心の栄養

b0059565_11423853.jpg久々にお嬢に読み聞かせをしている。
言葉もしゃべれなかった頃からずっとやってきたのだけど、スイミングが週4日になってから時間がなくなり、しばらくやめていた。
今回読み始めたのは、「クオレ~愛の学校~」。「母をたずねて三千里」のお話も入っている古典。2年ぐらい前に日本で買っておいたのだが、もうそろそろ読んでおかないと時期を逃すかもと思ってこれにした。

子供の頃以来に読んだクオレ、なんというかストレートな言葉が朴訥に続く。投げかける言葉はカーブやシュート・受けとめる時は斜め45度から、なんて態度が身についてしまった大人には、なかなか気恥ずかしい文が並ぶ。
しかしこの年頃の子供だったら、てらいもなく飲み込める言葉なのかもしれないと思いつつ、歯が浮くような言葉を音にしながら読んでいる。うああ照れるー(体を掻きながら)

自分自身が本好きなので、読み聞かせは特別なことでもなんでもなく、一緒に遊ぶものの一つとしてやっている。
しかしやはり肉体の限界はあるのだよ。10ページも読めば喉も涸れるし、第一自分で読めるものだったら自分で読めと思うじゃないか。
「お願い、もう一つだけ、もう一つだけでいいから!」
「もう声が出ないって言ってるでしょ!!」(いや怒鳴れるし)
そんな言い合いを毎晩繰り返しながらやってきた。
暫くぶりに再開した最近、読み終わった後にお嬢は「のど疲れたでしょ、ありがとねー」と言いながら、水ボトルを差し出してくれたりする。
そんなところに彼女の成長を見る思い。君もとうとう老体を労わる術を覚えたのだね。
全員が勉強嫌いの我が家において細々と続く読み聞かせ、実は唯一の日本語教育の時間であるかもしれない。



問題は、どこまで物語がわかってるか、なのだよな。
『ちょっと考えてごらん。もしお前が学校に行かなかったとしたら、お前の毎日はどんなにかみじめな、つまらないものになってしまうだろう!』
お嬢は無言で聞いている。
『朝、お前が学校へ出かける時、この町では3万人もの子供達が、お前と同じように3時間、教室にとじこもって勉強するために、学校へ出かけていくのだ』
「へえ、3時間しか学校に行かなくてもいいのかあ」
前言撤回。>成長
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by senrufan | 2005-06-23 11:36 | Trackback | Comments(2)
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Commented by peartree22 at 2005-06-28 16:50
微笑ましい~、読みきかせ。お嬢さんのコメント、昔の自分を見るようです。
Commented by Miyuki at 2005-06-29 12:16 x
いえいえ、アレと同じところまでご自分を引き下げてはいけません。(きっぱり) ちゃん様なら、ありちゃんにきっと良いご本を選んであげることと!


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