その手が生み出すもの

旦那、今日から日本行き。日本に行く時って、こっちで使わないネクタイやハンカチを用意しなきゃいけないのがめんどいよね。

b0059565_3214581.jpgほころんだ花のきれいさに惹かれて近づいてみた、他人様のお庭。郵便受けの前におばあちゃんが立っていた。
「息子からの手紙が来るはずだから、郵便配達の人を待っているのよ」と微笑んでいた。
暖かい日差しと花の色にふさわしい、優しい声と笑顔でした。

友人とレースミュージアムに行く。別な友人が数年前に見つけ、そこの教室でタッティングなる編み方を習ったところ。
私も彼女から教わって、幾つかレースのオーナメントを作った時期がある。作ったものは全てクリスマスギフトとして人にあげてしまったので、自分の手元には一つも残っておらず。
テキストは彼女から長期間借りていただけだったので、自前の本もなく、いつか行って買ってこなくては、と思いながら数年経過。
そんな時、「レース編をやりたい」と声をかけてくれた友人がいたので、その勢いを借りて私も再度チャレンジすることに(他力本願)。ギフトショップもあることだし、まずはミュージアムに行ってみよう。

小さなショッピングモールの、更に小さな灰色のビルの中、飾られた数々のレース作品はまぶしいばかりでした。編み方の種類の多さに驚き、その繊細さにため息をつき、複雑な意匠に驚嘆することの繰り返し。
ボランティアで運営しているという無料のミュージアム、案内のおばあちゃまが丁寧に色々と説明してくれました。
タッティングのテキスト、編む為のシャトルと糸を購入し、おばあちゃまに何度もお礼を言ってお別れを。

来週から私ごときが彼女に教えるという大役を仰せつかったのに、実は糸の持ち方も忘れている私。先生である友人とちょうど月曜に会う予定になっていたので、その時に復習させてもらう約束も取り付ける。
思えば彼女に教わった5年前、先生は大層厳しかった思い出があります。
あまりにも覚えの悪い私は、「それ、さっきも言いましたよね」と何度言われたことか。
シャトルを糸の輪にくぐらせる時、勢い余って左手の指に傷をつけてしまったら、

「血が出ても、レースにはつけないでね」

思い出しながら泣けてきた。
久々に教えてと懇願したところ、「今度は優しく教えますから」と言われた。彼女自身、何か思い当たる節があったのかもしれない。
そんな彼女は、こちらに来て見つけた、一番貴重な友人の一人である。(とフォロー入れてみる)(だから優しく教えてくれ)(でないと泣くから)
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by senrufan | 2005-02-12 03:19 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ぱんな at 2005-02-14 05:11 x
ポストの前に立つ母、じーん、、、。しかし、レースってあんなに奥が深いなんて、もうびっくりよお。
Commented by Miyuki at 2005-02-14 11:19 x
うん、とっても優しいおばあちゃまでね、庭の写真も色々と一緒にアングルをチェックしてくれたの。レースすごかったよね…!ぱんなしゃんのおかげで、とうとう重い腰をあげることができました。感謝!


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