星まで届く音と声

「私は声を上げます。といっても、声高に叫ぶ私の声を届けるためではありません。
声が聞こえてこない『声なき人々』のためにです」
   ----- マララ・ユスフザイ 2013年7月12日の国連演説より





ノーベル平和賞、マララさんとサティアルティ氏

児童労働撲滅に尽力=8万人救出―サティアルティさん・ノーベル平和賞

今年も、ノーベル賞が続々と発表になってますね。
無知蒙昧なワタシには、知らない方・知らない偉業について、カケラでも知ることができる、大変ありがたい機会でございます。

平和賞がマララさんに、というニュースを聞いて、感じたのは。
喜びと、当然と納得する気持ちと、そして、まだ17歳という若さで授けられてしまったことについての些かの不安、です。
どうか彼女の前途に、一つでも多くの幸あれかし、と祈るばかりです。
平安あれ、と祈りたいところですが、それは恐らく難しいことと思いますので、せめてもの。


憲法9条が受賞か?という噂も流れていましたが、果たしてどういう選考になったのでしょうかね。
Wikiによれば、選考過程は受賞の50年後に公表されるそうなので、その時が楽しみですね、
って、ワタシ、生きてないじゃん。

* * * * *

【音楽】

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イベントやコンサートのディスカウントチケットを販売するオンラインサイト、Goldstar
6月だったか7月だったかに送られてきたお知らせメールで、目をむきました。
なんと、Yo-Yo Maのソロコンサートのチケットが発売されているではありませぬか。

ヨーヨー・マって、あのよよま!? 同姓同名の別人じゃ!?
思わず、何度もそのお知らせを読み直し、写真を見返したぐらいに、これはすごいニュースでございまして。
だって、昨年のサンフランシスコ・シンフォニーとの協演コンサートなど、チケット一般販売開始日の開始時間前から、PCの前で待ち構え、時間ジャストにリロードしたら、「Sold Out」の文字が現れた、というぐらい。(撃沈)
つくづく、前のコンサートはラッキーだったなあ、と思います。

何はともあれ、ソッコーでお友達に拡散。
旦那に相談して、2人分のチケットを予約。
したものの、実際にチケットが送られてきたのがコンサート間近だったので、手にするまで不安な日々でありました、なんつって。




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場所は、UC Berkeleyの中にある、Hearst Greek Theaterにて。
屋外コンサートなので、夏とはいえど、ジャケットは勿論、ブランケットは必須だよ、とゆみたちさんに教わって、ユニクロダウンと毛布を抱えて行ったです。(感謝!)

で、このブランケットが大活躍。
コロシアム型の劇場は、シートがコンクリートなもので、直に座るとお尻が痛くてもう。
毛布がちょうど良い座布団&膝掛けとなってくれたですよ。


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ヨーヨー・マが姿を現した途端に、すごい拍手と歓声が。
前にも思いましたけど、本当にこの国の人達に愛されている音楽家なんだなあ、と実感です。

そのままチェロを抱え、しっとりと演奏が始まりました。
曲目は、以下の通りです。

Johann Sebastian Bach

Suite No.1 in G major, BWV 1007
Prelude
Allemande
Courante
Sarabande
Menuett Ⅰ
Menuett Ⅱ
Gigue

Suite No.5 in C minor, BWV 1011
Prelude
Allemande
Courante
Sarabande
Gavotte Ⅰ
Gavotte Ⅱ
Gigue

Suite No.6 in D major, BWV 1012
Prelude
Allemande
Courante
Sarabande
Gavotte Ⅰ
Gavotte Ⅱ
Gigue

日本語名だと、バッハの無伴奏チェロ組曲から、1番・5番・6番でありますね。


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ゆったりと始まったコンサートは、メジャーな1番から。
屋外で、マイクで拡大した音で、どれだけの音質かな、と半分諦めていたような感じだったのですが、これがなかなかどうして、どうして。
音響担当の方々のご努力は勿論でしょうけれど、やっぱり彼の演奏の素晴らしさ。
ベストとはいかなくとも、それでもこれだけ深い音色で聴けるんだ、ということに驚いたぐらいです。

最初こそ、あ、やはし屋外だから、と感じたのですが、曲が進むにつれて、どんどんと音質が上がっていったような。
それは、私がぐんぐんと彼の演奏に惹き込まれていった、ということにほかならず。
ラストの6番は特に素晴らしく、文句なしのスタンディングオベーションでございました。


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周囲の皆さんがパシャパシャ写真を撮っていて、え、え、いいんですか、それなら、と私もカメラを出し。
といっても、暗い中、三脚を持ってなかったので、かなりブレブレでありますが。
演奏と演奏の合間をねらって、何枚か撮ってみたですよ。出来はともかく、良い記念になりました。

バイオリニストのKaoruさんから以前お聞きしたのですが、ヨーヨー・マ氏は演奏だけでなく、お人柄も素晴らしい方だそうで。
人格が伴ってないと良い演奏家ではないとは申しませんが、あれだけの演奏をされる方が、人格者でもあられる、というのは、ファンとして更に嬉しかったりします。


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音楽は大好きですが、鑑賞力があるわけではないので、果たして彼の演奏をどれだけ受け止められているかは、我ながらギモンでありますが。
それでも、元から好きなチェロという楽器を、あれだけ真っ直ぐに弾きこなす彼の音は、聴くたびに好きだなあ、としみじみ思います。

曲によって、時に切なく、時に甘く。
その音楽の力強さの中に、確かに感じる温かさ。
初めてCDを聴いた時から、その印象は変わることなく、生の演奏を聴いて、更に強くなるばかり。
オーケストラを背負った協奏曲も、ぜひぜひ聴きたいものですが、今回はこういった形のソロで聴けて、本当に嬉しく思います。


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鳴り止まない拍手に応えて、アンコールも。
合間のトークでも、温かいお人柄が感じられる、穏やかな話しぶりを披露してくださいました。

来月11月には、日本でもコンサートがあるのですね。うらやますぃぃいい。
今度はいつ行けるかな、聴けるかなあ。
また何かうまい話が飛び込んでこないものか、と願っているコンサート後でございます。
いや、自分で探せよ。


Greek Theater Berkeley
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by senrufan | 2014-10-10 08:27 | Trackback | Comments(0)
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