ぶれることなく本道を

「高く堅固な壁と卵があって、卵は壁にぶつかり割れる。そんな時に私は常に卵の側に立つ」
   ----- 村上春樹
       (日本人、作家、1949年1月12日生まれ)


前回日記で宮崎駿氏の話を書いた翌日かな、日本では、ジブリの「コクリコ坂から」が、TV放映されたのですね。

こちらの原作、高橋千鶴さんのマンガは、実はリアルタイムで読みました。はい、年寄りです。
あの頃は高橋さんが好きで、結構読んでいたのですよね。
なので、ジブリ作品ということで、見てみたくないわけではないのですけど、
どうしても原作のイメージが強くて、見てもきっと違和感を覚えるような気が。

それを言うなら、その前の「借りぐらしのアリエッティ」にしても、原作のメアリー・ノートンのシリーズ全作を愛読していた私には、なんともフクザツな思いがしたものです。
まあ、見たくても見られない海外暮らしなんですが。
でも、土曜に放映だったONE PIECE映画は、母に録画を頼みました。(聞いてねえよ)

「ハウルの城」にしても「ゲド戦記」にしても、やっぱり原作贔屓になってしまうワタクシ(大迷惑)、
宮崎駿氏作品が好きな理由には、オリジナルストーリーであるという点も、決して無視できない要素なんだろうなあ、と思います。


今夜金曜ロードSHOW「コクリコ坂から」に宮崎駿と宮崎吾朗の熱いぶつかり合いを見よ

しかし、その宮崎氏の下で監督をまかせられた宮崎吾朗氏にとっては、そんなことまで聞いてられるか!って感じなのでありましょう。
親御さんが偉大なことは、幸いであり、また試練でもあり。
これがただの老害だと、もっと辛いだろうなー。

* * * * *

【レストラン】

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SKETCHTRAVEL展を堪能した後は、ユニオンスクウェア付近をうろうろと。
巨大ツリーを中心に、この時期のイルミネーションと街の喧騒を楽しんで。

お嬢が、大学合格祝いにはUbuntuに行きたい、とずっと言っていたのだけど、なんと、かの名店は、どうやら閉店してしまったらしく。
これはお嬢も私達も、大ショック。ほんとに、ほんとに、素晴らしいお店であったのに……(さめざめ)

次候補として予約したのは、とっても久しぶりのベジタリアン・レストラン、Millennium
Ubuntuは大層残念だけど、こちらを再訪できるのは、正直嬉しいよ。
ユニオンスクウェアから数ブロックの距離を、のんびり歩いて行ったのだ。




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前に来た時と、内装は変わってない模様。
黒服ダンディー&シックなウェイトパーソンさん達も、お変わりない模様。
でも、カメラは前回と違うから。今度こそ、もうちょっと明るい写真をば。(鼻息)


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今回は厨房のすぐ近くの席だったので、調理の様子も垣間見え。
そんな情景も楽しみながら、メニューを見て、また悩む・悩む。
あれー、前に食べたのって、なんだっけ。チェックしてこないって、何の為の日記なんだっつーの自分。(殴る蹴る)


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なんとかかんとか選んでオーダーして、まずは飲み物とパン&スプレッドのサーブ。
こちらはワインもウリのお店なれど、未成年と一緒に、ノンアルコールでいきましょう。
ちなみに、家ではフランスルールです。(飲酒は16歳から)(あ、密告しないでっ)

お嬢はCreamsicleで、オレンジジュースにバニラアガベ、Silk creamerとソーダのミックス。
なんか、ココナッツっぽい甘さで、ちょっとクドかったかな。
私は、Chamomile Lemonadeで、フレッシュなレモネードに、カモミール風味のアガベのミックスだって。そんなアガベがあるのか、それとも自家製か?
こちらはさっぱり、旨かった。
メニューにはKombuchaのミックスドリンクもあったよ。

でもって、このスプレッドは思い出した。
White beansやレモン、ガーリックのこちらは、前と変わらずんまかったー。
我々があまりにパクパク食べるので、ウェイターさんがお代わりを持ってきてくれたぐらい。(恥)


