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心身の循環

【レストラン】
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先輩方2人、お忙しい合間をぬってお会いできる貴重な時間。
選ばれた韓国レストランは、我が家も良く行くお馴染みのところ。

暑い時には熱いもの、とお二人は豆腐チゲ。暑いんだから冷たいもの、と私はArrowroot cold noodle
父が冷麺が大好物で、焼肉屋に行くと頼んでいたものだけど、こちらにくるまでこの黒っぽい麺は知らなかったよ。具は豚肉、甘酸っぱい大根(だと思う)ときゅうりの薄切り、ゆで卵。
くず粉でできてるんだー、とは思ったけれど、一度スーパーでくずきりの袋を見てみたら、英語名がArrowroot Noodleになっていて。まあそういうことになるのかもしれないが、でもうーむ。

お嬢も大好きな石焼ビビンバを持ち帰り用にオーダーした。当然発砲スチロールの箱入りなので、情緒もオコゲもなかったよ。

b0059565_1316389.jpg娘達はやはり、暑い時には冷たいもの派。Coldstoneでアイスクリーム。
お嬢の友達のお気に入り、バタースコッチとチーズケーキアイスクリームのミックスに、クラハムクラッカーとココナッツを混ぜてもらったもの。味見したらちょーー甘かった。

Myung Dong Tofu Cabin Restaurant
1484 Halford Ave
Santa Clara, CA 95051



* * * * *

【個人的事情】
このメンバーで集まるのはかなり久しぶりになる。本当はもっと早くにご一緒できるはずだったのだけど、うちお一人のお兄様が日本で危篤になられて、急遽日本に行かれていたので。
ご家族の祈りも虚しく、5月7日に他界されたお兄様の話は、予想以上につらい内容だった。

子供の頃から糖尿病、しかもレベルⅠ(要インシュリン投与)というお兄様は、腎臓とすい臓の移植を希望して、2年前にスタンフォード病院に検査に来られた。
10時間ごとに透析しなければならない身、しかし飛行機だけで8~11時間。透析のパックを空輸して、着いたら即病院に行けるよう体勢を整えて、滞在間は通訳とご家族の世話……人三倍のバイタリティのある先輩の奮闘もあって、無事移植待ちリストに載せてもらうことができ。以降も何かの役に立てるようにと、仕事がお休みの日はスタンフォード病院でのボランティアで活躍されていた。
どうかその時まで無事に過ごしてほしいと、至らない身でも願っていたのだけど。
 
死因名称は、”多臓器不全”というものだという。糖尿病の進行で、心臓の一部から始まり、肺に、食道に、胃にと瞬く間に被害が拡がり、最後には脳に至って。体中管を繋がれて、ひどい苦痛で暴れてしまう為、指まで拘束されていた彼は、その時にようやく痛みを感じなくなれたらしい。
お兄様ご自身が耳鼻咽喉科のお医者様で、ご自分の症状がどれほど深刻なものか、良くわかっておられたので、ご本人は指が動くうちに「死にたい」と綴られていたとお聞きした。欧米であれば、その辺りで家族と医者が決断したのだろうが、日本の医者は諦めることはなく、ICUで過ごされた数週間。
ICUは常時点灯なので、滞在が1週間を過ぎると、精神を病む患者もいるらしい。お兄様はそうはならなかったものの、ストレスが胃にきて、出血が止まらない状態になったそうだ。

どうしてそこまで、と思ってしまうのは罪に当たるだろうか。
自分だったらこうしてほしいという願いを、その時に叶えてもらう方法はないだろうか。
命を扱うことは、これほどまでに難しい。それを安易に断てることのできる人間の気持ちを、完全にわかることはありえない。

先輩はお葬式には行かれなかったそうだ。いよいよ日本を離れなくてはならず、お別れを告げられた時、お兄様はそっと手を振られたそうで。
もうそれで別れは済ませたから、と淡々と涙も余計な感傷もなく語られる先輩は、もう何年も私が尊敬してやまない、素敵な彼女のままだった。
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by senrufan | 2006-07-27 13:13 | Trackback | Comments(0)
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