受けとめる為の器

お嬢の学校に、自閉症の子のクラスがある。
ここ最近、5年生の子がプレイグループのボランティアを務めており、お嬢もサインナップして参加している。1対1のボードゲームや、全員でやるゲームなどがメインらしい。
今日がその2回目だったのだが、そのクラスの担任から、ヘルパーの子の親への感謝レターを渡された。

友人の子が2・3人、こちらに来てから自閉症やADHDと診断されたことがきっかけで、日本人の障害児グループをわずかばかり手伝わせてもらったことがある。
お母さん達の悩みで多かったのが、父親の不理解。「うちの子がそんなわけがない」との一本槍で、協力が得られないという。
障害やLDに対する理解やサポートが日本と米国でいかに違うか、私もほんのわずかでも関わることがなければ知り得なかったとつくづく思う。

まだお嬢が6歳ぐらいの時、参加していたサマーキャンプに重度の障害を持つ女の子が加わった。その子のような態度を経験したことがなかったお嬢は、インストラクターにどうしてあの子はああなのかと聞いてみたらしい。
返ってきた答えは、「She was born just like this.」
人によってこの言葉の受けとめ方は色々だろうが、私にはどうしても表現し切れなかったものを一言にしてもらったような感激があり、いまだ忘れられない言葉である。

人との関わり方が不器用で、相手の考えや行動をそのまま受け入れるには、あまりにもまだ器が小さいお嬢。そんな彼女があえてそういうボランティアを選んだことは、少なからず嬉しいもの。
1週間に1度、合計たった3回のボランティア。彼女なりに、しっかり向き合った時間を過ごしてほしいと思う。



ロシアの人は非常に記憶力がいいという記事を読む。例えば2時間の映画を観たら、その内容について2時間話せるとか、1度読んだ記事を、一言一句繰り返せるとか。
その理由は、「口頭試験」を採用している教育法ではないかという内容だった。

ロシアの学校では、どんな学科でも必ず口頭試験があり、試験までに、教科書の内容をすべて暗記し、先生の前で重要なポイントを話さなければならない。また英語では、試験の時に英語の記事を渡され、その内容を記憶して先生に話すというテストがある。
子供のころからのこのような暗記のトレーニングをしてきたおかげで、潜在能力が開花し、結果、大量の情報を短期間でインプットでき、創造力も高まったのではないかというのが記者の推測。

苦労しない人間には、得られるものもない。
今日も冷蔵庫を開けたものの、何を出すつもりだったか思い出せず、せめてそのまま数秒頭を冷やしながら思ったことだった。
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by senrufan | 2005-05-18 11:12 | Trackback | Comments(2)
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Commented by pannaGO at 2005-05-22 06:41
それは意味があるボランティアだね、よくサインアップしてくれた。さすがお嬢だ。胸きゅん、、、。小学校のとき、帰りが一緒になる友達がいてね、どうしても彼女が言ってることがわからなくて、辛かったなあ。でも、道端の花一緒につんだり、石けりしたり、そういうときは、気持ちがぴったりだったよ。

口頭で説明できるっていうのは、本当に頭で理解していないとできないことだもんね。なるほどねえ。
Commented by Miyuki at 2005-05-22 11:11 x
そうそう、私もそういう友達いたよ~!今思えば、ただ好きとか面白いとか、そういうことだけで一緒にいられたのが夢のようだよ。お嬢は、クラスのbossyな子より、autismの子の方がずっと優しくて好きだって言ってるよ(苦笑)
もっと勉強しておけばよかったと反省することはいっぱいだけど、じゃあ今からやろうという気には全くならないのは何故。


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