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三感使って親しんで

「憲法の重要な目的のひとつは、多数派が少数派を虐げ、その権利を侵害することを抑制することである。
少数派は、こうした抑圧に対する楯として憲法に訴える権利を有している」
   ----- ジェームズ・ポーク
       (アメリカ人、政治家・第11代米国大統領、1795年11月2生まれ)


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ファーマーズマーケットで、ローカルなオーガニック春菊を発見しましたよ。
日系じゃないお店で見つけたのは、私は初めてなのですよ。

むっちゃ嬉しー、と思って、お店のお兄さんに、これはShungiku?と聞いてみたのですが、あいにく通じず。
ありがたいことにこちらでも、日本でお馴染みの野菜が増えてきて、
水菜はMizuna、椎茸はShiitake Mushroomなど、日本名をそのまま使うようになっているものも多いので、春菊もそうかな、と思ったんですが、違ったです。
絵文字も過労死もそのままなのになあ。(激違)

じゃあ何て呼ぶの?と聞いて教わった名前が、どうしても繰り返せなかった、この悲しさ。
お兄さんは3回ぐらい言ってくれたんですけどね……

帰ってから調べたら、Chrysanthemum でしたがな。
お嬢が家にいた時だったので、これ、と言って見せたら、ああ、菊のことだね、と。
春菊は中でも、Garland Chrysanthemum と記載されてたりしたですよ。


お兄さんに食べ方を聞いたところ、茎の下の方は繊維が多くてかなり固いから、そこは使わずに、
上の方を炒めたり茹でたりして食べるといいよ、と言われました。
生のまま葉っぱを口に入れてみると、うん、ちょっと香りが弱めだけど、確かに春菊です。

オーガニックの大きな束が、$2です。
多分、日系スーパーで売ってるものの倍はある。
葉も固めなので、苦手な方には食べにくいかもしれませんが、私は大歓迎。
もー、スムージーにもガンガン入れちゃうもんね。(うへへへ)

お兄さん、今度は小松菜をお願いしたいです。

* * * * *

【アクティビティ】

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カリフォルニアにいて、周囲にワインが好きな友人は、何人も。
すごく詳しい人も、何人も。

なのに私は、どうしてもどうしても、ワインに興味がわかなくて。
カリフォルニアに住んでて、なんて勿体無い、と日本の友達に責められたり。(なんでだよぉ)

元々、お酒の席は好きだけど、お酒自体はそれほどだし、味覚オンチだし、食事の時は食べ物の味を楽しみたいし、味覚オンチだし。
なので、そのワインが好きか嫌いか、ぐらいはわかっても、それ以上のことは豚に真珠、猫に小判。
私にワインを与えちゃいけませんよ、勿体無い。

だけど旦那に、Yokoさんがワインを勉強する会をしたいということで、ゆみたちさんに講師をお願いする仲立ちをした話をしたら、
なんてうらやましい! 自分も行きたい。でも女性ばかりの中には行けない。
できたら自分の代わりに行って、勉強してきてほしい。
なんてことを抜かしたもんだから、えええええ、ってなったよね。

しかし確かに、これがワイン文化に近づく為の、最初で最後のチャンスかも。(オオゲサ)
ゆみたちさんの後ろにこそこそくっついて、開催場所のYokoさん宅におじゃましたんだよ。




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生徒は、私を含めて7人。
Yokoさんとゆみたちさんが色々話し合って、Chardonnay(シャルドネ)についての勉強会、ということになりました。

何度もワインクラスの講師を務めてこられたゆみたちさん、資料にワイングラスに水ボトル、クラッカーに至るまで、完璧準備。
主催のYokoさんも、素敵なセッティングで迎えてくださって、もうこれだけでいいわー、と思ったのは内緒です。


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シャルドネはワインの四大品種の一つで、白ワインの三大品種にも入ってる。
白・赤・ロゼなどの作り方の違いといった全般的な基礎知識も含めながら、流暢な説明をうかがうよ。

