細めに開けた隙間から

「人は、人生が公平ではないことを悟れるくらいに成長しなくてはならない。
そしてただ、自分の置かれた状況のなかで最善をつくすべきだ」
   ----- スティーブン・ホーキング
       (イギリス人、物理学者、1942年1月8日生まれ)


ようやくスマホを持ち始めました、と書いた、その翌日。
朝から我が家のTV、家電話、インターネット、全てがダウンいたしました……

うちはComcastで、TV・電話・ネットのセットに加入しているのですが、モデムがダメだと全部ダメ。
Comcastに電話して復旧をお願いしたのですけど、技術者があいているのが2日後と言われて、泣く泣く予約。
ぶっちゃけ、TVも家電話も、1ヶ月ぐらいなくても全然困らないんですが、ネットがないと、どーにもこーにも。
年末にスマホ契約をしたのは、正に神の思し召しであった模様です。(感謝)
おかげで、当面の危機は乗り切れましたです。

そして、予約時間にほとんど遅れずにやってきたお兄さん。
家に入って、これがモデムです、と示したところ、あら、なんかさっきまで消えてたランプがついてるじゃん。
ちょちょい、といじって、繋がるかどうかやってみて、と言われて試したら、あら、直ってる!
なんでも、家の前の何かがおかしかったらしく、うちに入る前に修理
→ ピンポーン → どれ? → うん、大丈夫だね → Have a nice day!

ピンポーン以降は、2分ぐらいだったかな。
もこもこフリースを着ている私の横で、たくましい腕をさらした半袖Tシャツのお兄さん、
両腕びっしりのタトゥーが迫力&笑顔がさわやかなナイスガイでありました。
ありがとう、救世主。

関係ないけど、タトゥーをしている人って、それを見せる為の服装でいたいものなんでしょうか。
冬は大変だなー。

* * * * *

【レストラン】

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何回も言いますが、私はベジィ偏愛なだけで、正確にはベジタリアンやヴィーガンではありませぬ。
なので、お肉もお魚も、それを良しとする時には、感謝しながらいただきます。

ということを良くわかってくださっている、お友達のKaoruさん。
デートしましょー(愛)となった時、思い切って冒険してみませんか、とお誘いいただいたのは、
なんとステーキハウスなり。
ミシュランの星がついた、このエリアでは有名なお店なの。

マクロビを知る前から、アメリカにいながらにして、ステーキをオーダーしたことがないワタシ。
いやいや、いくらベジタリアンでないといっても、そういうお店はさすがにどうなんだ。(悩)
が、Kaoruさんが、雰囲気とサービスがとっても良いので、そういうところを楽しめば良いし、
野菜のメニューもなかなかですよ、とおっしゃってくださって。

確かになあ、こういう機会でもなければ、行くこともないだろうし。
この際、Kaoruさんに甘えて、お供させていただいちゃえ、とな。
清水の舞台ほどでなくても、自分的にはかなりどきどきの訪問だ。
ステーキ目当てじゃなくて、ほんとにすいません。




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入り口をくぐるなり、いきなりこんな冷蔵コーナーで驚いた。(ぐえぇ)
これを見て、わくわくする方もいらっしゃるのだな……

Wagyu(和牛)がすっかり高級牛肉の一種として定着した感があるのだけど、
更に鹿児島牛なども売られていて、しかもお値段がハンパじゃないのだよ。
思わず、ゼロの桁を数えてしまったビンボー人。
鹿児島に行けば、この10分の1ぐらいの値段で、本当に美味しいお肉が食べられるんですけどね、
とKaoruさんに教わった。なるほどなあ。


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ランチ開始時間より少々早めに着いたので、ラウンジでしばし待つ。
その時の案内も、その後のテーブルへの案内も、確かにとってもナイス。
少しずつ埋まり始めたテーブルのお客さん達も、ドレスアップした方が何人も。
……服は仕方がないとしても、せめてもうちょっとメイクしてくれば良かったか。

