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翼の下で眠らせて

「隣人を愛するというのは、神がそれを要求するがゆえに正しいのではなく、
むしろ、それが自然として正しいことであるからこそ、神がそれを要求するのである」
   ----- フランツ・ブレンターノ
       (オーストリア人、哲学者、1838年1月16生まれ)


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実家滞在も、もうじき1ヶ月になろうとしておるです。
大抵10日、長くても2週間弱が通常だった私にとって、これは今までの最長記録だな。(どーでもいい)
それもあと2日ぐらいで、一旦ベイエリアに戻る予定にしております。
……帰った日が、オバマ大統領の最後の日、かー……

これだけ長くいたにも関わらず、ほとんど外出らしい外出はせず。
できるだけ両親のそばにいたかったので、友達の誰にも連絡してませんし、お嬢は卒論の追い込みでゾンビになっていましたしね。
せめて運動不足を少しでも解消すべく、時々散歩ぐらいは。
つーても、4~5kmですけどね。(ショボい)

お嬢が卒論を提出した後、1泊2日で泊まりに来たので、その2日だけ、母ちゃんと遊んでくれたです。
1日目は鳥カフェでヨダレまみれになり(おい)、2日目は一緒に映画に行ったです。
付き合ってくれて、ありがとねえ。

ずっと家にいるわりに、相変わらず、じぇんじぇん日記を書かない生活。
せめて記憶が新しいうちに、鳥カフェ日記を書いておくですよ。

* * * * *

【旅行】

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お嬢と私の大きな共通点、それは”鳥命(とり・いのち)”
まあ、私はお嬢ほどクレイジーじゃないけどね。(自己申告)
今まで2人で、あんなカフェあんなカフェで、うはうは・きゃあきゃあと熱狂したもんだ。

お嬢がずっと格闘し続けた卒論を提出し終わった翌日、うりゃああ遊ぶぞおおおお!! という彼女と一緒に、癒しの殿堂に行ったのさ。
最初はこちらに行こうかと思ったのだが、お嬢は以前行って、2時間並んだと聞いて。
ちょうど寒波が来ると言われてた日に、それは無謀というものだ。

で、ほかのカフェを探してみれば、お、前に行ったお店の別店舗、ネット予約ができるじゃないですか。
見るだけじゃなくて触れ合えるそうだし、これはこちらに決定だ。
わーい、久しぶりに鳥にまみれてきちゃおうぜー!(ヘンなニホンゴ)




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ビルの地下一階で、入る前にお店のお姉さんに、まずはこちらの注意書きをお読みください、と紙を渡される。
前のふくろうカフェでは、わざわざレクチャーの時間があったけど、これはこれで時間短縮で良いかもね。


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読みました、と申告して、お店に入ってみると、かなり狭いんだ。
入り口横がすぐ受付になっているので、カバンを置いて手続きしようとしたら、
「あ、そこにふくろうがいるので、お気をつけください」
って、えええええ、ほんまや、可愛いのが2羽いるやんかー!

受付した時間がボードに記入され、チェックアウトする時に滞在した時間を計算して、その分の料金を払う仕組み。
小鳥スペースとふくろうスペースがあって、どちらにどう行くのも自由だそう。
逆に、カフェと名づけられていても、こちらはカフェスペースはない様子。
鳥だけ。鳥と触れ合うだけ。
……本望です。(夢見心地)

荷物やコートはお店に預けて、必要だったらフード付のウィンドブレーカーを借りて、糞除けに。
糞には慣れてるさー、とばかりに、着の身着のままで、まずはインコスペースを訪問だ。


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木の二重扉に挟まれたトンネルをくぐれば、そこは天国だった。
うわあ、うわあ、なになにちょっと、ここって鳥だらけじゃないですか。(鼻血)


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床の上をとことこ歩いてる子達も沢山いるので、これは気をつけて歩かねば。
自分の足を犠牲にしても、鳥は踏まぬ覚悟でな。


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ざっと見たところ、Conureより小さい子はいない模様。
セキセイインコがいないのは残念だけど、コザクラインコ達は人懐っこいので、楽しみだ。
実際、手乗りではないんだが、自分達からはどんどん寄ってくる。


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カワセミなどの大きな鳥もいて、すごいバラエティ。
さすがにそういう鳥には手を出せず、見てるだけー、だったけど。


