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滞りなく流れていく先に

「他人に迷惑をかけないなんてくだらないことを誰がいったのか知らないんですけれども、
人間はいるだけでお互いに迷惑なんです。
お互いに迷惑をかけあって生きているんだというふうに認識すべきだってぼくは思う」
   ----- 宮崎駿
       (日本人、アニメ映画監督、1941年1月5日)


無事に、三泊四日の小旅行から戻ってまいりました。
すっごく久しぶりに国立公園を巡ってきたのですが、やっぱり命の洗濯です。

自宅から車で行ったのですけど、車中で旦那が聴かせてくれたのが、日本のとあるラジオ番組の録音で。(なぜだ)
その中で、カリフォルニアはバークレーにお住まいの日本人映画評論家、町山智浩さんが、映画「The Great Gatzby」について語っておられたのでございますよ。

それは……と内容をまとめてみようとしたら、なんと文字起こししてくださっているブログが。
ということで、ご興味のある方は、ぜひご訪問くださいませ。(ありがとうございます!)

『華麗なるギャツビー』(The Great Gatsby) 哀しい男ギャツビーにアメリカ人の歴史を観る【2013年5月14日たまむすび】


アメリカ小説の翻訳本(原書ではないのだ…)を読むと、たまにフィッツジェラルドに言及した文が出てきたりするんですよ。
ある意味、アメリカの第一期黄金期のような時代の作家ですから、そういった思い入れもあるのかなあ、なんてぼんやり思っていたのですけど、町山さんの評論をうかがって、なるほどー、と謎が一つ解けた気がいたしました。
教えてくれた旦那にも、感謝です。風邪をうつしてすまんかった。

しかし、「市民ケーン」と言われて、ますます、ほおおぉ。
今度南に行く機会があったら、またHearst Castleに寄ってみようかなあ。

* * * * *

【アクティビティ】

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さて、2014年日記の幕開けは、2013年11月の記録から。(……)
一年を通じてのお料理+αのクラス、マクロベースの会。
「冬」「春」「夏」「土用」ときて、最終回は、「秋」がテーマでありました。

Mikaさん宅で開催されていたクラスなのだけど、最終回はメンバーの都合が合わず、涙のクラスキャンセル。
なので、Fさん宅で行われる予定だったクラスに、急遽参加させていただいて。
人見知り~な私が、FさんやNatsukoさんのおかげで、楽しく学ばせてもらったの。(感謝!)




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秋は収穫の季節、ということは、「取り入れて、出す」というサイクルが大事でね。
毒を入れても、きちんと出せる身体になるように、身体をスローダウンさせたり、詰まらせたりしてしまうような食事は避けていきたいものである。

ケアすべき臓器は、大腸、肺、そして肌。
粉物やナッツバターなどは避けて、大根や椎茸、生姜などを上手に取り入れよう。


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今回のお初食材は、蓮の実。名前は知っていたけど、見たのは初めてだ。
乾燥しているのを水で戻して、使う時は一旦割って、中に芽があれば取り除くんだって。それが、エグ味の元になることがあるから、と。
こおゆう地道な作業が大好きなワタシ、ぷちぷちと、嬉々としてやっちゃった。(変態)


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そして、メニューの中になんと、ひよこ豆豆腐があるではないですか。
前に豆から作ったけど、教わったのは、ひよこ豆の粉を使った簡単バージョン。
これなら、いつでも手軽に作れそう、と喜んだ。


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クラスの人数が多いので、作業はさくさくと進むよ。
皆さん、手際が良くて、すごいのだ。

炒めて、煮て、漬けて、和えて、キッチンは良い香りでいっぱいだ。
次々と出来上がったメニューを並べて、皆で一斉に、「いただきます!」


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Pressed Salad with Wakame
むぎゅーーっっ、と押していた時のボウルのままで、失礼します。

ワカメに白菜、Watermelon Radishに、柚子の絞り汁がアクセント。
色合いも綺麗で、さっぱり爽やかな風味。


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Pursnip Soupは、まったりと美味。
アーモンドのガーニッシュも、効果的。
白味噌とヴィネガーが、また良く合うんだなあ。


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そしてこちらが、Burmese Chickpea Tofu Salad
Garbanzo Bean Flourや塩を溶いて、型に入れると、自然と固まってくれるのね。
黄色い色は、ターメリック。

シラントローたっぷりのソースは、醤油やヴィネガーがベース。
豆腐は、豆から作る方にやや軍配が上がるものの、この手軽さはありがたい。
パコダ以外にあまり登場しないひよこ豆の粉、これで結構消費できるかな。


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Yaki-Namasuは、なますはなますでも、炒めなます、なのだ。
大根とにんじん、干し椎茸を炒めて、梅酢やりんごジュースで味付け。
生も良いけど、炒めると、更に胃腸に優しい感じだね。


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ご飯のお供に、Daikon greens and Nori condiment
自家製の海苔佃煮に、大根葉を加えたもの。

添加物の入ってない佃煮は、改めて、本当に美味しいね。
しけっちゃった海苔も、これならいっぱい使えるね。


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どーん!なメインは、Vegetables with Tofu Sauce
季節の野菜をいっぱいソテーして、上から豆腐ソースをかけて、オーブンで。

タヒニも入った豆腐ソースが、とっても優しい味わいで。
青菜からカリフラワーやきのこまで揃っているので、一口ごとに楽しいハーモニー。


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蓮の実入りの玄米ご飯を、お皿にこんもりと。
しゃくしゃく、とした歯応えと、ほのかな甘味が、すごく気に入った。
海苔の佃煮と一緒なら、更に箸が進むよね。


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大好きなマクロベースの会も、これにて終了。うわーん、寂しいなあ。
Fumi先生には、ぜひ今後も、食や身体のワークショップをお願いしたいです。

日本国外で、これだけのWSが開催されるネットワークって、ほんとにすごいよね。
多才な方々が多い、というだけでなく、これだけ食や環境に関心が高い方々が集まっていらっしゃる、というのがね。
ベイエリアの隅っこにいられて、本当に幸せだなあ、といつも思ってる。

せっかく教わった事も、実践しなければ意味がなく。
この一年、より季節を意識して、過ごしてみたいもの。

Fumi先生のクラスは、マクロビのクラスではなくて、「マクロビを取り入れた」クラスであるけれど。
先生が最後におっしゃった、「”舟”に固執しない」というのは、正にマクロビの精神だよね。

盲目的に信じない、ノン・クレド
常に、Beginner's mindで。
今、この状態で、自分を、一人を、良く良く見極めて、進むこと。

いただいた知識を、どう利用していくかは、あくまで自分次第。
貴重な教えに心から感謝するなら、それをどう利用していくか、で応えていかなきゃいけない、と思うのだ。
by senrufan | 2014-01-05 11:04


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