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わたしにとって、ちょうどいい

「近頃の日本は『白』でなければ『黒』である。
その中間の色合いが全く無くなってしまった。
その色合いこそが『融通』と言うものである」
   ----- 池波正太郎
       (日本人、作家、1923年1月25日)


今日祖父を、予約しておいた病院に車で連れていったときのことだ。
2つ続けて赤信号に引っかかり不満を言っていると、祖父はクスクスと笑い出した。
「お前はいつも赤信号に文句を言ってる。だが青信号を褒め称えたことがないな」

ロケットニュースの、「心に残る50のショートストーリー」から。
この手のまとめは、正直ありがちなものもあるのですが(なんてフトドキな)、
おじいちゃまのお言葉に、たは、ってなりました。
いやー、ハンドル握ってると、腹が立つことが多くて、多くて。

* * * * *

【個人的事情】

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間を置かずに、tamachanレストラン、12月の記録なり。
クリスマス月にふさわしい、豪華洋風メニューのご報告。
思い出しても満腹です。(うっとり)(にんまり)

ご一緒していただいたのは、こっぺさんとMさん。
発酵仲間ということで、オンライン上で繋がらせていただいていたMさんと、今回初めてオフでお会いできたことにもカンドーでありました。




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前菜スープというには、あまりにゴージャスな一品は、根菜のシチュー
お手製ベジ仕様デミグラスソースを使った、素晴らしいコクとすっきり後味のシチュー。

蓮根、大根、にんじんと、身体を温めてくれる根菜が揃って、しゃきしゃき・ほくほくの食感までご馳走で。
あったまるううぅぅ、と皆で感動した一皿。


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天然酵母のライ麦パンも、変わらない美味。
もっちり・ふんわりなパンは、いついただいても好物です。
勿論、シチューにつけてもいただきましたですよ。


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そして運ばれてきたメインメニューに、また歓声。
見た目に美しく、ボリュームもたっぷりな3品がそろってる。


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モックミートローフ(ベジローフ)は、胡桃とソイミート使用で、歯応え&食べ応えに満ちてるよ。
かかっているのは、玉ねぎソース。甘さと塩気が程好いの。


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アルグラとざくろのサラダは、12月にぴったりのクリスマスカラー。
新鮮アルグラの苦味と、ざくろの甘酸っぱさが、共に楽しめる。


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もう一つは、蕎麦の実のサラダ
身体を温める効果の高い蕎麦の実は、冬に沢山いただきたい食材。
ちょっとクセのある蕎麦の実が、ぱくぱく食べられる美味しさに仕立てられて、さすがです。
ラディッシュやパセリが良いアクセントで、独特のぬめりも面白く。


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お腹いっぱーい、となっていたのに、デザートはしっかり別腹だ。
大きなヴィーガン・アップルパイの一切れが、こんなに美味しく食べられるなんて、とびっくりしたぐらい。

甘味料の類を一切使ってない、りんごの自然な甘酸っぱさが、まず嬉しくて。
加えて、パイ皮がとってもさくさくしている上に、ほのかな塩気が絶妙なの。
聞いたら、今回は油ではなくて、初めてオーガニックのショートニングを使ったとか。
塩アップルパイ、ホールで売ってほしいぐらいに、好みの美味しさでありました。


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楽しい楽しいおしゃべりは、住居問題から子育てまで、幅広く。
そして発酵を愛するメンバー達であるからして、tamachanのお味噌作りの方法についても、色々と。
お手製の黒豆味噌と小豆味噌をいただいたら、これまた、すんごおおおく美味しいのー。

特に小豆味噌は、ご本人曰く、イマイチだそうだけど、甘味としょっぱさが絶妙に溶け合った、うまうま味噌でね。
おすそ分けをいただいたので、家で大切に、煮物や和え物に使ってる。
同じレシピでも、ほかのお味噌とは別な風味になって、素敵だよ。


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ご馳走の美味しさだけでなく、ゆったりとくつろげる雰囲気がまた最高の、tamachanレストラン。
1月(つまり今月)も、ちゃんと予約済みである。
このまま、2月も3月も4月も……あ、3月は難しいかなあ……でも頑張る。(なにを)

基本、火曜日と木曜日限定の、隠れ家的な宝物レストラン。
なんだけど、順調にファンを増やしているご様子が、やっぱり嬉しかったりするのだな。


 tamachanレストラン訪問記録 : グランドオープニング 5月 7月 11月
by senrufan | 2014-01-25 13:15


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