喜怒哀楽の全てをそこで

お嬢の友達が家を建て直していたのがようやく完成したので、遊びに誘われて行ってきた。
帰ってから聞いたら3階建で、4人の子供にそれぞれ自分の部屋があり、映画室まであったそう。
映画室には大きなスクリーンと映写機、ムービーチェアが置いてあり、もうすぐポップコーンマシーンも買う予定だとか。

かくも映画はみんなの娯楽。生活レベルは問わないよ。

* * * * *

【映画】
b0059565_11513699.jpg映画「Pirates of Caribbean : Dead Man's Chest」を観に行って来ました。
相変わらずちょー遅い鑑賞ですが、夏休み最後のお楽しみだから良いのだよ。じょにー。でっぷー。

1作目の出来もあって、2作目は前評判もものすごく。公開されたら途端に初日の米国興行収入歴代一位(5,600万ドル)、オープニング3日間の興行収入一位(1億3,200万ドル)、そして公開2日で1億ドルを突破という史上最速記録も樹立。すごいなんてもんじゃありゃしません。
数字で示すのが結果とされる興行業界。その意味で、この映画は文句なく大成功と言えるのでしょう。

そして1作目が大好きだっただけに、2作目にやや不安と期待を持ちながらのぞみましたが。
今回の方がアクションや見せ場が豊富で、力入れて作ってるなーという感じで、まずは安心。前作の方が笑えた(お嬢)との意見もありますが、今回も笑いのシーンは盛り沢山。串刺しになったり、崖にブランコしてみたり、ドレスを操ってみたり。水車のシーンは逸品だし。
そんなシーンを凌駕して笑えるのは、ジョニー・デップの一挙一動。ただ走ってるだけで笑わせるなんて、彼ぐらいなもんでしょう。眉を上げただけでも顔が緩むよ。



更に今作では、レゴラス、じゃないウィル(オーランド・ブルーム)とエリザベス(キーラ・ナイトレイ)の活躍が多く、敵方のタコ・ピアノプレイヤー、デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)も、これでもかと存在感を示し、ノーリントン(ジャック・ダヴェンポート)はどん底の強さでギラギラだし、とにかく前作より一段とパワーアップしていることは間違いなく。
思わず三角関係も匂ってきちゃったりして、恋愛模様でもパワーアップ。

強いて言えば、3作目があること前提の2作目なので、伏線と思われるものがやや過剰気味なことや、折角1作目できちんと決着がついたあの勝負をこうするか、と驚いたことなど。でも、3作目を当て(?)にして駆け足の作品になるよりはずっと良いですね。その分、1作目ときちんと繋がる細かな設定が嬉しかったです。

ところでこのシリーズ、ほんとーーに英語がわからない!! や、いつもだって数割しか理解できないんですが(くそう)、特にこの映画の英語は、手も足もタコ足も出ないです。情けなさもここに極まれり。
がちがちのイギリス英語だからと慰めてみようかと思うんですが、それにしてもヒドすぎる自分。かと思ったら、旦那もどうやらそうだったらしく、映画館を出るなり、2人してお嬢に質問攻め。不甲斐ない親を許してくれ。

それでも何とかわかった中で、特に笑ってしまったのが以下のセリフ。エリザベスとジャックが再会するシーンで、エリザベスの顔を見るなりジャックが、
「Elizabeth! Hide the rums!」
と部下に命じたところでした。
1作目を観てなくても楽しい映画ですが、観ていれば楽しさ更に倍増。3作目は言わずもがな。
今度はチョウ・ユンファやキース・リチャーズが出演するそうなので、今から公開が待ち遠しいシリーズです。

* * * * *

【雑事】
この映画の公開によって興行一位の座から降りたのが、ジブリの「ゲド戦記」
前作の「ハウルの動く城」で、原作ファンであったが為に余計にがっかりする羽目になったので、この映画もどうしようかと迷っているところなのだけど。

大好きサイトさんで教わったところによると、「ゲド戦記」の原作者であるル=グウィンが、映画の出来に怒りを覚えているらしい。
作者のサイトに発表されたコメントの翻訳全文を一読したところでは、宮崎氏が彼女に映画化の希望を伝えたのは、なんと20年前だという。
それをきっかけに宮崎作品のファンになったル=グウィンは、宮崎氏なら、ということで了承したのに、宮崎氏は引退するので息子が手がけることになって、しかし実は引退してなくて、というのは、さぞかし悔しい思いをされたことと想像する。
映画はまだ未観賞なので、映画については何も言い様がないのだけど、原作ファンとして、ル=グウィンをずっと読んでいる身として、彼女にこういう思いを味わわせたことがただ悲しい。

しかし同時に小説や作品というものは、作って公開した瞬間から、原作者の手をある程度離れるものだとも考える。
その作品をどう解釈し、どう感じるかは、全て観賞する機会を得た人のものであって、それについて原作者が自分の思いを強制することはできないもので。
だからこそ観賞側としては、自分自身が本当に「いい」と思えるものに出会えた時の喜びが大きいのだけど。だからこそ国語の授業で、「作者は何を言いたいのか」系の問題ほどやるせないものはないと、うんざりするのだけど。

私の作品はこんな話ではない、と主張することは、辛くともある程度は耐えなければいけないことと思う。
しかし、引退を前提とした約束を反故にし、それに対して誠意を見せなかったというのは、それ以前の問題だと思うのだが。
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by senrufan | 2006-08-20 11:50 | Trackback | Comments(0)
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