若い葡萄の見る夢は (1)

「無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、
或る経済大国が極東の一角に残るだろう」
   ----- 三島由紀夫
       (日本人、作家、1925年1月14日生まれ)


「幸せなふりでは唇の周りの筋肉がつりあがっているが、頬や目の周りの筋肉の変化は少ない。本当に幸せな時は、唇の周りの筋肉と頬の筋肉がつりあがり、目の周りの筋肉も外側に向かって動く」

「実際に性格が似ているか否かは結婚生活への満足度とはさほど相関を示さないのに対し、夫婦自身が似た者夫婦だと思っている度合いは、結婚生活の満足度と相関している」

「アメリカ人では、幸せと誇りとの相関関係が強かったのに対し、日本人では幸せは親しみなどの協調的対人的感情との相関が高かった」

「アメリカ人では「幸せ」から誇りなどの独立的感情が頻繁に連想されたのに対し、日本人では誇りよりも周囲の人間との調和などが頻繁に連想されている」

「『罪悪感』は、アメリカでは非常に嫌われている感情であるが、日本や中国では、望ましくはないが、必ずしも嫌われるべき感情とは見なされていない」

    ----- 大石繁宏著 「幸せを科学する 心理学からわかったこと」

「目が笑ってない」という言葉は良く聞きますが、なるほど、そおゆうことでありましたか。

* * * * *

【ベーカリー】

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みぎやを開くようになって、夜のお客様が増えて、となれば、お酒の消費量が上がるのだ。だって、大人だから。
ひいては、ワインの消費量が上がったのだ。だって、カリフォルニアだから。

ワインとは、ハイソな方々がグラスを傾け、このボディが、香りが、味わいが、と優雅に感想を言い合うという、教養色豊かな一幕が浮かんでくるのだけども。(貧想像力)
生来の味覚音痴に加え、酒飲みでもない私が、そんな世界に足を踏み入れられるわけがなく。
周囲にワイン好きな友人が何人もいる、という、ありがたい環境に在りながら、彼女達のお薦めワインをいただいたところで、美味しいと思うか、好きか嫌いか、は言えても、それ以上は薀蓄のカケラも吐けません……

まあ、それならそれで、その範囲内で楽しんだらいいんじゃね?
と、開き直ったわけではないのだが、ここに至ってようやく、ワイナリーツアーというものに行ってみることになったのだ。
今まで一度も行ったことがないわけではないけど(えーと2~3回……)、なんというか、少しは意識を持って出かけるのは、これが初めて。

ゆみたちさんという、すんばらしいガイドさんの案内の下、Dr. Hoshiご夫妻、ぷらす、旦那とアタシ、というメンバー。
Dr.の運転に甘えながら行った道中の、なんて楽しかったことったら。
あいにくのお天気であったけれど、車中でお店で、わはは・うはは、と笑いっぱなしの一日ツアーだったのだよ。


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コースは全て、ゆみたちさんにおんぶに抱っこ。(愛)
ソノマエリアで、ワイナリー4軒にベーカリー3軒という、盛り沢山なツアーだよ。

まず1軒目のベーカリーで、週末ブランチとしゃれこんでから。
ここが、とっても美味しかった。どのぐらい美味しかったかとゆうと、後日、お嬢と旦那で再訪したぐらい。(それがなんだとゆうのだ)




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入り口を入って、目の前にショーケース、そして、右手側がイートインスペース。
休日の朝、地元の方々がのんびりと、しかし入れ替わり立ち代り訪れていて、人気のお店なんだねえ。


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奥のガラスの向こうには、忙しく働いていらっしゃる職人さん達。
見惚れて眺め続けてしまいそうになったけど、いかんいかん、まずはオーダーね。

ブレックファストメニューもあったけど、ランチメニューのサンドイッチにしてみたよ。
スープとサンド、サラダなどのセットもあって、そちらにしたい気持ちもあったのだが、組み合わせが限定的だったので、諦めた。


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それと、皆で分けて食べたいな、と、Meyer Lemon Croissantを買ってみた。
結構な大きさではあるのだけど、$3.50とお高め。それをゆうなら、どのメニューも、かなりお高め。
オーガニック材料にこだわっている、という点を考えても、同様なAcmeTartineと比べても、高いことは事実だね。


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こちらが、私が頼んだ、Vegetarian Chickpea Sandwich
パンは、この時はSea salt focaccia。
それに、自家製のひよこ豆のスプレッド、トマト、レタス、アボカドを挟んであるんだよ。

