虚構と現実の境目は

日本人がLとRの発音の区別が苦手なのは結構有名。それについて、こんなエピソードも。

エレノア・ルーズベルト(F. ルーズベルト大統領夫人)がある宴席で、隣に座った若い日本人外交官に話しかけた。
「日本にも選挙(election)はありますか?」
彼は真っ赤になって答えた。
「はい、毎朝」

……下ネタで失礼致しました。


ということで、本日は米国中間選挙の日です。
選挙権のない私は、他山の石とばかりに観客席でのほほんとしてますが、周りでは家の庭に支持者や支持法案の立て札がいっぱい、勧誘もどきのような人も来ます。
上院・下院の改選だけでなく、知事や市長などのローカル議員、様々な法案についても投票しなければならないので、意外と勉強が必要です。

夜時点で下院は民主党の勝利、上院もおそらく、といった感じで、どうやら12年ぶりに民主党の勝利に終わりそうな予感。
完全な結果は明日に持ち越しです。

* * * * *

【読書】
母がお薦めということで、ロシア語通訳者だった米原万里さんの本を貸してくれた。1冊読み始めたら面白くてとまらず、借りた6冊を2日で読み終えてしまった。
これからゆっくり2度目読みをして、ちゃんと感想を書いておこうと思う。
ので、それまでに読んだものはさっさと片付けていかないと。(真剣)

b0059565_13115931.jpgマイクル・ベイデン&リンダ・ケニー著「永遠の沈黙」を読む。検死官と弁護士という夫婦による共著。



ショッピングモールの建設予定地で発見された白骨死体。それにどうやら恩師の死が絡むとにらんだ検死官ジェイクは、弁護士マニーの助けをかりて謎を解こうとする。が、様々な形で襲ってくる妨害。一体この死体群は事故なのか、他殺なのか。

TVドラマを見ているみたいだなー、というのが最初の感想。TVが苦手な私としては、あまり褒め言葉とは言えないのだけど。
ブランド物に頭から爪先まで身を包んだ美人弁護士マニー。見かけは冴えないが頭脳は一流の検死官ジェイク。そんな2人のロマンスも絡めながらのサスペンス。
こんな風に書いてみたら、ますますTVドラマでーすと言ってるようなもんだ。
読後に解説を読んだらさもありなん、検死官のマイクル・ベイデンは、HBO(ケーブルTVの一局)の”AUTOPSY(検死)”シリーズの番組ホストを10年以上も続けているそうで。妻のケニー弁護士の方も、TVのコメンテーターとして活躍してるとか。で、当然世間オンチの私が知ってるわけがないんですがそれがなにか。(開き直り)

白骨死体が見つかってから、現場調査の拒否に始まって恩師の不審な行動、市長からの圧力、死体のすりかえ、果ては爆弾まで仕掛けられたりして、次々とこれでもかと危機と困難が襲ってくる。この辺りの畳み掛けるようなテンポはとても良く、サスペンス好きな人にはこたえられないだろう。
そして危機を乗り越えるたび、深まる2人の絆。少しずつ魅かれあっていく描写も、お互いが臆病になってしまうところも、きちんと焦らず書かれている。

なのに、どーもこう、薄っぺらな感じがしてしまうのは、私がセンスがないだけか。色々と盛り沢山な内容なわりに、どこかで見たような筋立てや事件ばかりのようで、それがきっと浅く映ってしまう原因だな。

普段ミステリー物をあまり読まない人で、TV好きな人にはお薦めかも。
というのがTV苦手な人間の勝手な意見なので、一顧だにする価値はあまりない。
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by senrufan | 2006-11-07 13:10 | Trackback | Comments(6)
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Commented by まきりん at 2006-11-09 15:18 x
昨日読んだ週刊「文春」にロシア語通訳者だった米原万里さんの遺稿の広告がのっていて、興味を持ったところでした。彼女の本、面白そう。

そころで、お母様からの本を借りて読まれたとは、Miyukiさんのお母様もCAにお住まいなのですか?
Commented by weagle2053 at 2006-11-09 22:50
下ネタ・・・だ(^o^)い(^-^) す(^.^)き(^-^)です。 
少し、上品に、playerとprayerも区別がつかないですね。
ところで、アメリカのelectionの結末は日本にも少なからず影響がありそうです。ラムズフェルド解任、ボルトンも恐らく。
彼らがよかったとは思いませんが、せめて北の問題が片付くまでは彼らにやって欲しかったと思う日本人は多いのではないでしょうか。
Commented by Miyuki at 2006-11-10 08:36 x
*まきりんさん
そう、米原さん、5月に亡くなられたのですよね(涙) 本、面白いです。異文化及び言語比較論も多いので、まきりんさんも興味持たれるかも。
母は日本にいるのですが、旦那が日本出張のたびに、実家から宅配便を送っては持ちかえってもらっていて、その中に入れてくれたのですよー。まだまだ何冊もあるらしいので、次回もまた楽しみです♪
Commented by Miyuki at 2006-11-10 08:44 x
*単身名人さん
えへへ、よかったですー。じゃあこれに味をしめて、あれもこれも(ヤメナサイ)
ラムズフェルド解任、即行で対応しましたね、ブッシュ。日本への影響、確かにありそうな。ボルトンもしかりですが、後任のゲイツの今後も気になりますね。
あ、トラバありがとうございました!!
Commented by peartree22 at 2006-11-10 18:17
米原万理さんの本は、「嘘つきアーニャの~」でしょうか?
実はこれ今生協の書籍注文の中にあって、買おうか図書館で借りようか迷っているところなんです(せこい!)。ジプシー生活がまだ続きそうなので(時期はまだ未定ですが)、本を増やすのは悩むところでして・・・。
お母様も本がお好きなのですね。旦那様もお優しい!
Commented by Miyuki at 2006-11-11 04:55 x
*ちゃんさま
そう、「嘘つきアーニャ」は米原さんの本です! ただこれは米原さんのエッセイの中では唯一シリアスなノンフィクションなので、これを読まれるなら、ぜひ他の本も読んでいただきたいところ。なので、とりあえず図書館が無難かもです~。
おお、また移動される可能性があるのですね。でもどこに行かれてもネットで繋がっていただければ幸せです。私が(自己中)
うちは家族全員、活字中毒なのです、たはは。旦那には日々感謝です。


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