一番の恩返し

【読書】
b0059565_13474185.jpgb0059565_13465372.jpg乙武洋匡著「五体不満足」、そして「乙武レポート」を読む。
何で今頃乙武君。しかも、今まで読んでなかったんだこいつという恥さらしまでついてくる。(快感)

テレビをほとんど見ないお嬢と私が、最近レンタルビデオ一気借りしたのが「世界一受けたい授業」なのだけど、その中に乙武君が数回出演してて。お嬢が「いいこと言うねえ、この人」と感心した後に、映った全身像を見て、目を瞠ったのだ。
そんな話を友人にしたら、貸してくれたのがこの2冊(ありがとう!>私信)。小学4年生からでも読めるようにとの気遣いで、漢字にはふりがながついているし、文も平易で親しみやすく、1時間もあれば読めてしまう。

さて私という人間は、TVだけでなく週刊誌も時に苦手とするのだが、これはまたどうしてか。99%旧人類の自覚はあるが、いくらなんでもTVぐらいは子供の頃からあったはず。しかもカラー(ぢまん)
思うに、一意見を全とする押し付けがましい主張がニオッタ時に嫌悪感を感じるのではと。
女の子だからこうだよね。日本人だからこうなんでしょ。この類のことに対する苦手意識が、そういうニオイにいたく刺激されてしまうんだ。
だから「話題の書!」「大ベストセラー」となっている本は、実はほとんど手をのばしたことがなく。
本に罪はないのに、一部の人の反応やマスコミの煽り方がイヤなんだー。その本に書いてあったからこれはこうなのよ!と決めつける姿勢に引いちゃうんだー。うん、子供だってわかってる。

って、そんな個人的事情は置いといて。ようやく今頃読んだ「話題の書」。これは「五体不満足」というベストセラーと、それが出版された後の彼についての「乙武レポート」、続けて読めたことがありがたかった。
先天性四肢切断という障害を持った彼が、子供時代から大学生となるまで、どういう風に過ごしてきたか。そこには障害を負ったという言葉につきまとう暗さも重さは欠片もなく、ただ一人の負けん気の強い、元気で真っ直ぐなガキ大将の姿がひたすらに描かれている。
それでもさすがに色々な経験もあったと思うのに、それらは些細で当たり前のこととして流してあり、ただ周りの人達と過ごした楽しさ、受けた優しさを綴っている。
そうか、障害を持っていても、こうやって明るく生きている人もいるんだね。
というのが、大多数の人が持つ感想であると思う。

当然寄せられたこの手の数多の感想に、乙武君は困惑する。
「出版以来、私を障害者の『代表』と観る向きが強くなった。しかし『代表』にはなれない。あくまでも私は私であり、典型的な障害者など存在しないのだ」
こういう目を持っている人には、理屈抜きに好感を持たずにいられない。マスコミ慣れしてるから建前か、という疑いも浮かんではきたのだが、彼の場合、そういうアイディアそのものを持っていないという気がしてしまう。

周囲からこのようなイメージの押し付けを受けた時間が長い人は、どうしても自分もそう考えがちになるだろう。
乙武君の場合、まずはご両親がそういう方達ではなかったし、一番その手の考えがシンプルである子供の世界では、向けられる気持ちの中でも特に自然なものを、最も純粋な形で吸収してきたのだと思う。
彼の天性の資質を、またそれを強めるものを本能的に選ぶという別な資質でもって伸ばしてきた。それが現在の彼を作っている。

学校でヘルプをしている時、たまに障害を持つ子と過ごす子供達の姿を見た。「障害児だから」ではなく、「ほめられたいから」でもなく、ただ「この子はこういう性質を持った子だ」と、まるで髪の色が違うだけのことと同様に接する子供達を見て、ひたすら羨ましいと感じた。
呼吸するように自然に、そんな違いを受け入れることができるのは、親や先生の力もあり、生活環境もある。自分の子がシリコンバレーで育つことに一番感謝するのは、性格だけでなく人種も国籍も違って当たり前ということが、感覚として身についたことにある。
常に己の心の狭さに悩む自分は、障害者に接する時は、まずは理性が先に立つ。感性で当たり前としてとらえるセンスを身につけるには、もうあまりに遅すぎる。

偏見を失くそう、いじめを失くそう。何千万ものそんな説教や標語より、そういう気持ちを生まない環境を作ることが理想と思う。



* * * * *

【家庭内事情】
ゴリラのマスクを探しに行く。グループプロジェクトでやる劇に必要なんだって。
パーティストア2軒回ったけど、現在ハロウィン一色の店内、そーゆう普通のマスクはなかったよ。一番近いので狼男。

そのマスクは絶対必要なの?
ううん、ほんの数秒の間だけだからいいや。
なんの劇をするんだい?
うちのグループのテーマは、ホモサピエンスの進化

地顔でやりなさい。

* * * * *

【料理】
お嬢のリクエストで、今日はパスタ。2種類用意してみた。
かぼちゃが余っていたので、なんとなくクリーム系にしたかったのだけど、ホワイトソースはカロリーが高い。なので、以前どこかで見た覚えのある寒天使用のクリームに。
冷めたら固まるけど、温めればまたとろりとなるし、保存用にも便利だこれ。


豆腐のロールキャベツ :木綿豆腐、ひじき、にんじん、オイスター、グリーンピース、キャベツ、玉ねぎ、トマト
かぼちゃのクリームパスタ :かぼちゃ、ブロッコリー、玉ねぎ、豆乳、粉寒天、全粒粉ファジッリ、粉チーズ
ミネストローネのパスタ  :トマト、セロリ、にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、いんげん、キドニービーンズ、全粒粉ファルファーレ
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by senrufan | 2005-10-21 13:42 | Trackback | Comments(0)
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