはなく。

これもまた、アメリカという国でこそ見られる光景であると。
投げかけられる光の中で思うのだ。


Happy Birthday, America.
批判も賞賛も全てのみこんで、あなたという国が生まれて、今ここに在るという事実を思います。
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by senrufan | 2007-07-04 14:58 | Trackback | Comments(4)
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Commented by すれっぢ at 2007-07-06 22:36 x
いいインディペンデントデーの催しですね~!!愛国主義者ではありませんが、日本はひね曲がっちゃって大変ですもんね。

ワッフルマシン羨ましい!!焼きたての大好きなんですが、ホテルの朝食とかで、自分で焼ける時を楽しみに生きています。ご覧になったかと思いますが・・・(笑)
Commented by あつゆき at 2007-07-07 00:55 x
うーん、こういうところに行くと気持ちも盛り上がるだろうな。
私もいきたーい。
細かい情報、今度ゆっくりおしえてね。
Commented by Miyuki at 2007-07-07 12:41 x
*すれっぢさん
ほんとに、ここにいると、なんで日本があんなに国旗や国歌でもめるのかが不思議になってきます。歴史が違うといえばそうなのですが、それでもNationalistとPatriotは全く異なるものなのにねえ。

うふふ、覚えてますよ~。すれっぢさん手ずから焼いていただいたワッフルは、一段とおいしゅうございました。あれ以来、買おうかなーと思い始めたのであります、私(笑)
Commented by Miyuki at 2007-07-07 12:43 x
*あつゆきちゃん
楽しかったよー! 毎年企画が変わるから、来年はどんなんか楽しみだ。
リンクしてあるSan Francisco Symphonyのサイトに行ってみて~。情報はそちらに。毎年同じ場所でやってるんだよ。


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