人気ブログランキング | 話題のタグを見る

これが私の決めた道

「人生はただ向こうから与えられるものではない。自ら創ってゆくものである。
自ら創ってゆくにはやはり三つの段階が必要なのだ。
ラクダの人生とライオンの人生と小児の人生。
いいかえれば忍耐の人生。勇気の人生。そして創造の人生である」
   ----- 梅原猛
       (日本人、哲学者、1925年3月20日生まれ)


     IMG_9299

帰宅いたしました。
約3週間の日本滞在……楽しかったですが、さすがに長かったなー。(へろへろ)

今回は初めて、デルタ航空を利用いたしました。
サンフランシスコ-成田の直行便が、3月末で中止されるとのことで(しくしく)、じゃあ手持ちのマイレージを使ってしまおうと。
サービスがとても良く、機体も良く、快適な空の旅を楽しむことができましたです。
そしてSFOでは、更にユナイテッドが幅をきかせることになるのですね……悔しい。(ユナイテッド嫌い)

帰りの成田のチェックイン待ちの場所には、可愛らしいキャンディーボックスが。
後ろに並んでいたカップルが、キウイ味だ、いちご味だ、とはしゃいでいたのが微笑ましかったです。

機内での映画が、またかなり充実してまして、何十本とプログラムがあったんですよ。
めっきり映画館に行かなくなってしまったので、この時とばかりに鑑賞です。眠い目をこすりながら、頑張ったんだ僕。
観たのは、「Gravity」、「図書館戦争」、「The Secret Life of Walter Mitty」、「Frozen」、「Mirror Mirror」、「The Book Thief」、あと幾つか、つまみ食い鑑賞。
どれも面白かったです。満足、満足。

このうち、「図書館戦争」&「The Book Thief」に関して、ちょっと感じることがあったので、
もしかしたら後日、何か記録するかもです。

* * * * *

【映画】

IMG_9294

実は日本滞在の最後の日、お嬢と一緒に「Frozen」、日本でのタイトルは「アナと雪の女王」を、映画館に観に行ったのですよ。
ほんとーーーに久しぶりのディズニー映画、とっても楽しかったです。

機内で観られることはわかっていたのですが、お嬢と一緒に大画面で観たかったので、無問題。
あと、吹き替えじゃなく英語で、そして日本語字幕付で観たかったんですよねー。これ、重要。

私達の一番のお目当ては、Elsa役のIdina Menzelの歌。
大変芸能界に疎い私達ですが、ミュージカル「Wicked」の初代主役を務めた彼女の歌が大好きでして。
Youtubeでヘビロテで聴いていたものの、やっぱり大画面で観たいよね、と、
前回と同じく、新宿ピカデリーへお出かけしたのでございました。




IMG_9292

さて、ストーリーは。
Arendelle王国の仲良し王女姉妹、ElsaとAnna。エルサの氷の魔法の力を使って一緒に楽しく遊んでいましたが、ある夜エルサは、アナを助けようとして、その力で傷つけてしまいます。トロルの力を借りてアナを回復させたものの、エルサが魔法を使えることをアナの記憶から消した上、エルサの魔法の力を誰にも知られないよう、城の中に閉じこもることになってしまいます。

姉妹の仲を裂かれたまま、両親である王と女王が事故で亡くなった後、エルサは女王として即位する為、戴冠式の日を迎えます。が、あまりに魔法の力が強大でコントロールできずに怯えるエルサは、式の日に会ったばかりのハンス王子と結婚すると報告したアナと口論になり、魔法の力を爆発させ、国中に知られてしまいます。
化け物と罵られ、北の山で閉じこもって暮らそうとするエルサの元に、アナは無事にたどり着けるのでしょうか? そして姉妹の愛の結末は?


ディズニーのアニメは本当にン年ぶりでしたので、まずはその画質に大感動。
むっちゃくちゃクオリティーが高いじゃないですか! なんですか、あのちょーー綺麗な画面!(絶賛)
前の数作品から、こんなに綺麗になっていたんですかねえ。いや、ほんとに素晴らしい。

そしてお目当ての、イディナ・メンゼルの歌の素敵なことったら。
Youtubeで何回も観ていましたが、大画面は全然別物。
あああ、「Let it go」だけリピートしてほしかった。50回ぐらい。

2014年アカデミーでの歌曲賞受賞、もっともでございます。
タイトルロールの時の歌担当のDemi Lovatoも良かったなあ。リズムが違うので、歌詞がわかりやすかったです。
ディズニーの歌は、作中曲と別曲の2バージョンあるのが、個人的に、また嬉し。
日本語版の松たか子の歌も、お気に入りでございます。


