運命の出会いだとしたら

土・日と、市のアートセンターでClay & Glass Festivalがあることを、数日前にラジオで聴く。
「行きたい!!」と叫んだのは勿論、我が家の娘@未来のクレイアーティスト志望である。

屋外に並ぶテントの全てが、陶芸かガラスアートのブース。絵に興味のないお嬢にとっては、通常のアートフェアより数倍ハッピー。そして絵にしか興味のない旦那は来なかった。(……)

今回、ろくろで陶器を作るデモがあった。
担当した陶芸家の方はいとも簡単に形を作っていくけれど、実はどんなに修行を要することか。
お嬢は身動きもしないで眺めていた。私は全てをビデオに撮らされ、身動きもできずに筋肉痛に。

b0059565_4584621.jpg
b0059565_458598.jpg


そして今日、とうとう巡り会ったお嬢の夢の作品。Andrea Fabregaという女性陶芸家のブース。
並ぶ陶器はなんと全て1ペニー硬貨並みの大きさというミニチュア作品だが、色付けも飾り穴もどこにも隙がない見事さ。
5歳ごろから粘土にはまって、それ以来とにかく小さい物を作ることに凝り続けているお嬢にとって、彼女の作品は正に自分の理想を具現化したものだったらしく、目を見開いたまま、足を止めて動こうとしない。
そんなお嬢に彼女は優しく、どうやって作るかを事細かに説明してくれ、いろんな質問にも答えてくれた。
お嬢の為にもできれば1個ぐらい買ってやりたかったのだが、こんな大きさのわりに値段は他のブースと一桁違いで手が出せず。壷一つで$200とか、思わず宗教の壷かと思ったよ。

去り際のお嬢と彼女の会話。
「弟子にして下さいと頼んだらだめですか」(冗談めかしつつも目は真剣)
「来年また会った時に同じ気持ちでいるかどうかが楽しみね」(手を叩いて大笑い)
彼女の夢は5年間変わってない上に、今日で一際強くなったことは間違いないだろう。

b0059565_51440.jpg帰宅するなり、ずっと前にプレゼントでもらった子供用のろくろセットを引っ張り出し、今日見た大きさのポットを作るべく取り掛かる。
教わったように、竹串などを使いながら必死に奮闘する。
何回も失敗した末に、ようやく出来上がった花瓶。
色付けはまた後日ということで、ワイヤーとロウ粘土でもって作った花を飾ったよ。
高さ2cmの作品なり。

明日から、2週間のceramicsのサマーキャンプが始まります。





5歳から、「夢はアーティスト」と言い始めたお嬢。
彼女が初めて”大きくなったら”と言い出したのは、4歳の時。
周りの子がダンサーだのシンガーだのと言う中、彼女の最初の将来の夢は牛(cow)でした。
優しくて力が強くて、いっぱいミルクを出してくれるから、が理由でした。

家の中をよつんばいで歩き回り、胸の下にバケツを置いて乳搾りの真似。
「Mommy, if you want some milk, you can squeeze me!」
その場にいた友人の旦那様、涙を流して笑いながら、20年後に男に向かって言ったらだめだよーと忠告していました。

おバカでもいい、少なくとも人間であってほしい。
[PR]
by senrufan | 2005-07-10 04:55 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://senrufan.exblog.jp/tb/3119234
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 秘密の扉 土の力 >>