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北北西に視路をとれ

Tu B'Shvat (Jewish)


節分です。
今年は土曜に当たったので、久々に旦那を巻き込んでの豆まきです。

実はいまだに流儀がわかってない私(調べろよ)、適当に外に出入りできるドア3箇所で、「鬼はー外、福はー内」とやります。
日本の母が、千代紙で折ってくれた鬼の面と豆入れの小箱を持って、旦那とお嬢が交代で鬼役をつとめ、自分でない時は非常に嬉々として豆をぶつけまくってました。

外に撒かれた豆、あとで鳥がついばみに来てたのを窓から目撃。

* * * * *

【料理】
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恵方巻き、というのを耳にするようになったのは数年前。
バレンタインのチョコレートのごとく、日本に見事に定着する感あり。ハロウィンはなかなか広まらないのにな。



昨年は気にしなかったけど、今年はちょっとやってみたくなって。
というか、これに便乗して作ってみたかったの。初めての玄米のお寿司をね。

玄米の酢飯も色々とレシピがあるけど、梅酢を使うものが多いような。
私はいつものごとく、月森紀子さんのレシピから、梅ごぼうときゅうりののり巻き

酢飯はりんごのすりおろしと梅酢、塩を、炊き立ての玄米ご飯にさっくりと混ぜて。
具は、四つ割りにしたごぼうを出汁と梅肉でことこと1時間以上煮込んたものと、四つ割りきゅうりに塩をふったもの。
恵方巻きは「福を食べる・巻き込む」という意味で、七福神にならって七種類の具を入れたりするらしいけど、もうそれは勘弁して。巻くのもいつまでたってもヘタクソなのに、これで具が沢山あったら目もあてられない自分。

旦那とお嬢に1本ずつ、強制配布。さあ、今年の恵方、北北西に向かって黙って食うべし。食べ終わるまでしゃべっちゃいけません。
こういうことには張り切るお嬢は、しっかり最後まで食べ切ったけど、旦那は合間合間に味噌汁やおかずを食べていた。いいのかそれって。

私はとても1本食べられないので、切ったお寿司を食べていた。りんごが入ってるとは思えない、自然な酢飯になってたよ。
家族のうち、2人の運が良くなれば、私も良くなるに違いない。特に金運を一つよろしく。

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【家庭内事情】
髪を切った。

我が家族は、私がロングヘアーからショートになろうとも、髪を切ったことに気づいた節なし、という恐るべき鈍さである。なので、私も切ろうが伸ばそうが、彼らの目を気にしたことなどない。ないったらない。(キッ)

しかし今日は、お嬢が学校から帰るなり私の頭を見て言った。
「あれ、ママ、髪切ったの?」
おお、ようやく気づくところまで成長したかと、感慨深く頬を緩めた。
「んー、なんというか、見れば見るほどきのこっぽい頭だねえ、あははー」
君は一生成長しなくていい、と微笑みながら思った。
by senrufan | 2007-02-03 11:15


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