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ぶったまげたのは、鴨とアヒルです。
公園ではお馴染みでも、まさかこんなところにいるとは思わないじゃないですか。
さすがに触らせてはくれなかったけど、なんとか触れた嘴と羽の感触、忘れない。(うっとり)


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ところで、鳥が何羽も群がっている人と、そうでない人がいるのはナゼ。
なるほど、餌を持ってる人のところに集まるらしい。そらそうだ。

お店のお姉さんに聞いたら、後払いで、餌のカプセルを買えるらしい。
じゃあぜひ、お嬢と私に1個ずつ。
ひまわりの種が入った、ガチャポンカプセルを受け取った。


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そしたらまあ、お嬢がカプセルに手をかけた途端に、来るわ来るわ。
まだ餌出してないっつーのに、どんだけ目がいいのアンタらは。
そらもう、ヒッチコックの鳥状態。


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私もカプセルを開けて、思いっきり鳥にまみれたよ。
頭や肩にも何羽も来て、はあぁ、もうこのまま死んでも悔いはない。


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こんな感じでたわむれるうちに、お互い、お気に入りの鳥を見つけたよ。
お嬢は白のアルビノのワカケホンセイで、虫を食いちぎる様子に惚れたらしい。(……)
結構長い間、お嬢の肩の上でまったりしていたね。

私はつぶらな瞳のConureで、この子がずっと離れないの。やーん、もっともっと。
つーても、私がというより、私の唇(分厚いです)に惚れたらしく、ずっと唇を甘噛みされててな。
果ては鼻の穴に興味を移して、がぶがぶと噛まれ続けていたもんで、鼻ペチャが更に進んだ模様です。

こちらのお店では、鳥の販売もやってらっしゃるそう。
ああああ、買って連れて帰りたかったなあ……未練がひどすぎて、泣きそうだ。


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さてさて、ずっとここにいたいけど、時間制限があるからね。
そろそろ、ふくろうスペースに移ろうか。

こちらはぐっと狭いので、店員さんが人数制限していたよ。
ふくろう達はおとなしく並んでいるけれど、これだけ接近されてて、イヤじゃないかなあ。


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大きい子から小さい子まで、ずらりと並んだふくろう達。
どの子かを選んで店員さんに言えば、1羽だけ手にとまらせてくれるのね。


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お嬢は大きいミミズクを選んで、ふかふかの羽をうっとりとなでていたけど、私はこちらの小さい子。
顔と顔を寄せ合って、しばらくじっと一緒にいたんだよ。


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ほんとに名残惜しかったけど、1時間ぐらい経ったので。
ふくろうスペースと受付の狭いスペースにある、ささやかな(すみません)ギフトショップを見ていたら、ここにも本物ふくろうが数羽いた。
あれはお幾らですか、あれください、と聞くのを必死でガマンした。


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スペースの関係もあって、商品は少なめ。
お嬢によると、最初に希望していたことりカフェのショップはかなり充実していて、お薦めだそうな。
私も、友達が買ってきてくれたグッズを、ちょー愛用してるもんね。(感謝!)
ことりカフェは、ショップだけの利用もできるってよ。次はぜひ。


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あーー、楽しかった、天国だった。
こんなに触れ合えるカフェは初めてだったので、本当に嬉しい場所でした。

しかしConureも可愛いのだけど、飼うならやっぱりセキセイインコだね。
セキセイインコはなんつーか、一番コストパフォーマンスが良い鳥、というのがお嬢の意見で、私も大賛成。
大きさ手ごろ、良く飛んで動いて、餌は少なくていいし、糞はちっさいので汚れないし、家具とかかじられても被害にはならない程度だし。

文鳥や十姉妹は小さすぎるし、Conureだとあちこちかじられる上、糞が結構大きいからね。
まあね、んなこと言ってて、縁があれば、どんな鳥でも嬉しいのだけどね。
ちなみにお嬢の夢は、セキセイインコとヒメウズラを一緒に飼うことだそうですよ。
時々、妄想のヒメウズラを手で撫でてます。(危ねえ)


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元気チャージ、癒し満タン。
お嬢と一緒に帰る実家は、一際温かい場所なのだ。


鳥のいるカフェ(浅草店)
〒111-0032
東京都台東区浅草1-12-8 大山ビルB1F
by senrufan | 2017-01-16 21:44


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