席について、メニューを眺めれば、お、ランチのプリフィックスがあるのですね。
1stと2nd、それぞれ1品ずつ選んで、あとはデザートが付いて、$48だったかな。

お得なのだろうけど、メインの2ndコースが、肉しかない。当たり前だっつーの。
さすがに、私一人でステーキを平らげる自信はゼロだったので、
ここはおとなしく、野菜メニューを単品で幾つか頼んで、Kaoruさんが選んだプリフィックスをシェア、ということに決まったの。


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この日のアミューズは、Cream of Mushroom SoupCheese Puff
どちらも小ぶりなんだけど、スープは濃厚で食べ応えありだし、ふかっ、としたチーズの揚げパン、んまかった。


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Prefixの1stは、Hanachi Shot。こちらでは有名なメニューらしい。
ハマチのお刺身に、トリュフ風味のポン酢をかけて、黒胡麻とハラペーニョ、そして生姜のアクセントを効かせた一品。

さっと混ぜて、ぐっと一口で召し上がってください、と言われて、え、そんな一口でなんて勿体無い、と思ったんだけど、全て一緒に口に入れてハーモニーを楽しむメニューなんだな、と思い直し。
思い切って、よいしょ、と口に入れて、もぐもぐと。
おお、確かに、程好く辛味が染みてくる。
そして、それで終わりって、なんて高級なオードブル。(くらっ)


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野菜メニューも、順繰りに。
Kaoruさんのお気に入りというTruffled French Friesは、熱々のうちは止まらない美味しさ。
適度に効いた黒胡椒にガーリック、ほのかに香るWhite truffle oilで、一味違うポテトだよ。


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Haricots Vertsは、しゃっきり歯応えを残した、インゲンのソテー。
シンプルなメニューだけど、固めで油っこくない仕上がりに好感。


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そして、どーん!と来ました、2ndコースのWagyu Hunger Steak
写真ではわかりにくいけど、かなりのボリュームです。
サイドに、Negi-Yuzu Kosho lime vinaigretteと、和風なドレッシングのサラダ添え。
緑色のソースは、Charred Cucumber Panzanellaだそう。

スライスしてから、私にも分けてくださったステーキは、レアを指定されたKaoruさんも、満足の焼き上がり。
とってもジューシーで、塩が控えめなので、そのままでも良し、またソースで二度旨し。


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私のメインは、Cobb Salad。これも、相当なボリュームで。
Kaoruさんに手伝ってもらったにも関わらず、完食は無理だった……
野菜が新鮮で、良かったよ。


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プリフィックスの最後のデザート、Strawberry&Rhubarb Sorbet
ざくろ?ベリー?な粒々が底にいっぱいあって、シャーベットはかなり甘かったけど、ベリーが酸っぱくて好相性。


はあぁ、お腹いっぱああい、と幸せなまったり感にひたっていたら、
私達のテーブル担当の方が、何やらピンク色の物体を掲げて、近づいてこられるではないか。
すっごく洗練された物腰のウェイターさんなんだけど、その彼と大変似合わなく見えるんだけど。(目をごしごし)


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彼の手にあったのは、なんと昔懐かし、綿アメで。
「バブルガム味です」と恭しく差し出された時には、吹き出すのをこらえるのに必死。
最後に勘定書と一緒に持ってくるのが、このお店の決まりなんだって。
知らなかったー、ウケました。


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さてさて、終わった後の正直な感想は。
お店の雰囲気はとても良かったし、サービスも上等で、さすがだね。
説明も明快で、良い気分にさせてくれて、小心者ゆえ緊張しながらも、居心地良く過ごさせてもらったよ。

お料理は、私ごときにはお肉の味は良くわからないから、あのお値段と引き合うだけの内容か、と言われると、うーん、ほんとにどうなのか。
どこまでが材料の高さなのかな、という気持ちが、ちみっと沸いたりね。

それにしても、やっぱり私には、ビーフは難しい。
こういう気持ちもあって、お肉をいただくなら、ビーフよりは、せめてポークかチキンと思っていたけど、実際に味の相性もそうだった。
後味なども含め、いただいたスライスだけで、身体にクるものがありました。(軟弱すぎ)


ステーキというものは、素材の選択から焼き方まで、決して侮れないお料理で。
でも、いくら美味しいステーキでも、それだけで高級レストランの格を維持していくことは無理なので。
広い広い店内が、ほぼ満席になるぐらいのお客さんを惹きつけているというのは、やはり、さすがの一言に尽きるよなあ。