それと、テイスティングのやり方も。
テイスティングの少なくとも30分前には、特に果物は口にしないこと。
Mineral WaterやSalted クラッカーは避けて、Drinking WaterとUnsaltedに。
味覚を濁らせないようにして、味わおう。
ワインは、まずは思いっきり口に入れて、きちんとスピットすること、なども。


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今回用意してくださったシャルドネは、3本。
カリフォルニア産で松竹梅と用意された中、下の梅、竹、松の順にテイスティングしていった。

資料の中のテイスティングシートを拝見したら、うわあ、こんなにチェック項目があるんだね。
グラスに注がれたワインを、まずは白い紙をあてて色を見たり、香りもしっかり確かめて。
それから口に含むんだけど、最初のワインである為、比較対象がないので、色の透明度が高いとか、香りが甘いとかは、どこまでのポイントをつけて良いのかわからんよー。(泣)


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そこで2本目に移ったら、あ、美味しい。
さっきのワインと比べられるので、評価もぐんと楽になる。
同様に3本目まで進んで、2本目が一番好きだった、という意見も持てたのだ。

それでいいんですよ、と言ってくれるゆみたちさん。
好きか嫌いかが一番大事で、でもその為には、数をこなした方が、本当に自分が好きなタイプのワインを見つけやすくなるから、色々トライしてみれば楽しいですよ。

ただその、これは飲んだことがある、という記憶も大事だそうだけど、これがまた私ができないことだったりするので、優しい言葉を聞きながらも泣けてきます。


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それにしても、何を聞いても答えてくれる、ゆみたちさんの博識に驚くばかりでね。
ぽろぽろ散りばめられたワインの雑学、皆さんの素朴な疑問への見事な答え、どれも本当に面白かったのだ。

ヨーロッパとカリフォルニアのワインの違いとか、アルコール度数、WineryとVineyardの説明、
セラーはどういうものが良いか、保存する時はどうしたら良いか。

あー、私はやっぱり、花や団子の本体ではなく、その知識に酔うタイプ。
うん、ちょっとかっこよく言ってみた。(タダの味覚オンチ)


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少なくとも2本目までは、食べ物は食べないで、というワイン勉強会。
3本目をテイスティングした後で、Yokoさんが次々と美味しい食事をサーブしてくださって、皆さん大歓声。
飲み会ではなく勉強会ですよ、ということだったので、余計にサプライズ。

全員が材料を一つずつ持ち寄り、それを詰めてオーブンで焼いた、ぎゅうぎゅう焼き
私も何度か作ってるけど、”闇鍋”形式、これは楽しいねえ。
トマトのカプレーゼも、Yokoさんの特製ソースで、絶品・絶品。

ほかにも、あれこれお披露目してくださった保存食が、素晴らしすぎてもう。もう。
アボカドをささっと唐揚げにされたり、美味しい煮卵に舌鼓を打ったり。
勉強会で頭が満足、サプライズ宴会でお腹が満足。
幸せ~、なため息をついちゃった。


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しかし、帰る時間になったら、帰らねば。
酔った状態で帰れないので、Yokoさんが作ってくださった梅醤番茶で身体を落ち着かせ。
各自のペースでの解散となりました。

次はぜひ赤ワインの勉強会を、という、皆さんからのリクエスト。
ゆみたちさんとYokoさんが企画を練ってくれて、近々開催される予定。
今度はYokoさんのお料理も、しっかりメニューに入ってます。(歓喜)


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YokoさんがFacebookに会の模様をアップされた後、私も何人もから、こういう勉強会をやりたい、という声をもらったよ。
うんうん、そうだよね、元から好きな人は余計にね。

どういう形の勉強会が希望かな。
例えば、ごく全般的な基礎知識、白や赤についての学習、3種類のぶどうに絞った勉強会など、本当にいろんな形があるんだって。
ゆみたちさんは、その会の人達の希望を細かに聞いて、それに合わせた形で教えてくださるよ。
自分も勉強になるから、といつも謙虚なスーパーアドバイザーのゆみたちさん、この会でまたファンを増やしたに違いない。


で、すでにこの時に飲んだ味が思い出せないワタシは、もうファンの端くれを名乗っちゃいけないんじゃないかな、って……(フェードアウト)
by senrufan | 2016-11-02 10:18


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