僕らは奇跡で出来ている

「謙遜とは、自分自身をより小さい存在だと思うことではなく、
自分自身についてより少ししか考えないことである」
   ----- C・S・ルイス
       (イギリス人、作家・神学者、1898年11月29日生まれ)


        fully circle

我が家では、青果はほとんど、土日のファーマーズマーケットで調達いたします。
基本、根菜は長持ちしてくれるのですが、青菜はさすがにそうはいかず。
木曜・金曜には、くたびれた葉っぱも出てきます。
でも、グローサリーで買うのは高いし、土曜まで待てば手に入るし、と我慢するのでございます。

災難なのが、金曜に我が家にご飯を食べに来てくれるお客様ですな。
野菜しかない上、くたびれた野菜を食べさせられるわけですからして。
って、嘘です、そういう時は、ちゃんと買い物に行きますよー。(目を微妙にそらしながら)

なので、どこか近所で、水曜か木曜にファーマーズマーケットをやってくれればいいのに、と常に願っているところ。
今年、素晴らしい感謝祭ディナーをご馳走してくれた友人は、木曜朝に自宅に配達してくれる宅配野菜を利用している、と聞いたのですよ。
彼女は普段から大変忙しく、近所でマーケットがやっていても、なかなか行く時間が取れないこともあって、とても気に入っているそうです。

彼女が利用しているのが、↑ のFull Circleという農場からの宅配野菜。
ほかにも、前にありすちゃんから教わったこちらや、日系のこちら参考)、
yukaさんから教わったこちらや、こちらなど。
地元の農家やコミュニティーに貢献する方法としても、大変有効、なのですね。

前述の彼女によれば、感謝祭前はグローサリーストアが非常に混むけど、
今年はこの宅配野菜のおかげで、そういった面倒からも逃れられたのが良かった、と。
おまかせパックなので、個別にあれこれ頼めないのが難点ではありますが、
家族の人数が多い御宅、ご多忙の御宅には、やっぱり良い方法のひとつでありますなあ。

* * * * *

【個人的事情】

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今年もやってきたよ、Thanksgiving Day

実は今年は初めて、旦那もお嬢もいない感謝祭。
お嬢は日本だし、旦那は3週間に渡る日本出張で。
Family reunionの日に、我が家は家族バラバラじゃん、と笑ってたのだけど、
考えてみれば、旦那はお嬢と日本で会えてるわけだから、そっちはreunionなのだな。……ちっ。

感謝祭に一人、というと、優しいお友達は心配してくれるわけで。(じ~~ん)
よんでくださった方々もいたのだけど、お子さんが大学から戻ってくる貴重な日であったり、ご親戚がいらっしゃる予定であったり、結構な遠方であったりして。
お気持ちはすごく嬉しかったのだが、あまりに申し訳なくて、遠慮させていただいた。
やはりこの日に予定がない友人と、まったりお茶して過ごせることになっていたので、それを楽しみにしていたの。

でも前日の夜に、再度お声をかけてくれたNちゃん宅。
ほんわか少人数の集まりであったのと、ちょうど届け物その他で、彼女宅におじゃましたい理由もあったので。
一晩悩んで(え)、明けた当日の朝、Facebookで悦ちゃんが、
「この日は一人でいちゃだめだよ、ひとりの人がいるなら、うちにおいでよ」
と、素敵な呼びかけをしていたのを目にして、えいやっ、とな。
ずうずうしいことこの上ないのを承知で、Nちゃんに、おじゃまさせていただきたい、と伝えたの。

そして、その時に知ったのだけど、そうだった、Nちゃんのご主人はJewishでいらっしゃる。
今年は感謝祭とHanukkahが重なるという、なんと7万年に一度の年、なんだって。
なのでこの日、両方のお祝いを兼ねて、という貴重な場におじゃますることができたのだ。




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8日間のハヌカーの間、Menorahに毎日1本ずつローソクを灯していくそう。
感謝祭当日は2日目だったので、2本目のローソクを灯すところから。