とりあえずベジィな私は、ベーカリー部門の発展を祈ります。


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Alexander’s Steakhouse
10330 N Wolfe Road
Cupertino, CA 95014
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by senrufan | 2015-01-08 15:01 | Trackback | Comments(6)
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Commented by ノンノン at 2015-01-11 02:11 x
このレストランの食器が素敵じゃありませんこと?
お水のグラスもかわいらしいし、
日本料理で使うような焼き物のお皿もいい感じです。
素敵な食器、欲しいなぁ(笑)。
Commented by Miyuki at 2015-01-11 12:37 x
*ノンノンさん
そうなんですよ、こちらのお店は中国の方がオーナーだそうですが、ビーフからか和食の影響が強くて、だから食器もなのかな、と思ったり。
昔は洋食器に惹かれましたけど、今は断然和食器ですね~。私もいっぱい欲しいです! どこにしまうんだ!
あと、前は6枚セットで買ってましたが、これからは7枚にしようと思います……割ってしまったらもう手に入らないというのが悲しいので。
Commented by Hiroko at 2015-01-11 17:27 x
ご無沙汰しております。近々お会いできそうですね。楽しみですっ!
数年前にこちらのレストランで食事をした時に、隣のグループがブルジョアコーヒーを飲んでました。
鳥にコーヒー豆を食べさせて、それを腸の中で発酵させて、と説明を受けているのを横で盗み聞きしてました。
一杯数十ドルしてた気がします。たのんでもいないのに、説明をしているウェイターに「のーせんきゅーふぉーみー」と心の中で呟きました。
私は普段コーヒーも紅茶も殆ど飲まないので、よくわかりませんが、美味しいんだと思います。
肉自体は美味しいですが、結構ソースがヘビーだったので、最後の方は大根おろしと醤油が欲しかったです(苦笑)
Commented by Miyuki at 2015-01-12 13:34 x
*Hirokoさん
こちらこそ、お二人にお会いできるのが待ち遠しいですーーー!
え、あのテのコーヒーに鳥のがあるんですか!? 猫と象は知っていましたが、それはそれは。あらゆる品が高級なレストランなんですねえ。
猫バージョンは世界で一番高いコーヒーだそうで、私ものーさんきゅーなんですが、鳥と聞いた途端にちょっと興味が。どれだけ鳥フリークなの……
そうか、大根おろし&醤油だったら、私ももうちょっとイケたかも! 和食の薬味って、ほんとに偉大ですよね。
Commented by ustomi at 2015-01-14 07:41
こんにちは; miyukiさんやっぱりお肉を食べられましたね(笑い) 私いつか いつか と待っていたんですよ。

でもこのお店は素晴らしい、お値段気になりますね、入るときは。

こちらではもうすぐ 1週間の 冬期間限定 スペシャル価格の 高級レストラン の期間が来ました が 私はもう肉がダメなんで、野菜でも食べるかなんて思っています。

1週間前に従妹の旦那が同僚2人連れて SD、DC Washigton
へ出張で来まして マリナデルレイ のレストランに連れてゆきましたが 私 海鮮パスタが食べられなくて、あくる日は一日中気分が悪かった、いよいよ ベジに突入ですかね。
その節はなにとぞご指導をオネガイ。
Commented by Miyuki at 2015-01-14 11:44 x
*tomiさん
?? えーと私、何度も日記でお肉やお魚を食べてるところを書いてますが……

素晴らしいお店なんですが、色々と覚悟がいります(笑)

あ、Dining Outといった類の期間ですね。こちらでもありますよー。
いつもなら敷居の高いお店を試せるのはいいのですが、その分、いつもと違うチープなメニューに出会う場合もあり、なかなかフクザツなイベントですね。

海鮮パスタとはうらやましいです~。が、それで気分を悪くされたのなら、い・かーん、でありますな(汗)
ベジにするのは、実はかなり簡単なんですよ。野菜オンリーのほうがずっと調理も楽ですし。tomiさんの体調を良くしてくれるメニューに出会えますように!


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