その時代に在ったもの

お嬢の顎下に、ポツンと赤いものが。
初ニキビ。 のような気がする。
本人は激しく抵抗して認めないが、その抵抗ぶりが、私が自分の目の下のたるみを見ては「いやああああ」と絶叫しているのと同じようで、やはり親子だと実感し(ち が う)

私がニキビ全盛期だった頃、ニキビ占いのような言葉があったんだけど。
「思い、思われ、振り、振られ」。指で順に額・顎・片頬・片頬と指しながら唱えるの。
額にできたら誰かを好きで、顎にできたら誰かに好かれてて、振り振られは右頬・左頬で、どっちがどっちだったか忘れちった。んでもって、鼻の頭が両思い。
乾燥肌の私はあまりニキビができなくて、できる時は鼻が多かったが、はっきり言って当たった試しがなかったよ。(遠い目)

* * * * *

【読書】
b0059565_1402051.jpgコリン・ホルト・ソーヤー著「ピーナッツバター殺人事件」を読む。老人ホーム<海の上のカムデン>シリーズ第四弾。
元気な元気なおばあちゃん達が、巡り会った事件の解決に張り切るこのシリーズ。
今まではそのお年寄りパワーに中心が置かれているような、ミステリーというよりは楽しい騒動記のような趣だったけれど、今回はちょっとミステリーらしくなっている。という言い方は失礼だが、殺人事件が起こり、警察が捜査し、容疑者がそれらしく行動し、主要人物が絡む、その一連が通常ミステリーらしく進んでいるのが今作だ。
逆にその分、今までのふっとんだおばあちゃん達を追っかける楽しさが減り、前三作とは色合いが違う作品となっている。
今までだと、「元気で長生きするには理由がある。それは性格だ!」などと一席ぶちたくなるぐらい、呆れて困って、でも何とも愛しいおばあちゃん達に出会えたのだけど。

タイトルのピーナッツバターの意味するもの。それはこのおばあちゃん達の、更におばあちゃんの世代が使っていた罵り言葉なんだって。
時代的に、男が使うような言葉を口にできず、でも女言葉では物足りない。そんな時に使った言葉、それがピーナッツバター。
あれ、ピーナッツバター!
この、ピーナッツバター!
ああもう、ピーナッツバター!
破裂音ばかりで、最後はtで言い捨てられる。
悪い言葉を使いたくなったら、ぐっと我慢して”ピーナッツバター!” 今日から皆でこれにしよう!


但し、英語発音が原則のようです。(……)
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by senrufan | 2005-11-22 13:54 | Trackback | Comments(0)
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