見ている奥にある扉

「社員の中には知恵がある人間がたくさんいる。そういう人たちから自由さ、創造の喜びを奪ってはいけない。無鉄砲なくらいのチャレンジをさせなくては企業の若さは保てない」
   ----- 松本望
       (日本人、経営者・パイオニア創業者、1905年5月2日生まれ)


前にも書きましたが、今回の日本行きでは、義母の法事にも出席できまして。
義兄と義姉が、義兄家族4人、お嬢と私の、合計6人だけのささやかな法事にしてくれたおかげで、大好きな一家とゆっくり話すことができて、法事ながらも、良い思い出をいただけたのでございます。

義姉の優しい心遣いは、その後の会食の席にも表れ。
お座敷での和食だったのですけど、私には「ベジタリアン向けで」とお願いしてくれていたのですよ。(じ~~ん)

実はベジィになってから、和食に行くことがほとんどなくなったんですよね。
このエリアだからなのか、ほとんどのメニューに動物性の食材が使われていて、食べられるのが豆腐サラダだけ、なんてことも少なくなく。
ヘルシーなイメージの強い和食ですが、ベジィになってから、そんな面を再発見。

ですから、この時の席でも、ほかの人の前には、肉や魚の華やかな懐石メニューが並ぶ一方、
私の前には、野菜の天ぷら・サラダ・山盛り白米ご飯・味噌汁など、ぐっと少ない品数のメニュー。
まあ、レギュラーメニューを並べられても、食べ切れまいと思う量でしたし、特に気にすることなく、楽しくいただいたのでございます。


一通り終わった後で、お店の女将さんが入ってこられたんですよ。
そして、ベジタリアンの方にうかがいたい、一体どういうお料理を出せば良いのでしょうか、と質問されたのです。
外国のお客さんでベジタリアンの方がいらっしゃった時も、見当がつかなくて困ってしまったのです、と。

これには逆に、私の方が目が点。
「和食なら、精進料理という素晴らしい文化がありますよね。精進メニューこそ、正にベジタリアンメニューですよ」
と申し上げましたら、はあ?というお顔。

精進料理? あんな地味なもの? と思われた?
それとも、精進料理自体の知識が、あまりなかった? いや、まさかなあ。

それから、がんばって言葉を継いだのですが、女将の方が、ずっと怪訝な顔をされたまま、あまり反応されなかったので、結局どういう風に思われたのか、わからずじまいで終わってしまいました。
あああ、いつまでたっても、コミュミケーション能力が低すぎる自分に涙。

日本を訪問するたび、別の国からいらっしゃるベジタリアンの方々のご苦労を、想像せずにはいられないのでございます。

* * * * *

【レストラン】

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さてさて、日本滞在記。
といっても、旅行に行ったわけじゃないし、つか、日本行き自体が旅行だし。
結局、レストラン記録になってしまうのは、お約束。(オノレだけ)
今回も、ベジィなお店に数軒行って、どこも良かったですよ、という話。

一軒目は、前々回前回と行って、とても好きになりつつある街、下北沢から。
その日記のコメントで、Yohinoさんが教えてくださったお店に行ってみたくて、お嬢と足を運んだよ。
ちょうど小田急線の下北沢駅が、地上から地下に移動した後で、そんな変化も見てきたよ。




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路地奥のビルに入って、更にそのまま進むんだ。
そうすると、隠れ家のような、心地良い空間があるんだよ。


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テーブル数は多くはないけれど、赤い壁にエスニックな内装、静かな空気が、とても良い。
一人で来ても、何の問題もなく、くつろげそう。

カリフォルニアでは、すっかり定番となった中近東料理も、日本では、まだまだ簡単には出会えまい。
幾つかあるランチプレートから、お嬢はカレーのセット、私はファラフェルプレートをお願いしたんだよ。


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それでも、さすがに日本のお店で、そのまま普通のカレーを出すだけ、なんてことじゃないんだよね。
お嬢のVege Curryには、ベジミートの唐揚げ、揚げ野菜が色々のって、ボリュームたっぷりの一皿。
これなら、男性でも満足できそうな。


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私のFresh & Healthy Falafel Plateには、コーンスープもついてくる。
まず、このスープが優しくて、すごくほっとする。ああ、ベジだなあ、と安心する。


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プレートの上には、ピタパン、ファラフェル、グリーン、フムスなどがそろっていて、
一つ一つ食べても良いけど、あれこれのせて、ピタパンサンドを作ったり。(あむっ)
食べ慣れたつもりでいたフムスやファラフェルが、一段穏やかな風味に仕立てられているのを味わって。
日本のベジ、素敵だよ。じんわり、嬉しさが沸いてくる。


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有機の緑茶や紅茶がついて、1,000~1,200円ぐらい。
東京エリアの有機野菜の高さを知った後では、この値段に抑えられているという努力を買う方向。


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カリフォルニアに住まなければ見えなかった、という日本が沢山あるように。
ベジィにならなければ見えなかった、という世界もてんこ盛り。
知れば知るほど、世界は自分が知らないことばかり、と思い知ることを繰り返し。

こちらのお店の方々が、ベジィになったから中近東料理を知ったのか、それとも逆の順番だったのかはわからないけれど。
こういうお料理に仕立ててくれたのがありがたい、と感じた訪問でありました。


