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代用ではなく本命で

「人はどんなときに自分の境遇を不幸だと感じるのでしょうか。
一言で言ってしまえば、それは落差の中から生まれてくるのです」
   ----- 柳田邦男
       (日本人、ノンフィクション作家、1936年6月9生まれ)


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私がマンガ好きなのは、周囲の友人達の常識。(え)
でも、中でも一番好きなのは萩尾望都さんだということは、実はほとんど語られてない事実です。ええ、ほんとにどーでもいいことです。

基本、作品単位で好きになるのですが、萩尾さんだけは別格中の別格。
作品によってどうしても好き嫌いはあるものの、あの画力・表現力・緻密なストーリー構成など、何十年経っても他の追随を許さないすごい方だなあ、って、
あ、興味のない方には更にどーでもいいことでしたね、すみません。

その萩尾さんの代表作の一つが、70年代に描かれた「ポーの一族」
このたび、その続編が40年ぶりに月刊誌に掲載されるというニュースを友人経由で知った時の、私の有頂天ぶりったら。

最初は日本のAmazonで予約して、また旦那の出張の時に持って帰ってもらおうと思ったのですが、なぜかその号だけが予約できないようになっていて。
その次の号の予約販売は始まっていたのに、なんでやねん。
これは相当手に入りにくい予感を感じたので、こちらの紀伊国屋さんで予約をお願いしたのですが、それも当日入荷するまで確実なことは言えないとのことで、半分諦めながら待っていたのです。

ですから、入荷メールを紀伊国屋さんからいただいた時には、思わず歓声。
早速受け取りに行って、$11支払った時にも笑顔でいられました。
たとえ、日本円では590円の雑誌でも。(くっ……)

危惧していた通り、日本では即完売で大変だった様子。
発売日翌日には、ヤフオクなどで高値で出品されていたとか。(怒)
ひどいなあ、と思っていたら、↓のニュースが数日後に流れました。良かったわあ。

掲載誌「フラワーズ」異例の重版&緊急デジタル配信


いずれコミックス化されると思うので、続きを雑誌で買うかどうかは決めてませんが、
今の萩尾さんの絵でのポーの一族は、大変感慨深かったです。
山岸涼子さんとの対談記事もあって、嬉しかったですねえ。
お嬢が一番好きな作品が別冊付録でついていたので、これはそのままお嬢にプレゼント。
満足の一冊でありました。(幸せ)

* * * * *

【アクティビティ】

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ぐっと人数が減って寂しくなっていたハーバルメディシンのクラス、新しいメンバーの方を2人迎えて大喜び。
また嬉しいことに、知識が深く、お人柄も素敵な方ばかりが入ってくださるんだよね。
Rさん、Aちゃん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。(ぺこり)

さて、4月のこの回のテーマは2つ。
生のラベンダーからのエッセンス作りと、ヴィーガンお好み焼き&Rawソースを習ったの。




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わくわくする作業の前に、まずは今月のハーブティーで気持ちを落ち着けて。
屋久島産の月桃をメインに、ハイビスカスやレモングラスなどをプラスしたお茶ですぞ。


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月桃って初めて聞いた&見たハーブで、生姜科の植物だそう。
肌のケアや冷え症に良い、って、なるほど、女性の味方だね。


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それから取り掛かったのが、ラベンダーの蒸留水作り。
銅製のぴかぴかの器具が取り出されて、おおおお、ますます魔女の集会っぽくなってきたですよ、このクラス。


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Yさんがシャスタで汲んできてくださったお水&ラベンダーを入れた側の容器を火で温めて、反対側の容器に蒸留水が溜まる、という仕組み。
簡単そうに聞こえるけど、氷を入れたり容器の段差に対処したりしないと、上手くいかないという仕組み。
途中、ホースから漏れたりして、あわわな展開もありました。
魔女になるのも楽じゃない。(ぜーぜー)


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ぽたっ、ぽたっ、と蒸留水が溜まっていく間に、いよいよお料理のご指南が始まった。
Raw お好み焼きソースとは一体?
それは野菜とスパイスたっぷりの、感動の薬膳ソースのことでした。

玉ねぎ、セロリ、にんじんといった野菜に、加えたスパイスはなんと9種類。
カレー粉並みのバラエティに富んだ材料に、Rawゆえの栄養も加わって。
といっても、日持ちさせる為には、火を通した方が良いからね。
どっちにするかは自分次第。


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ヴィーガン&グルテンフリーお好み焼きの方も、負けてません。
卵も小麦粉も使わずに、キャベツや米粉でふんわりと仕上げる為の材料は、えええ、チアシード?

混ぜ混ぜした生地が、フライパン上でじゅーじゅーと。
あー、早く食べてみたい、味わいたい。


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と、そうこうしている間に、溜まってきました、ラベンダー蒸留水
これをベースに、Yarrowのチンキとラベンダーオイルを加えて、ローションの出来上がり。
お肌の解毒と回復に良い秘薬でございますぞ。


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そして、Yさんが素敵に焼いてくださったお好み焼き。
サラダやグリルドアスパラガスも添えられて、うわあ、早く食べたいです。


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薬膳ソースも、Rawのと加熱のと、2種類を。
比べてみたところ、やっぱり火を通した方がマイルドな。
でも、Rawの鮮やかな風味も捨て難く。
最初はRawで作って、途中で火を通して長持ちさせる、という作戦に出るべきか。


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グルテンフリーお好み焼きは、予想以上にふんわりしてて、すごく美味でした。
ナッツも入っているので、アクセントになって楽しいよ。
ジャンクな風味も楽しめるスーパーフードメニュー、面白いねえ。

このクラスのちょっと前に、tamachanやYokoさんと、ヴィーガンメニューを作る時、卵の代わりに何を使う?という話になったことがあって。
その時に、チアシードの名前が出てきたのだが、ちょうどこんな記事も読んだりして。

16 Egg Substitutes You Won’t Believe! How to Cook Without Eggs

私はヴィーガンではないので、卵も必要な時は使うけど、こおゆうのを実験するのは、別物で大好きなんだよな。
へえ、こういうのも使えるんだ!という面白材料が幾つもあったので、機会を捉えて試してみたいのだ。
食べ物で遊んじゃいけません、って、うん、わかってる。わかってるんだよ、お母さん……


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時間切れになってしまって果たせなかったけど、ヒーリングライアーという癒しの楽器を見せてもらったよ。
音楽を奏でるわけじゃないので、楽器と呼ぶには語幣があるかもしれないけれど、音で人の心身に働きかける、音楽セラピーみたいな感じなのかな。
こういうものに敏感な方には、とても素敵なツールなんだろう。


この次のクラスの後は、長めの夏休みに突入する。
すでにそのクラスは終了してるので、その記録はまた後日。(こればっか)
by senrufan | 2016-06-09 07:23


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