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出会ってしかるべき時

お嬢、学校が休み。……なんで休みなんだっけ。(母子そろってわかってない)

午前中、リチェック受けにお医者さん行き。飲んでいた気管支拡張剤が切れたら、ということだったので。
またまた聴診器をポンポンとされ、問題なしとのお言葉をいただいた。「もうスイミングも行っていいよ」と言って下さった先生に、月曜からもう行ってますとは言えませんでした。(目を伏せながら)

そして気になる喘息のこと。お嬢は軽いアトピーがあるので、やはり潜在的に因子を持っていると思っていた方が良いらしい。アレルギー因子かもな。日々何をしなくてはならないという具体的な事はないんだけど、心の準備はいつでもしてなくてはいけないというか。って、一体何をどうしたら。
そうしていつしか雑事に取り紛れて忘れてしまい、お嬢が何か症状を訴えても「気のせいだ」と断言する自分の姿を、何とも鮮やかに予想する。

すっかり暑くなってきた日差しの中、図書館をハシゴする。お嬢の借りたい本リストの中にあった「Da Vinci Code」、残念ながらどっちの図書館でも品切れ。先日Costcoで見つけた原書は、絵画や建物の写真などが豊富で小説本とは思えない装丁になっていて、彼女は非常に気を惹かれたのだが、最初の1章を立ち読みしてなかなか怖い描写も多いと感じたらしく、買わないでまずは図書館で借りてみたいと希望していたのだ。
これは待っててもきりがなさそうなので、図書館に予約を入れる。はてさて、お嬢にどこまで理解できるか。

ちなみに彼女は最近、大人の本を読みたいモードに入っているらしく、今日はスタインベックの「怒りの葡萄」を借りていた。別に読みたければ読めばいいのだけど、基本的に本には出会うべきタイミングというのがあると思うのだ。その年に読んだからこそ感動した、というタイミングがな。理解する力が足りない時に読んでしまったが故に、つまらない1冊と決めつけてしまうことだけは避けてほしいんだな。

片や私が今日読んだのは、その「ダヴィンチ・コード」の前作にあたる、ダン・ブラウン著「天使と悪魔」上下巻。これが主人公・ラングドン教授のデビューに当たるらしい。
先に読んだ「ダヴィンチ…」ではあっさりと犯人がわかったのだけど(ただの勘)、こちらは最後までわからなかった。美術や歴史の多彩な知識がちりばめられていたのが楽しかった2作目に比べ、1作目はよりミステリー色が濃い。盛り沢山の要素が絡み合っている。
教皇の死によりコンクラーベが行われるヴァチカンを舞台にしており、はからずもタイムリーな読み時。かつてヴァチカン市内に3日間滞在したことがあるのだが、いまだサン・ピエトロ大聖堂や大広場は忘れがたく、街中の描写が臨場感あふれるものとして読めたのはそのおかげかもしれない。
「あらゆる信仰とは、この世には人間の理解を超えた存在があり、私たちはその存在に対して責任を負っているという戒めなのだ」との一文にうなる。改めて宗教と科学の在り方を考えるチャンスをくれる本。



アトピー改善策として、先生に勧められたのが乾布摩擦。1日2回できればさらに良いと。「薬に頼るよりも長期的に体質改善。漢方療法だよ」とおっしゃるのに、深く頷く。
ただし、「お母さんもご一緒に」と言われたことには、無言の微笑みで返すのみ。
by senrufan | 2005-04-22 06:36


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