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求める光の在り場所は (12)

「詭弁はよしたまえ。
つまらんパラドックスは自分で自分を不幸にするようなものだ」
   ----- 永井荷風
       (日本人、作家、1879年12月3生まれ)


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日本滞在時の小ネタも、ちょこちょこ記録していかねば。
まあ、食とか食とか食になると思いますが。

お嬢との再会は、私が着いた翌日、東京駅にて。
彼女が前から行きたいと思っていたお店が、東京駅地下にあって、それがたまたま私も気になっていたお店だったのですよ。

相思相愛で意気揚々と向かったのは、「東京ラーメンストリート」
8軒のラーメン屋さんが並び立つ一角で、その中にベジラーメンを提供しているお店があるんですね。

全て植物性の原材料で作られた、その名もベジソバは、麺が2種類。
パプリカを練り込んだ、うどん用の中力粉使用のもちもち麺と、玄米粉で作ったグルテンフリー麺を、それぞれ1つずつお願いしてみたですよ。


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いただいたベジラーメン、かなり美味しかったです。
正直、あちらのラーメンのように、いわゆる「ラーメン」ではないので、誰にでもお勧めできるわけではないのですが(失礼)、その辺りを了解していただける方には良いでのは。

野菜がたっぷりで、人参グラッセのピュレを混ぜ込んだスープは、コクと甘味が良く。
あと、トッピングの押し麦バジル和えと赤い柚子胡椒がすごく良くて、ですね。
麺も、両方とも良かったですが、個人的には玄米麺に軍配です。

しかし、こうやって外食のベジラーメンをいただいてみると、改めてSさんの「おうちラーメン」のすごさがわかるなあ。
あのラーメンだれは、一般のラーメン好きな方にも十分お勧めできますからね。(握り拳)
野菜ベースで、となった時、大変不遜な言い方で申し訳ないのですが、ちゃんと旨味を引き出せてないお店も多いように感じるのですよ。

菜食がそれほど珍しくなくなってきている今、どんな味が開発されていくのか、ひたすら楽しみでございます。


ソラノイロ

* * * * *

【旅行】

3. ヴィエリチカ岩石採掘坑 (HP

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ポーランドはワルシャワに3泊滞在したのですけど、中1日を使って、クラクフというところに日帰り旅行してまいりました。
チェコの時と同じ日本の旅行会社にお願いして、一日ガイドさんに案内していただくツアーです。


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ワルシャワから特急電車に乗って、片道約3時間の旅。
憧れのコンパートメントの座席、でしたが、6人がけだったので、ほかのお客さんの手前、なるべくお行儀良くしたですよ。(小学生の遠足)

クラクフ駅に着いたら、ポーランド人の英語ガイドのCさんが出迎えてくれまして。
彼が運転する車でまず向かったのは、世界遺産に登録されている、ヨーロッパ最古の岩塩採掘坑、ヴィエリチカでございます。




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クラクフ郊外の町、ヴィエリチカ(Wieliczka)。
こちらにある地底岩塩採掘坑は、700年以上の歴史を誇り、つい最近の1996年まで商業採掘が行われていた場所です。


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場所が場所なので、ふらっと行って自分で見るというわけにはいかず、現在はガイドツアーによる見学のみ。
大人数で狭い場所を進むこともあって、一人一台ずつオーディオを持たされ、ガイドさんの音声をきちんと聞けるように気配りされています。
各自チャンネルを合わせて、スタートです。


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採掘坑は地下64mから327mに至るまでの9層あり、ツアーの最初は、まだ?もっと?という階段下りから始まります。
地下通路の総距離は、なんと250kmにも及ぶそうですが、ツアーはその一部ということでほっとした年寄りです。
つーても、結構歩いたなあ、と思っていたら、そらそうだ、3.5kmほどだったそうですよ。


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ガイドさんが案内されて、幾つかの採掘坑を見ていくのですが、
そこにあるのが、こういった彫刻の展示や礼拝堂など。
伝説や昔話のシーンを再現したものや、当時の採掘坑の様子を表したものですね。


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もちろん坑道そのものも、鍾乳洞のように面白かったです。
こちらは、ポップコーンと呼ばれる岩塩跡。


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今のように、大きな工作機械など望めなかった時代。
人力と、そして馬や驢馬の力仕事でありました。


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つまり、危険と常に隣り合わせの仕事であることは、言うまでもなく。
水が染み出て滑りやすい地面を、レザーの靴で、10kg以上の塩を担いで運んでいたというのですから、気が遠くなる話です……


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ですので、高い給料と高待遇で労働者を雇っていたそうです。危険手当。
今も昔も、この手の職場には、どうしても悲しいエピソードが集まります。

ガスを探知するカナリアを持って入ったのも、石炭坑と同様。
鳥好きな私には、その意味でも辛い事実です。
後には、ダイナマイトでの爆破も行われていた現場。
ところどころにある神の像や祈りの場は、さもありなんと思いますね。


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その思いが結晶したかのような場所がこちら、聖キンガ礼拝堂
地下101mにあり、天井、壁、床、そして祭壇まで、全て岩塩でできているという、驚異の礼拝堂でございます。


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こちらの礼拝堂は、3人の坑夫が交代で、70年以上もかけて彫ったとか。
どれだけ肉体的に負担がかかったことか、と思えば、一層大切なものに映ります。


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特に有名なのが、こちらの「最後の晩餐」のレリーフです。
絵や像には当然触れませんが、その脇の壁を触った指をなめてみたら、おお、しょっぱい。
ほんとに、全部塩でできているんですねー。


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出口近くにあったのが、法王ヨハネ・パウロ2世の彫刻です。
初のポーランド出身の法王に対する、ポーランド人の尊敬と誇りの念は、ガイドのCさんとお話ししていても、しみじみ感じ入りました。


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途中、坑道内の木材まで白いのはなぜですか?という質問へのガイドさんのお答えは、
明かりが少ないので、少しでも明るくする為に、塩水にカルシウムを混ぜたものを松材に塗って白くしていたんですよ、でした。
なるほどなあ。

ちなみに、こういったところにあるシャンデリアも塩製です。どんだけ。(くらっ)


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地底には、小さな湖も。
死海並みの塩湖なので、入っても沈みません。入ってはいけませんが。
以前はボートで行き来もあったそうですが、現在は環境保護の為に中止されています。


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ミニシアターやカフェ、お土産屋さんまで揃った、一大コース。
塩が貨幣並みの価値を持っていた時代からスタートした岩塩坑は、今では観光事業の目玉として公開されています。

へっぽこ写真ばかりですが、それでも、もっとこちらに載せられないのが残念。
大変見応えのある、行って良かった場所でした。
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by senrufan | 2015-12-03 11:45 | Trackback | Comments(0)
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