ヘブライ語のお祈りを捧げた後、「アーメン」と唱和。
改めて、ユダヤ教やキリスト教のルーツを考えさせられるよね。
集まった他のメンバーは、ジューイッシュではない方々だったのだけど、お互いにさらりとお祝いしていて、そんなところも温かく。


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素晴らしいお料理が次々と。
Nちゃんはマクロビ教室にも参加されていたので、ヴィーガンメニューも沢山で、しかも美味・美味。
塩糀使用のターキーも、旨味と塩味が程好くて、ソースをつけなくても十分うまうまーっ。
だったので、ソースはパンにつけながら、たっぷりいただいたよ。


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デザートはなんと、5種類のパイ。
パンプキンパイは、レギュラーのとヴィーガンのとを用意してくれたところが、さすがNちゃん。
どれも美味しかったけど、私が一番気に入ったのは、Nちゃんお手製のアップルパイ。
甘すぎず、適度な塩味と酸味が、んまかったー。


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私がユダヤ文化にどうしても惹かれてしまうのは、何度か書いているけれど。
そのわりに、本で読むぐらいが関の山で、実際にいるユダヤ系の知り合いには、なかなか気軽に聞けないまま。
お国の文化であれば、まだ聞きやすいのだけど、宗教と一体である以上、そう簡単にはいかないのだな。

だからこの日、Nちゃんから教わったあれこれは、すごく貴重でね。
それは勿論、ユダヤ文化に対する興味が一番なのだけど。
加えて、これも前に書いたけど、3世代以上に渡って、自文化と言語を子孫に伝えることができているのは、ジューイッシュとジプシーだけ、と言われてて。
ここで育つ子供達が、親の母国の文化や英語以外の言語をキープしていくことがいかに難しいかを目の当たりにしている身としては、それがどれほどすごいことか、更に興味は尽きないわけである。

お子さんがジューイッシュ・スクールに通っているNちゃんから、楽しみながらユダヤ文化と言葉を教えていく工夫の一端を教わっていたら、彼女から、日本と似ているよね、という言葉が出てきてね。
確かに、ここにいても、や、いるからこそ、日本の伝統行事をきちんと行って、子供達に教えていこうという姿勢は共通する。

前にユダヤ系のお母さんに、ジューイッシュと日本人は、教育熱心なところが良く似てる、と言われたことを思い出す。
特にこのエリアは、多民族の集合体であるので、ジューイッシュや日本に限った話ではないし、ひいては結局、各家庭の方針によるもの、ということはわかっているのだけどね。


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夜も更けてきたところで、ハヌカの時の伝統ゲーム、Dreidel(ドレイドル)を皆でやったよ。
Nちゃんご夫妻にルールを説明してもらったのだけど、全員同じ数のコイン(ちょっこれーと)を持って、順番にコマを回して、コインを取ったり取られたり、というゲーム。

コマは4面あって、נ (Nun)・ג (Gimel)・ה (Hey)・ש (Shin)の文字がそれぞれに。
この4つの頭文字が表す言葉をつなげると、
「A great miracle happend there」
という意味になるんだって。

単純なゲームだからこそ、シンプルに楽しく盛り上がったよ。
あれ、なんでコイン少ないの?と思いきや、食べながら自己消費している方もいて。
ラストは、Lさんと私が残ったんだけど、最後に私がコマを回している時、Lさんの旦那様が、
「Miyuki, if you win, if you win……
と、目と指で脅してこられて、いやああああ(恐怖)
私が負けて、ほんとに良かったです。


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この日、もうひとつのたまらない楽しみが。
しばらく前にNちゃん宅に引き取られた、3匹の子猫達。
みんな兄弟で、まだ4ヶ月なんだよ。

賢い子達だから、そう簡単に抱っこはできなかったけど、それでも触れる毛の柔らかさとか、あったかさとかが、ねえ。もう、ねえ。(言葉にならない)
あー、やっぱり、またペットが欲しいなあ。ほんとになあ。
うちからNちゃん宅に渡ったコタツ、気に入ってくれると嬉しいな。


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奇跡が、というのなら、生まれて、育って、この日に一緒にいることまで、全ての瞬間が奇跡の連続だから。
数千年前の昔から、それは、感謝と感動に値するもの、だから。

