料理という名の科学とは (後)

「対人関係のなかで傷つかないなど、基本的にありえません。
対人関係に踏み出せば大なり小なり傷つくものだし、
あなたも他の誰かを傷つけている」
   ----- 岸見一郎 「嫌われる勇気」より


愛しい水色インコが虹の橋を渡った日から、一年が経ちました。

しばらく泣き暮らした後、彼は私の中にずっといるんだな、
たとえ他の鳥が来たところで、それは変わることはないんだな、と実感した瞬間がありまして。
以来、日々が過ぎて、彼のことを笑って話せるようにはなってきたのですが。

たとえばソファに座っている時、ふと横を見ると、彼の姿が見えたり、
写真を整理していたら、急に彼の写真が出てきたり。
そんな不意打ちの瞬間には、まだまだ弱い涙腺です。


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ですが、一周忌を前に、嬉しいことがあったのですよ。
命日の2日前に、お嬢が帰省したのと、友人からインコを3羽預かることになりまして。
お嬢と一緒に、水色のお墓(墓石なし)にお参りできましたし、
オカメインコと2羽のセキセイインコのおかげで、1年ぶりに鳥の声に満たされている我が家です。


ずっとずっと、変わることなく、水色と黄色が大好きで。
子供の頃に買っていたインコも、忘れることなく愛しくて。
ペットを飼うというのは、そういう存在が心の中に増えていくこと、でもあるのでしょう。

* * * * *

【アクティビティ】

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Ryoyaさんの連続セミナー、カレーに続いて参加したのは、大豆のワークショップだよ。
自家製豆乳、納豆、豆腐、豆乳ヨーグルトの作り方を教わるの。

実は上記4品、全て作ったことがあるといえばあるワタシ。
なのだけど、もっと良いコツや美味しくなるポイントがあれば教わりたい、と願っての参加ナリ。




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まずは、12時間以上浸水させた大豆。
水を切ってから、大豆の重さを量って、増えた分の重さを、レシピの水の総量から引くんだって。
そう、こういう”割合”的なレシピになっているのが、Ryoyaさんレシピのありがたいポイント。


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きちんと量った水と大豆をブレンダーにかけて、出来上がったのは、生呉だよ。
これを鍋で煮立たせて、豆乳とおからを作るのだ。


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ぶくぶくと泡立った生呉を、たえずかき混ぜ続けなくてはいけないのは、ちとアレだけど。
その後に美味しいものが待っていると思えば、なんのその、って私が混ぜてたわけじゃないだろう。(殴)
担当してくださった方々、ありがとうございます。


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熱々の生呉を、さらしでぎゅぎゅっ、と絞れば、
下には豆乳、さらしの中にはおからが残る、という仕組み。


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この出来立て・絞り立て豆乳の、美味しいこと。
ほんのり甘くて、コクがあり。
残ったおからは、ぜひぜひいただきたい、と立候補。
オーガニックの良いおからを手に入れるには、自分で作るしかないかも、と思い始めた今日この頃。
関係ないけど、一度でいいから、絞り立ての牛乳を飲んでみたい。(ハイジ願望)(あれはヤギか)


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その豆乳で、豆腐作り。
にがりを入れる時は、豆乳の温度も計ること。
うん、こういうテクニックを教わりたかったの。


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そして、納豆編。
大豆を発酵させる為に、市販の納豆を入れたり、納豆菌を使ったり、なのだけど、
教わったのは、なんと究極のわら納豆。
主催してくださったFさんが、日本のご実家から持ってきてくださった、藁の束。
きれいに洗った藁と蒸した大豆を入れて、温度を保ちながら数時間。天然素材のすごさだね。
ううむ、身近で藁は簡単に手に入らないだろうから、やっぱり市販に頼るしか。

ちなみにRyoyaさんのお勧め保温は、ヨーグルティア
ここで握り拳をしたワタシ、はい、持ってます
今では、アメリカのAmazonでも買えるのね。


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豆乳ヨーグルトは、Fさんがすでに仕込んでくださっていたのを拝見。
ヨーグルトについても、種菌はどういうものを使われているのかを知りたかったので、
説明を聞きながら、なるほど、なるほど。


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そして、待望の試食タイム。
出来上がった大豆食品の試食だけの予定だったのに、Fさんが玄米ご飯やお味噌汁、おかず類を用意してくださって、思わず感涙。
日本から帰られたばかりで、さぞお疲れだったでしょうに、うるうる。


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お豆腐は、まだ固まりきってない、おぼろ豆腐の状態で。
何もつけなくても、そのままで自然の甘みがあって、ほんわか美味しいよ。


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豆乳ヨーグルトも、まろやかな酸味が良い感じ。
市販のSoyヨーグルトは、乳製品ヨーグルトに近づけようとしているのか、やたらと添加物が多かったりしてね。
それがこんなに簡単に、2~3個の材料で出来ちゃうんだから、ありがたいこと、この上なし。


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さらに藁納豆も、おお、ちゃんと納豆だ。糸もしっかり引いてるし。
納豆特有の香りがぐっと抑えられていて、納豆嫌いだったというむしの日さんも、感動された味わいだよ。

自家製ならオーガニック大豆で作れるし、と思うんだが、粒が大きくてイヤ、と家族に言われてしまったのは、前に作った時に書いた通り。
お友達が調べてくれて、こちらでもオンラインで小粒大豆が買えるところはあるのだけど、
どうやら業務用らしく、数十キロ単位で購入しなければならないとか。(愕然)

んじゃ、しゃーないねー、で普通の大豆を使っていたのだが、
実はこの後、Ryoyaさんの別のWSに出られたお友達から聞いたところ、
なんでもあの小粒大豆は、遺伝子組み換えで出来た豆だそうで、ええええ。

まあ、アメリカのオーガニック大豆は、流通量からして、どこまで本当にオーガニックか疑問なところもあるので、割り切るところは割り切っていかなきゃいかんしな。
ベストよりベターを目指して、楽しくやっていくのだよ。


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菜食の国の王子様、ベイエリア歴訪記録のうちの、ごく一部。
いつもならマクロビクラブ系のメンバー達に占められる菜食WSが、今回に限っては口コミで広がって、初めての方々が沢山いらっしゃったとか。
これは完全に、王子パワーというか、魅力というか。
菜食の輪を広めること、を一番の目的とされているRyoyaさんにとって、何よりの展開だったのではないかと思うのだ。

Ryoyaさんに、そしてご尽力くださった主催者の皆様に、改めて感謝を申し上げる次第でございます。
せめてものお礼に、上のブロマイドは、ダウンロードフリーでお使いくださいませ。(誰がだよ)


Ryoyaさんのブログ : Peaceful Cuisine
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by senrufan | 2014-08-15 08:17 | Trackback | Comments(2)
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Commented by むしの日 at 2014-08-22 05:23 x
同じレクチャーに出席させていただきましたのに、身に浸透している知の分量の違いに愕然としながら、あぁそうおっしゃってた、そうだった、と改めて咀嚼しております。さて、あの奇跡の納豆、何回かその生を繋いだのですが、残念ながらこのワタクシの愛情不足で糸が途切れてしまいました。ダンナからかなーり恨まれおります。
Commented by Miyuki at 2014-08-23 13:48 x
*むしの日さん
この日はご一緒できて嬉しかったです~。おお、あの後、続けられましたか。それは素晴らしい! 今度は最初と割り切って、市販の納豆を種として使われても良いのではないでしょうか。旦那様の為に、納豆と仲良くなられたむしの日さんの為に、ぜひ続けてくださいませ♪


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