秘密の扉

今日から始まった陶芸のサマーキャンプは午前中のみ。思いっきり期待して行ったお嬢を、昼に迎えに行く。
残念ながらろくろは使わないそうだが、他のベーシックテク3通りを全てやるらしく、楽しみだと話してくれた。
いいキャンプになることを願ってるよ。

サイモン・シン著「暗号解読」を読む。
古代エジプトのロゼッタ・ストーンから現在のオンラインセキュリティに至るまで、人類の辿ってきた暗号の歴史を、その方式と歴史的背景も含めて解説した書。
これは面白い。文句なしに面白い。数学やパズル好きな人はその点で、歴史や雑学好きな人もその面で、どこをとっても面白い。
暗号と言えば007か戦争時のエニグマ暗号、もしくは小学校の時に授業中に回した秘密の手紙ぐらいしか思い浮かばないのだが、何とも壮大な流れがあったのだ。(無知極まりない)

スコットランド女王メアリーの処刑は、実はエリザベス暗殺計画をうたった暗号を解読したことによって決定したなんて。
第二次世界大戦時の米軍に、コードトーカー(code talker)と呼ばれたナヴァホ族の部隊があったなんて。
そこにあるのは暗号作成者と暗号解読者の凌ぎを削った戦いであり、その結果、個人のみならず、国や世界全体の運命までが変えられることになったという華やかな、しかし壮絶な歴史だ。
暗号というものに直接関わる人間が根本に持つもの、それは知りたいもしくは伝えたいという、あくまでも知的な欲求だ。それにより進化する暗号を何かに転用しようとするのは、更に彼らを取り巻く人間で。元はと言えば原子爆弾だって、そのような図式だったはず。
物が物だけに胸がつまる背景も多々あるが、それ以上に今、私たちが立つこの世界、なんと広大な裾野の上に成り立っているのかとただ目を見開くばかりであって。
無名の偉人の偉業が、どれほど密に敷き詰められているかと驚嘆するばかりであって。

この世の99%までが知らないものでできている。
知ろうとする強い気持ち、挫折しない強靭さ、見つけ出そうとする努力を惜しまない人々の恩恵が積み重なって、わずか1%を知っている。
そして今日もどこかで、また1%の鍵を開けようと尽力している人がいることを、凡人の私は忘れてはいけない。



待望のハリー・ポッターの新刊が、今週末の土曜に発売になる。
作者によると、また今回も大事な人物が死ぬことになるとか。

お嬢の予想、ルーピン。
私の予想、スネイプ。

25セントの賭け成立。
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by senrufan | 2005-07-11 06:25 | Trackback | Comments(2)
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Commented by mikamika at 2005-07-15 08:49 x
ルーピンが死んじゃったら、悲しい~。
前回、シリウスが死んじゃった時なんて、悲しすぎたのに。
素婦負婦、、、スネイプでも悲しいかも。
うちの長男は、ダンブルドアではないかと言ってます。
待ち遠しいわよねぇ、土曜日。と言っても、我が家じゃ本の取り合いだろうし、読速(っていうのかしら)で私は不利だしなぁ。
ところで、
「スネイプはリリィが好きだった」説を口にしては、息子に相手にしてもらえない私でございます。
Commented by Miyuki at 2005-07-15 13:04 x
うちも、土曜になるのを指折り数えて待ってるよ!
実はお嬢の最初の予想もダンブルドアだったんだけど、彼を理想の男性とする私が断固拒否したので、2番手のルーピンになったのだ、えへ。ルーピンも絶対いなくならないでほしいけどねえ。
そんな観点から、私はスネイプにしてみました(ヒドイ)。や、早く彼の背景が明らかになって、ハリーと通じ合うようにならないかと、その辺の願いもこめてね。
ちなみに彼はリリィが好きだったに私も一票!だからジェームズを余計に憎んだんだと思うだよー。
ようし、今度はユウレオ君と賭けを(ヤメンカイ)


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