心の眼で見れば

男は背中で語るもの。
出張から帰るなり、家族にろくに声もかけず、夕食をかっこみながらTVにかぶりついた旦那の背中には、「自分本位」と書いてあった。

そうして私は無機物で語ろう。
友人が旦那宛に送ってくれた大量の本を抱えてこもったベッドルームのドアには、「廃人中につき使用不可」と書いておいた。

* * * * *

【家庭内事情】
お嬢の健康診断へ。
インフルエンザがピークな昨今、医者に連れて行くのはちと怖かったのだけど、幸い他の患者さんがまだ来ないうちに通される。

さて、ここ数年全く医者いらずの彼女だが、いつも問題になるのは身長と体重。
前回は身長が17%・体重が42%という結果で、色々と食事内容を聞かれたんだった。
「食事は?」「あまり食べません」
「おやつは?」「少ししか食べません」
「牛乳は?」「2%低脂肪のものです。ジュースは飲みません」
「お父さんの身長は?」「160cmです」「ああ、それだねー」
最初っから「遺伝ですから」と言い切ればよかったのだと学んだものだった。

今年は身長が11%・体重が24%。「体重がこのままのカーブでいってくれたら、来年はバッチリですね」と嬉しそうに先生はおっしゃる。
いいのか。それでいいのか。
「20歳の11%はというと……えーと、157cmですね。お母さんはどのくらい?」
「161cmです」
「うーん、お母さんは低くないのにどうしてだろう。お父さんは?」
「……160cmです」
「ああ、それだねー」
デジャヴの強さに眩暈がした。
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by senrufan | 2006-02-08 13:46 | Trackback | Comments(0)
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