眼前の願望と将来の期待

今日からキャンプに出かけるお嬢、大荷物なので車で学校まで送っていく。
別れる前、
 「何かlast minutes lecturesある? あったら耳栓して聞くよ」
と言いました。

帰る場所がなくてもいいということだな。そうなんだな。

* * * * *

【レストラン】
b0059565_16452882.jpg

娘はいない・旦那は出張という大変おいしいシチュエーションで目論むのは、やはり夜遊び。それも、子連れではいけないようなところがより望ましく。
ということで、友人にねだって連れて行ってもらったのは、フォンデュのレストラン。何年も前から店の名前は耳にしていたが、子供が小さいうちは無理と、そのまま数年経っていた。

入った店内は大変暗め。各テーブルのキャンドル以外はほとんど灯りがない。
そんな乏しい光の中、目を凝らしてメニューを読む。生まれてこの方一回しかフォンデュを食べたことがない初心者なので、色々とウェイターさんに教わる。
前菜やサラダからデザートまでのコンビネーションが一般的なのだろうけど、入りきらないことは明白なので、アラカルトでオーダーする。

チーズフォンデュは、Blue Tomato(Cheddar, beer, sun-dried tomatoes, and bleu cheese)。これにパンと野菜類をつけて食べる。
今までフォンデュといえばワインを混ぜると思っていたけど、何故これはビールなのかと聞けば、チェダーチーズにはビールの方が香りも味も良いとのウェイターさんの言葉。
まずは熱した鍋にビールを注いで温め、そこにサンドライドトマトとブルーチーズを混ぜたものを入れる。その後でチェダーに少しスイスチーズを混ぜたチーズミックスを沢山入れて溶かすんだね。
濃厚で、でもくどくなく、アルコール臭さもなく、とても良いお味。

そして次には鉄板焼き。好みの肉を選んで、グリルで焼くのだ。
チキン、ダック、サーロインなどが各$25。ワニ、ダチョウ、鹿、猪などが各$45(…)。
迷ったけど無難な線で、Beef Filet Mignon。ガーリックバターを流した鉄板で焼き、6種類のソースのうち好きなものをつけて食べる。野菜付。

締めはやはりチョコレートフォンデュ。これも色々とチョコレートが選べる中、ウェイターさんお薦めのThe Decadent Oneに。シナモンが入ったビター系。
フルーツ、クッキー、マシュマロをつけて。育ちの悪い私は、最後はチョコレートを串につけて舐めていた。(最低)

コーヒーまで堪能して、しゃべりまくって、気がついたら4時間近く店にいた。
名残惜しく押した扉の外は、また雨が降り出していた。

La fondue
14510 Big Basin Way, #3
Saratoga, CA 95070



* * * * *

【個人的事情】
ハイスクールのボランティア。授業が終わった後、先生ともう一人のボランティアの方と、子育て談義に花が咲く。

一番子供に望むのは、independentであれということで。
じゃあそれはどういう姿かと言うと、
人に金銭的にも精神的にも依存せず、学歴や人種で人を判断することもなく、また自分もそれに振り回されることなく、自分がハッピーだと思える生き方を自分自身で選択し、それに対して全面的に責任を負える人間
という表現でまとめられる。

しかして、その基盤はやはり親が作るものだろう。
いや、後天的に自分で得ていくものも大きい。
一体どうしたら、確実にそんなゴールに子供を導いていけるのか。

そんな結論は出せないまま、一生親は親であり続けるという事実だけは、厳然と私達の前に存在する。
[PR]
by senrufan | 2005-11-07 16:42 | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : http://senrufan.exblog.jp/tb/3748506
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by peartree22 at 2005-11-09 17:23
うわー、ビールでフォンデュなんて初めて知りました。ブルーチーズ大好きなので、今度やって・・・あ、今は鍋物は厳禁なのでした。美味しそう、美味しそう・・・。いつものご褒美ですね♪
それにしても、「一生親であり続けるという事実」という言葉、ほんとですね。小さい頃から母に「自由というのは自分の行動に責任を持つということなんだよ」と言われて育ちましたが、果たして親から与えられた「自由」をちゃんと消化しきれていたかどうか?Independentであれという言葉、まずは私はどうだろう?と考えさせられました。
Commented by Miyuki at 2005-11-10 12:40 x
ね、ね、私もびっくり!でもおいしかったですよ~、コクとほのかな苦味が加わって。鍋物解禁の暁には、ぜひこれもお試しをば!
お母様の言葉(自由と責任)、本当にその通りですね。自由=好き勝手にしていいと勘違いしている人が多い昨今、一層胸に沁みます。Independentであるということは、一人で勝手に生きろということではなく、自分とその周囲の世界とのバランスを上手くとれ、ということでもあるので、その為には色々経験して、いろんな思いを味わって、自分なりの関わり方と対処法を身につけていってほしいと願うわけです。で、親の端くれであるはずの私は、この意味で全くの発展途上人で、手本にならないことこの上なく……(虚ろ)
Commented by yumikodi at 2005-11-10 18:12
精神的にも他人にDependばかりして生きている私としては、なかなかむつかしい問題です。
自分が一人で立っていないのに、息子に一人で生きていける男となれ、と仁王立ちし、仁王立ちしつつ実は私は息子にとてもdependしているというこの矛盾。
果たして何が幸福なのかすらわからなくなって、今はこうなんというか嵐が過ぎ去るのを頭を垂れてこうね、、。
といいつつ、フォンデュも気になるし、なんだかまたこうあれですな、、。
Commented by Miyuki at 2005-11-11 13:51 x
うんうん、難しいです。あまりの難しさに、話した後、ハイスクールの駐車場に辿り着いた時点で、すでに考えることを放棄しました(殴)
ふと思うに、私にとってDependentのイメージは、「自分のことしか見えてない」「一方的」状態かと。だから自分がどれほど周りの人に支えられているか見えないし、感謝もわかない。
Independentって孤独ということではなくて、人は一人では生きていけないことをちゃんと知ってて、だからこそ自分の立ち位置をわきまえられる、相互で対等なものだと思うです。ゆみさんのように、ギブアンドテイクでなく「皆に何かあったら絶対駆けつける」と言える人を、Independentでなくて何て呼ぶのでありましょうかと、フォンデュの味を懐かしみながら思うのです。


<< 眩しい限りの存在 成長過程 >>