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サラダの中から選んだのは、Satsuma Mandarin & Mixed Greens Salad
グリーンとラディッシュとフェンネルの薄切りに、みかんとマスタードシードのドレッシングがけ。
添えられたみかんが、ちゃんと3房で良かったよ。(争奪戦回避)

グリーンが新鮮で、ドレッシングも美味しくて、ぐっどなメニュー。
強いて言えば、みかんがとっても甘かったので、かえって浮いていたかも。
今年のみかん、ほんとに甘いんだよねー。


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Home-Made Pickeled Vegetables
今は、カリフラワーとフェンネル、ビーツなんだね。

野菜が固めだったけど、これはこれで良し。酸味も強かったけど、これも良し。
フェンネルって、改めて美味しい野菜だね。うちでも、もっとレパートリーを増やしたい。


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メインから2品頼んだうち、こちらはBlack Garlic & Miso Glazed Tempeh
Red riceのキムチチャーハンをベースに、さとうざやと枝豆、クレソン、食用菊のサラダをのせて、黒にんにくと味噌で照り焼きしたテンペをごろん、とね。
サラダのドレッシングは、柚子と生姜のヴィネガーと、ローストしたピーナッツ。
キレイに飾られたオレンジ色は、にんじんかと思いきや、なんと柿。それに、タイのチリペッパーのピクルスとか。

大ぶりなテンペの一切れが、味も存在感も主張。
はっきり言って、濃い目の味付けなんだけど、それがクドさに繋がらない。
野菜の美味しさ、味のバラエティが豊かなので、主役がこれぐらいの濃さでもいいのかも、と思っちゃう。


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もう一品が、Roulade
クミン風味の全粒粉のパイ生地に、サンドライドトマトやチャードのカシューサグカレーが巻かれてて。
添えられたのは、じゃがいも、レンティルとトマトの煮込み、西洋アブラナ、ひよこ豆、パンプキンとタマリンドのチャツネ、だって。(ぜえぜえ)
あ、あと、芽キャベツのガーリックソテーもだ。

こちらも主菜にふさわしいボリュームで、味もしっかり強め。
ソテーした油も感じるのだけど、こちらもやっぱりクドくなく。
むしろ、これならベジタリアンじゃない人でも満足できるだろ、と思わせるだけの、程好い重さ。
実際、旦那はとっても気に入ってたよ。


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デザートも一つは食べたいよね、ということで、Sorbet & Ice Cream Trioをね。
ころん、と愛らしいトリオは、手前がグレープフルーツ&ピンクペッパーコーンのシャーベット、左がヘーゼルナッツ&紅茶のアイスクリーム、奥がココナッツ&ライムのシャーベット。

どれも美味しい、とっても美味しい。
さっぱり風味と紅茶の香りが、食後を締めるのにふさわしい。


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こちらを訪れるのは、2回目にして3年ぶり。
すごく気に入ったので、もっと来たいところなのだけど、我が家的にはかなり高級店なので、なかなかそうもいかず。ふう。
いろんなイベントや、季節ごとのコース&ワインメニューの催しなど、ベジタリアンという、ある意味限られたお店の中では、とても成功しているのではないかな、と見うけられ。
おかげで、何年も続いてくれるであろ、きっと次回も来られるであろ、という安心感がね。(Ubuntuのトラウマ)

再びいただいてみて、なんというか、堂々王道なベジタリアン料理。
普通食のお客様でも満腹・満足できるだけの、味付けと重さ。奇をてらわない範囲での、工夫と新しさ。
ベジィに慣れた身には、だから濃い目に感じるし、どっしり感もあるのだけど、これだからこそ良いんだよね、と素直に思ってしまうような。

ほんとに、次はいつ来れるかなあ。
もうちょっとワインに詳しくなって、今度こそワインペアリングでお料理を堪能できたら、と思うんだけど、私ごときの舌には、絶対無理。うん、絶対無理。(二度言う)
なので、せめてワインの好きなお友達と一緒に、こちらのお料理を楽しむ機会があればいい。


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Millennium Restaurant
580 Geary Street
San Francisco, CA 94102

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ワインの舌が(も)ありましぇん、というのは、先日の初ソノマツアーで思ったこと。(しくしく)
でもでも、とっても楽しかったその日の記録を、次回からしばし続けるです。
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by senrufan | 2013-01-12 11:28 | Trackback | Comments(0)
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