&vege
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-30-6 コープMK 1F(#101)
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by senrufan | 2013-05-02 12:19 | Trackback | Comments(12)
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Commented by KawazuKiyoshi at 2013-05-04 13:13
あっ
ヴェジタリアンでしたか。
色々あったのでしょうね。
食べ物には気を使いますね。
友人で信仰深いユダヤ人が来たときは
勉強させられました。
お元気で。
今日もスマイル
Commented by こっぺ at 2013-05-04 21:22 x
それは残念でしたね。ベジタリアンって、新しい料理法かなにかと思われたのかしら。惜しいですね。そうかー、和食はだしでもなんでも結構動物性のものを使いますね。読んで本格的な精進料理を食べたくなりました。よだれがでてきた。。。。
Commented by Miyuki at 2013-05-06 03:00 x
*Kawazuさん
いやあ、なんというか、「おうちだけヴィーガン」みたいなもので、外では動物性のものもいただくのですけど(笑)
なので、信仰で菜食を厳しくやってらっしゃる方には、頭が下がります。
調理器具まで別々にされてたりするんですよね。
私みたいなイイカゲン人間がスマイルを絶やさない為には、部分ベジタリアンが良いようです、たはは。
Commented by Miyuki at 2013-05-06 03:03 x
*こっぺさん
あ、そうか、そういうことだったのかもしれないですね~。そなんですよ、ヘルシーなイメージの和食なのに、実は意外と使ってるんですよね、肉&魚。元々はそうではなかったハズなので、「イマドキの外和食」と言えばいいのかもしれませんが。私も日本で食べたい菜食懐石のお店があるんですよー! いつか行きたいんですが。
Commented by tomi at 2013-05-06 05:58 x
miyukiさん;
日本人の人で菜食主義者結構いるんではないのですか。
夫の姪もそうなんですが これが親に言わせるといい加減なのよあの子は と言うんですね、今はフリーのライターをしているんです、昔は講談社に勤めていたんだけれど それが 配属先 が
「週間現代」なんですね、彼女としては余りに自分の柄に無い配属先だったですがでも我慢して 5年勤めたんです がそれは過酷な仕事でね夜昼無くて とうとう辞めて オーストラリアに行きその時に ベジタリアンになったんですが オーストラリアも3年で滞在ビザも無くなり今は東京で暮らしているんです。
昨年会いました が 貴女のその肌は と絶句したんです私....。
ものすごく荒れているんですよ、もしかすると精神的なものかと考えて、その夜は皆で私達の宿泊先の帝国ホテルがとっても広い部屋を呉れたので そこでパーテイしたのですね、彼女は余り食べるものが無くてかわいそうな事したな と思ったのですが 皆に 「バーニアカウダー」 にしたらといってね、ちっと困ったんです、あんなに肌荒れは折角 ベジタリアンでしたらもっと綺麗になるのにと 
Commented by tomi at 2013-05-06 05:59 x
miyukiさん 先の続き、このコメント欄けちねすぐに文字数が多いと出るんです(笑))。
他の姪たちは何でもパクパクと食べて元気にワインを飲んでね、今度明日日本に行くからあったら聞いてみようかなと思って居ます。
Commented by やまばと at 2013-05-07 01:07 x
前もってベジタリアンと伝えてあり、しかもそれ以前に同様のリクエストがありながら
悪びれず、このような対応とあっては、企業努力が足りないといいますか。
最近私も、旅館を利用した折、特に女将の接客(基本姿勢?)に関しては、
がっかりすることのほうが多いくらいなので、
これも時代の趨勢と、割り切るしかないのでしょうか…。
Commented by Miyuki at 2013-05-07 10:21 x
*tomiさん
んー、完全菜食主義の人は、日本にはそれほどではないような気がしてますが、どうなんでしょうね。
姪御さん、そうですか~。私も出版社や新聞社勤務の友人がいますが、皆、ほんとーーーにハードな仕事をしてるんですよね……姪御さんも、さぞかしお辛かったことと思います。
なるほど、オーストラリアで。良い国に行かれたんですね。私が海外に永住するとしたら、行きたい国のNO.1です、ってどーでもいいですが(笑)
Commented by Miyuki at 2013-05-07 10:24 x
*tomiさん再び
そーなんです、このコメント欄、ケチですよね(暴言)
肌荒れは、いろんな原因が考えられますよね。日本の野菜の質かもしれないし、姪御さんとの相性かもしれないし。また、ベジタリアン=健康ではないんですよ、決して。添加物いっぱいの代替食材を多く食べて、かえって不健康な方々もいらっしゃいますしね~。
姪御さんなりの菜食を見つけられて、お元気に過ごしていただきたいですね!
Commented by Miyuki at 2013-05-07 10:26 x
*やまばとさん
今まで「ベジタリアン」という言葉と無縁でいらっしゃったのかもしれませんね~。「菜食」と言えば、まだ良かったのかしら。
ううむ、旅館文化も変わってきているのでしょうか。私も久しく日本国内を旅行していない上、ホテルが多いですからねえ。
でもそういう流儀が今の若い方々には合ってるのだとしたら、老兵(私だ)はひっそりと消えていこうと思います(笑)
Commented by Yoshino at 2013-05-07 11:29 x
Miyukiさん
&Vege、足を運ばれたんですね^^ 娘さんとの楽しい時間の一つになられていたらとても嬉しいです。次回の帰国時はどこへいかれるのでしょう??楽しみにしています☆
Commented by Miyuki at 2013-05-08 09:58 x
*Yoshinoさん
はい、行ってまいりました! 素敵なお店を教えてくださって、本当にありがとうございます♪ おかげさまで良い思い出になりました。
次回は、といいいますか、できましたらYoshinoさんのお弁当をいただきたいと思い続けて、早1年。ブログを拝見しては、ため息をついてばかりです。


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