うん、美味しい。パンの生地が美味しいのと、塩の効き具合が良いのと、具の新鮮さが素敵なのと、色々混じって、うまうまサンド。
柔らか過ぎるフォカッチャは苦手なんだが、こちらのは、適度に弾力があって良い。


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ほかの皆さんが召し上がったのは、例えばこちら、セットNO.4の、Cup of Soup & Our Grilled Ham & Cheese Sandwich
この日のスープのクラムチャウダーと、グリルドチーズサンドはパニーニで。


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静かで穏やかで、良い時間。
お客様はほとんど白人の方ばかりで、このエリアの住民層を考える。
このお値段でも、これだけの人が集まるということは、そういう意味かも、と考える。


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店内の棚には、様々なお菓子類やジャムなどが売られてる。
元々こちらの名前を知ったのは、Rainbow Groceryなどで売られているクッキーやフラットブレッドから、だったんだよね。
宮崎特産のゆずマーマレード、なんてものも売ってたよ。


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コーヒーは、ドリップじゃなくてポットだったけど、それでもフレッシュ感。
見てみたら、私の好きなStumptown

そして、皆で分けて食べたマイヤーレモンクロワッサンが、すっごく美味しかったのだ。
あまりレモン風味はしないのだけど、外のさっくり生地と中のしっとり生地が共に美味しくて、甘さもぐん、と控えめで。
人気の一品と聞いたけど、それに十分頷ける。

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後日、お嬢がこちらにいる間に連れて来た時のことも、続けちゃおう。
この時に私が頼んだのは、Little Green Salad
普通のサラダより少なめなんだけど、フラットブレッドもついてくるし、ペストリー類を一緒に食べるには十分かと。

Little gem lettuce、チェリートマトに、フォカッチャのクルトンが入ってて。
ドレッシングが少ししかいらないぐらいに、美味しい新鮮野菜だよ。


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お嬢が頼んだ、Breakfast Paniniは、フォカッチャにスクランブルエッグとハム、そしてグリュイエールチーズを挟んで、むぎゅーっ。
卵もハムも、このエリアで有名な農場から。
最初は美味しかったけど、最後の方はさすがにクドくなって、眉をしかめてた。食べつけないもんねー。

旦那のオーダーは、セットのNO.1で、Half Sandwich of the Day & Cup of Soup
この日は、エッグサラダサンドとミネストローネの組み合わせ。

このミネストローネが、緑色なの。トマトの赤を想像してた我々は、ちとびっくり。
でもって、これがうまいのだー。ペストソースが入ってて、削ったグリュイエールがのっかってて。
量が多いと辛くなるかもしれないけれど、皆でつつき合ったので大丈夫。(おい)


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半分はこれがお目当てだったマイヤーレモンクロワッサン、この時もうまうまといただいた。
もう一つ、シナモンロールも頼んでみて、うん、確かに上品だけど、やっぱり甘いよね。


ツアーの最初から、すごく良いお店に出会えたよ。
さすが、ゆみたちさんの組まれた行程。そして、このセリフはこの後、百回は口にした。

材料と農家にこだわった、いかにもカリフォルニアの高級ベーカリー。
店員さんも至極ナイスな方ばかりで、そういう点も、また高レベル。
それに素直に喜ぶか、腰がヒケるものを感じるか。
商品のレベルと居心地の良さは、正比例なように見えるけど、実はベクトルがずれることもあるんだな。

こちらのお店は、今ではサンフランシスコより北側に、3軒の店舗を出している。
しばらく前に、別な店舗も訪れてみたのだけど、かなり狭かったのと、その分商品の品揃えが劣ったこともあって、遠くとも、このNovato店が良いなあ、という感想でありました。


Rustic Bakery
1407 Grant Avenue
Novato, CA 94945
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by senrufan | 2013-01-14 14:45 | Trackback | Comments(4)
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Commented by 阿梨 at 2013-01-16 22:56 x
素敵なカフェ。マイヤーレモンクロワッサンを食べる為にここに行ってみたいです!ワイナリー巡り記事が今から楽しみです。(最近、毎晩飲んじゃうんですよね、、、)
Commented by ばなっち at 2013-01-17 09:45 x
私も行きたい!です!
Commented by Miyuki at 2013-01-17 11:16 x
*阿梨ちゃん
ちょっと遠いけど、機会があったら行ってほしい~。クロワッサンの為には午前中が狙い目だと思うわ。
え、毎晩ってアナタ、そんな、一緒に飲みたい。ワイナリーはね、私が書く記録だからね……(期待薄)
Commented by Miyuki at 2013-01-17 11:16 x
*ばなっち
行こう、行こう! 朝からのんびり行こうよ~。


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