IMG_9293

この映画が巷で有名な理由の一つが、
「自立したヒロイン」、「プリンス&プリンセス方式からの脱却」
という点にあるそうで。
不幸なプリンセスが、プリンスに出会って、「Happily ever after」という従来の、それこそ現在のディズニーを築いた礎とも言うべき”王道”を、ここに至って否定、とまではいかなくとも、新たなストーリーを築いてみせた、という点で評判を呼んだようですな。

実際、作中では、Kristoffがアナに向かって、
「たった一回会っただけで婚約!? 頭おかしいんじゃないのか!?」
と言ってたのには爆笑です。ディズニー、自らをおちょくってるし。

我が家は、お嬢が全然プリンセス志向じゃなかったので、なるほどなあ、と思っただけでしたが、
その手のストーリーが大好きで育ったお嬢様がいるご家庭では、どんな感想をお持ちなのでしょうかね。
そんなこともうかがってみたいところでございます。


IMG_9296

さて、歌はともかく、作品そのものへの正直な感想は。
とても面白かったですが、クライマックスにはちょっと拍子抜けというか、あれれー、と思ってしまったのでございます。

あれだけ苦悩していたエルサが、いくらアナの身体を張った愛を目の当たりにしたとはいえ、あんなにあっさりと、夏の魔法が使えるようになったこと。
え、え、もうちょっとこう、最初は上手く魔法が使えないとか! ひとしきり感動した後に、とか!

「これが”愛”なのね……」
と感動した後、あれだけ苦しんでいた魔力のコントロールが、即座にできるようになっちゃうなんて、
そんな、子供向けアニメみたいなお手軽さで良いのですか。
って、アニメじゃんこれ! しかも子供向けだし!
と、自己完結して終わりました。

でもまあ、上記の理由で、お嬢と私はやっぱり、Disney Renaissance期の作品の方が好みかな、と。
女の子主人公作品では、「Mulan」に個人的軍配を挙げるです。
画質では、「Frozen」が何倍も上ですけれど。

こんな意見は、少数派なのかなあ、やはし。
まあ、こおゆうのは個人の好みですし、なにしろ変人親子ですからね。(悟)


     IMG_9298

さて、最後に。
映画の本編が終わった後、クレジット画面になると、地元映画館ではドカドカと席を立って帰っていく人が多いのですけど、
今回の新宿の映画館では、誰も席を立たないまま。
みんな期待してるな、と思っていたら、やっぱりありましたよ、小さなオマケ映像が。
うむ、東京のお客さんは良くわかっていらっしゃる。

クレジットに、
「Inspired by Hans Christian Andersen's fairy tale "The Snow Queen"」
という記載がありまして。
確かに、日本語タイトルの「雪の女王」を聞いた時は、あの作品を思い浮かべたものの、全然違うストーリーなので、Besed onじゃなくInspired byなんだな、と考えただけだったのですが。
友人がFBでシェアしてくれたのが、以下の記事でございます。

 アナと雪の女王が聖闘士星矢と激似だと話題に

私は「聖闘士星矢」は観たことがないので、全くワカラズ。
最近の世間は、盗作疑惑でいっぱいの模様です。(棒読み)
「Lion King」と「ジャングル大帝レオ」の再来か。


で、このクレジットの最後の方で、お嬢が突然吹き出したので、何かと思ったら、これまたオマケ面白文章があったんだそうで。
帰りの飛行機の中で確かめてみたら、おお、こんなことが。
私には模様にしか見えないクレジット画面ですが、ネイティブ(……)にはわかるのだな。

クリストフがアナに向かって、
「男なんて皆、鼻○ソほじくって食べるんだぜ」
と言うシーンがあるのですけど、それに関しての”大真面目お断り”でございました。

「The views and opinions expressed by Kristoff in the film that all men eat their own boogers are solely his own and do not necessarily reflect the views or opinions of The Walt Disney Company or the filmmakers.
Neither The Walt Disney Company nor the filmmakers make any representation of the accuracy of any such views and opinions」



Disney's Frozen - "Let It Go" Multi-Language Full Sequence
     (なんと25ヶ国語のミックスバージョンです)




Frozen (Official Website)

アナと雪の女王 (オフィシャルサイト)
by senrufan | 2014-03-20 14:20


<< 焦がれていたのは、その空と (... 焦がれていたのは、その空と (... >>