Nちゃんご一家に、ご一緒できた皆さんに、そして、気にかけてくれたお友達の皆さんに。
当然、海を渡ったところにいる家族にも。
今年もまた、感謝・感謝の感謝祭、でありました。
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by senrufan | 2013-11-29 11:30 | Trackback | Comments(16)
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Commented by tomi at 2013-12-01 15:08 x
miyukさん; 
今年の 感謝祭 は特別なものになりましたね、ご主人、お嬢さん がお留守で 友人とマッタリ も良かったでしょうが。
私は ユダヤ人の友達や 仕事上の 知り合いとビジネス仲間が居ますが日本人とは基本的に考えが似ています(宗教を除いては)、彼らは教育熱心だし、勤勉だし、 最近の日本人はどうか知りませんが。彼らは昔から私を好きだと言います それはきっと彼らの生きる姿に似ているかもしれないから。
でも 食べ物は少しね ある人は我が家に来るときは食べ物は持ってこないで と いわれて何となく不愉快な気分を味わったけれど それは コーシャ フード の扱いを知らない私へ配慮かなと好意的に考えます、でも シカゴ、ニューヨーク、ジューイッシュの三世代くらいになると余り宗教にはとらわれていませんね。私も クリスチャン ですから イエス キリスト はジューイッシュですね、それで宗教的にもある程度はわかっています。でも 良かったですね やはり 感謝祭は皆と過ごすに越したことは無いです、
Commented by tomi at 2013-12-01 15:09 x
miyukiさん;例によって 字余りで こちら #2.
感謝祭とハヌカ が一緒の日でこれは7万年一度なのですか それは初耳、ハヌカはもっと遅く 12月に来るのにと思いカレンダーを探していましたとこでしたホントウダワ。
Commented by こっぺ at 2013-12-02 08:08 x
わあ、素敵な祝日が過ごせてよかったですね。そうなんですか、ハヌカと一緒とは。私もいろいろ聞いてみたいことはあるんですけど、その前にみゆきさんとジューイッシュ料理のお店に行きたいですっ。(おい)
私も引っ越し準備で段ボールに囲まれて連休が終わるかと涙目だったのですが、優しい友人に招いてもらい、おいしい料理にありつけました。来年は塩麹でターキー焼いてみたいです。
Commented by Miyuki at 2013-12-02 14:59 x
*tomiさん
はい、また思い出に残る日となりました♪
tomiさんもそう言われた経験がおありなのですね~。教育熱心で勤勉というのは日本人に限ったことではないので、ほかにも通じるところがあるのでしょうか。少なくとも、お友達がtomiさんを好きとおっしゃるのは、それだけじゃないですよね、きっと!
食べ物は、そうですねー。私みたいなイイカゲン・ベジィな人間はともかく、宗教が理由の食べ物規定はきちんと尊重しなければ、と思いますね。
私は子供の頃、プロテスタントの日曜学校に行っていたことがあって、新約聖書は少しはわかるのですけど、旧約は全然なのですよ(涙) 一度概略だけでも勉強しなきゃ、と思いながら、すでにこの年齢になってしまいました(遠い目)
せっかくのお誘いを遠慮してたのは、家族と一緒に行きたかったから、という気持ちがありまして。だったら一人で過ごすのもいいかな、と思っていたのですけど、おじゃまさせてもらって本当に楽しくて、感謝でございましたvv
Commented by Miyuki at 2013-12-02 14:59 x
*tomiさん
そう、私もハヌカはむしろクリスマス時期、と思っていたので、びっくりでした! こういうことはむしろ娘の方が良く知っているんですよ。ジューイッシュの方が多いエリアなので、学校で行事をやったり習ったりしてるんですね。
Commented by Miyuki at 2013-12-02 15:00 x
*こっぺちゃん
はい、おかげさまで! ね、純粋に、知りたいと思いますよねー。私もこっぺちゃんと行きたいです! お気に入りだったジューイッシュ料理のお店、閉店しちゃいましたから……(よよよ)
おおお、それは良かった、良かった! それはこっぺちゃんご家族のご人徳というものですわ♪ 塩糀ターキー、美味しいですよー! Nちゃんは漬け込んだのではなく、焼く時に塗ったソースに塩糀を使ったとのことでしたが、それであの美味ですからね。漬け込んだらどうなるんだろう、と興味津々です。
Commented at 2013-12-03 15:33
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Miyuki at 2013-12-04 01:32 x
*非公開コメントYさん
こちらまでわざわざありがとうございます~! ほんとに、願い続けてれば良いことがあるもんだなあ、としみじみ嬉しく思っております♪ 膝つきあわせて、おおお、それは究極の願いでございます。でもそうなった時に色々バレて嫌われてしまったらどうしよう……なので、私こそもっともっと人生修行。(きりっ) その時は共通のお友達も一緒に、皆でわいわいできたらいいですね~vv これからもどうかどうかよろしくお願いいたします!
Commented by 悦ちゃん at 2013-12-04 06:05 x
あらやだ、なんであたしの名前が。。。爆。だって、、、あたしだったらこの日に誰にも声かけられないなんて、死にたくなっちゃうものーーー!って、うちは声をかけられなかったし、ターキーディナー何回も食べたい人なので、数年前からうちでやって、どこにも行く予定のない人達を呼んでどんちゃん騒ぎです。でもよかた、みゆきさんもちゃんと友達と素敵な時を過ごせて!!。うちに来るより全然楽しそう!笑
Commented at 2013-12-04 06:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by さく at 2013-12-04 07:53 x
私も以前、イスラエルから来たファミリーにパスオーバーのお食事に呼んでもらったことがある。食べ物自体はそれほど珍しいものではなくても、その食べ方が面白かった。ご主人がいろいろ説明してくれて(私たちのためではなく儀式だそうです)、パンを割って配ってくれたり、野菜から順にテーブルに並べて、そのあと肉、そのあと魚、とかそんな感じですごく長い食事だったけど、なんかとっても満たされた感じがした。
どんな宗教行事でもそれが受け継がれて残されているのはいいよね。

