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ここから大人の領域で

「面白いものは、この世界にいっぱいある。
キレイなものや、まだ出会ってないかもしれないけれど、いいこともいっぱいある。
それを子どもたちに伝えたい。ただそれだけですね。
映画の中じゃない。映画の向こうにいっぱいあるんです」
   ----- 宮崎駿
       (日本人、アニメ映画監督、1941年1月5日生まれ)


お嬢が日本に帰っちゃいましたーー………(しゅーん)

日本に帰る。実家(つまりこちら)に帰る。
と、双方向に向けて「帰る」というのは、良く考えるとあれー、な感じなんですけど、
彼女の場合、自然に、両方に「帰る」なんですね。
だけど、「アメリカに帰る」とは言わないよね、と話したり。

さて、そのお嬢ですが、昨年9月に私が日本に行った際、ガラケーからiPhoneに替えたんですよ。
以来さくさくと使いこなすようになり、iPhoneでスカイプしたり、面白い写真を送ってきたりするようになったのは、やっぱり若いだけあるなオヌシ。
こちらにも持参して、色々と有効活用してました。

それでも人と一緒にいる時には、iPhoneを使わないで、その人とのおしゃべりを楽しむとか、彼女なりのモラルを持っているようで。
IT機器に囲まれているのが当たり前の世代との、そういう”美意識”の共有や線引きをどうすれば良いんだろう、とは、旧人類の親(アタシ)が持つ悩みの一つでもあります。

そんな時に教わったのが、以下の記事でありました。


Mom Has Son Sign 18-point Agreement for iPhone Christmas Gift!



Gregory’s iPhone Contract (英語原文)

クリスマスに、アメリカはマサチューセッツ州のJanel Burley Hofmanさんが、息子のGregory君に、
iPhoneと、彼女自身が作った「契約書」を添付して贈ったそうです。
Janelさんがブログにアップしたその内容の素晴らしさが反響を呼び、TVのニュースでインタビューされました。(上の動画)

ありがたいことに日本語訳がアップされましたので、以下のリンクからご覧くださいませ。

13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です。愛を込めて。母より

* * * * *

【レストラン】

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昨年10月に、mikamikaさん&ゆみたちさんと遊びに行った時に見つけた、サンフランシスコはValencia Streetにある、Bar Tartine。
何年も前から名前だけは知っていたのだけど、基本ディナーオンリー、土曜のみブランチありというお店である為、ずっと未訪であったのだ。

それが、平日の昼間に、サンドイッチバーという形でオープンしてくれて。
大好きなわくわくさんとのデートに、このお店でぜひ、とお願いしたんだな。




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店内の様子に、いきなりうっとり。
濃い目の色合いの椅子やテーブルに、ずらりと並んだピクルスの瓶。正に、私のタイプです。


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メニューを見て、先にキャッシャーでオーダーするのだけど、珍しい食材に新しい組み合わせのものばかりで、ひとしきり悩む、悩む。
とりあえず、わくわくさんがサンドイッチとドリンクを、私がオープンサンドとドリンク、そしてデザートを一品お願いして、テーブルで分けよう、ということにしたんだよ。


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私達のテーブル担当だったお兄さんが、なんつーか、ホスト系の方でね。
思わず背筋がぞわっとなるような応対(すんまへんなー)にヒキつつも、運んで来ていただいた品々には、その場で歓声を。
サンドイッチという普通メニューが、随分とお洒落な仕上がりだ。


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わくわくさんオーダーのサンドイッチは、Slab breadに、フライにした茄子、トマトジャム、ヨーグルト、スプラウトさせたレンティル、そしてベルペッパーの組み合わせ。
茄子がまるで、牡蠣フライのようなボリュームだ。


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こちらはSmørrebrødのオープンサンドイッチ。デンマークの、バター付薄切り黒パンね。
3種類あったメニューのうち、2種類をお願いしたの。

Lox(クリームチーズとスモークサーモン)、玉ねぎ、ビーツのピクルス、ホースラディッシュ、ディルをのせたもの。
もう一つは、Cranberry beanのスプレッド、ケール、舞茸の組み合わせ。
大きさは小ぶりだけど、内容はあるよ、みたいな。

以上、3種類のサンドイッチを、全部半分ずつにして、いっただきまーす!


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すんごおおおく期待して食べ始めたサンドは、どれももれなく大変塩辛くて、どうしよう。(結論)
や、美味しいよ、美味しいんだけど、とにかく味が濃い。
甘さと塩気のハーモニーを一口で味わえる、絶妙な取り合わせなんだけど、ひたすらに味が濃い。
普段は食事中に水を飲まない私が、ぐいぐいと盃を重ねてしまいましたがな。あ、水です水。


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つまり、ここはやっぱり、バーなのだ。
夜にお酒を飲みながらいただくにふさわしい味、なのだ。多分。

他のテーブルのお客さんを見たら、ビールやワインと一緒に食事されている方が多くてね。
そうか、そういう場所なのか、と、ようやく腑に落ちたんだな。


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運ばれてきたお茶のありがたかったこと。
Peach leaf and roasted buckwheatと、Dark Puerh tea and smoked orange
プーアールが普通にあることとか、蕎麦茶とか、ほんとにこのお店は嬉しいなあ。


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デザートには、Baked goodsメニューから、Kefir pound cakeを選んだの。
ビーポーレンとハチミツのヨーグルトケーキなんて、すごく魅力的に思ったので。

うん、かなり甘いけど、まあこれは覚悟してたから。
添えられていたバターかクリーム、これが気になった。ヨーグルトのような、バターのような、うーん、なんなんだろうなこれ。


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わくわくさんのおかげで、念願のお店に行けて、至極感謝と満足の日。
味は濃くても、とにかくメニューが面白くて、自分でも作ってみたいものを沢山教わった気がするよ。

やっぱり名店だ、Tartineファミリー。
今度こそ、夜に来てみたい。もしくは、昼間っから飲みとしゃれこむしか。(ヤメナサイ)


Bar Tartine
561 Valencia Street
San Francisco, CA 94110
by senrufan | 2013-01-05 10:21


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