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いつかそれもまた過ぎて

最近お嬢を叱ると、返ってくるようになったセリフ。
「ママにはわかんないよ!」
ティーンエイジャー5秒前。

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【パン作り】

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ものすごおく久しぶりに、またパン教室への参加を決めました。

基礎コース・応用コースと計12回のコースを終えて、次は月1回のお楽しみコースがあったのだけど、ちょうど私用で忙しい時期だったのと、私が参加できるレベルの組がなかったことであっさり断念。だって皆、最低でも1年お楽しみコースをやってる組ばっかりだったんだもん……
しかし先月応用コースを終えた友人から、一緒に始めないかという嬉しいお誘いが。レシピが増える、ありがたい。にぎやかメンバー大歓迎。ぜひ私も加えて下さい。

今日は待望の第一回目。季節を考慮したハロウィン仕様のパンプキンパンと、黒ごまパン



このパンプキンパン、かなり手間がかかる。だって一次発酵後、一単位につき40分割。今回は2単位半作ったので90分割。もう数がわからーん!とくらくらしながら、皆でせこせこ生地を丸めまくる。
そのちっちゃな丸めの中に、これまたちっちゃな餡をつめて、5個ずつ型に入れていくの。

パンプキンというだけあって、かぼちゃを皮ごと蒸して入れ込むんだけど、その時に皮を少し取っておく。後でちっちゃく切って、顔を作るんだよー。ジャックオーランタンが机にずらり。
焼き上がった後はまた表情がくっきりと。時間があれば帽子とか飾りとか、もっと色々つけたかったなあ。
写真の時はなかったけど、最後にポッキーをぐさりと中央にさして完成。りんごじゃないよ、かぼちゃだよ。

これだけ手間がかかったパンプキンパンに対して、黒ごまパンはすごくシンプル。
材料も基本のものばかりで、ただ大量の黒ごまを加えるだけ。といっても粉の1/4ぐらいの量を入れるから並じゃない。
成型は三つ編み2種。焼き上がった後の胡麻の香りがとても良い。

先生のおいしいスープとサラダと一緒に、待望の試食タイム。
パンプキンパン、生地がすごく柔らかくて、ほんのり甘くて、これだけでも十分なおいしさ。
逆に最近マクロビ風の餡ばかりを口にしてたせいか、中に入ってる市販の餡の甘さに思わず口が歪む。うわあ、こんなに甘かったっけ。

だからというわけではないけれど、その後に食べた黒ごまパンの美味しかったこと。ぷちぷちと噛むごまの歯応えも相まって、単純材料のみのストレートなおいしさ。他の雑穀に替えてもできるかな。

ゲストさんも参加して、総勢6人でわいわいがやがや。でも1人がしばらくお休み、もう1人は年末に帰国。慣れたこととは言え、知り合ったばかりで寂しい限り。

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【個人的事情】
用事のある2人が先に帰った後、先生と残り3人で花を咲かせたのは子供の教育事情。

1人はこちらに来て3年半になるが、下のお子さん(5年生)が現地校の授業についていくのが難しく、学校側とのやりとりにほとほと疲れた様子。ちょうど昨日また学校から、「アカデミックな面で問題が多い」と呼び出しが来たという。
聞いたところでは、このエリアにしてはバイリンガルがほとんどいない学校で、ESLもなく、バイリンガル教育に理解があまりないというつらさ。3年もいてなぜまだ英語がネイティブ並でないのか、という非難が並び、果ては知能の面で問題があるのではと検査までさせられたとか。
中学進学に合わせて母子だけ先に帰国しようか、でもこの状態で受験勉強までさせるのは、と悩みが耐えない様子。

もう1人はお子さんの進学問題。現在上が中3、下が小6なので、やはり3月に母子だけ日本に帰国しようかと悩んでいたけれど、旦那様がもう2年こちらにいる目途がついたので、滞在延長を決めたものの、問題は上の子の高校。区切りがいいこともあって、先に一人で帰して、祖父母の家から学校に通わせることも考えているという。
しかし高校入学の前に必要な中学卒業資格を得る為には、日本に帰って中学を卒業するか、こちらで9年生まで修了するか。そうなると枠が少ない編入の形にするか、一年高校浪人する方がいいのか。
親として選択肢は全て出し、後は子供が決めるのを待っているが、15歳の子にそんな重大な選択ができるかどうか。でも強制できる年齢でもない。

駐在という身で海外に来ることは、いい面悪い面を兼ね備える。そして家族が良い状態でいられることが自身の幸せに繋がることは、どんな場所にいても同様で。当然、子供の学校という要素が占めるウェイトは非常に大きい。

2つ以上の選択肢、全て試した後で選べたらどんなに良いかとしみじみ思う。
かく言う我が家にしても、お嬢が小6という年を迎えて、今年に入ってから二転三転、いまだはっきりと結論は出ていない。
子供は親の付属物、ぐらいの気持ちでいないと決断できず、それでも別々な一個の人間として、親といえども勝手に道を左右できるか。ここにも、真剣に悩んでいるお母さん達が沢山います。
by senrufan | 2006-10-12 03:17


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