ところでお宅のすぐ隣町、S市のファーマーズマーケットは水曜日だったと思いますけど。。。間違ってたらごめん。
Commented by Miyuki at 2013-12-04 11:22 x
*悦ちゃん
えへへ、だって、さすが悦ちゃん!と感動したんですもん。よばれた皆さん、きっと大喜びだったことでしょう♪ アメリカに来た頃は感謝祭よりクリスマスの方が大きいイベントのように感じてましたが、年々自分の感じ方が変わってきましたねえ。うちもよぶ側になりたいんですが、なんせターキーが焼けないのが……(涙)
いえいえ、来年は悦ちゃんのところに押しかけてしまうかもしれませんよ~。その時はどうぞよろしくお願いします!
Commented by Miyuki at 2013-12-04 11:23 x
*非公開コメントEさん
そ、そんなこと言われたら、このもてあました身体ごと……(ふるふる)
って、せっかく非公開コメントにされているのに、私のレスは変態をさらさなきゃいけないという理不尽。
Commented by Miyuki at 2013-12-04 11:23 x
*さくさん
わあ、それも素敵な体験だね! さくさんが満たされたと感じたということは、そのご家庭自身がそういう儀式を自然に受け入れていらっしゃるということかな、と思ったり。
うん、受け継いでいってほしいものって色々あるけど、おそらく昔とあまり変わらないで受け継がれているんだと思ったら、理屈じゃない感動を覚える。

S市は今は土曜なのよ~。L市が木曜夕方なんだけど、一年のうち4ヶ月ぐらいだけの市なんだよね(涙)
Commented by yuka at 2013-12-13 06:07 x
これがNちゃんちのおニャンコたちね~。
お目にかかれてうれしい!って本文とは何の関係もないコメントですが。
可愛すぎて、悶々としてしまいます。
Commented by Miyuki at 2013-12-13 11:46 x
*yukaさん
そうよ、そうなのよ、かわいーでしょーーー?
yukaさんも猫が好きなのね。私も年々、犬より猫派になってきた。
ダーウィンによると、生活に忙しい時には犬が重宝されるけど、余裕が出てくると美的要素として猫に惹かれるようになるんだって(笑)


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