留めておきたいものがある

「マラソンは『人間』が走るものなんだから。人間性が出ますよ。それぞれのマラソンに。
35km以降の顔。苦しくなってから、どんな顔、表情をしているか。そこにその人の人生が表れます」
   ----- 瀬古利彦
       (日本人、マラソン選手・指導者、1956年7月15日生まれ)


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先日初めて、プロの方に、「家族写真」を撮っていただきました。
家族写真というと、写真館に行って、青や白の背景の前でパチリ、といったものが浮かぶわけですが、そうではないものが欲しかったので。

お嬢が日本に行ってしまう、その前に。
大好きな街の大好きな場所で、普通の私達を撮ってほしかったのでございますね。つまり、公開家族漫才。(身も蓋も)

ずっと前にHit Meさんにお話ししたところ、お友達にプロの写真家さんがいらっしゃるということで、ご紹介いただいたのが、Akikoさん。
ウェディングフォトをメインとされていますが、実は雑誌の撮影から個人写真まで、幅広くこなしていらっしゃいます。

撮影は相談の上、Elizabeth Gamble Gardenとカフェの2箇所にて。
Akikoさんの温かいお人柄で、すっかりリラックスした私達は、笑いまくりの時間を過ごすことができました。

後日、80枚の写真がのった、オンライン・スライドショーのリンクを送ってくださって。
その中から50枚の写真を選んで、オンライン上でオーダー。
それらを4”×6”サイズでプリントしたものを、アルバムに入れて郵送してくださいました。


どの写真も、温かく、優しく、柔らかく。(被写体は含みません)
カリフォルニアの陽光と木々が織り成す風景が、とても美しく。(被写体は除きます)
カフェでの写真はぐっと落ち着いて、その色合いがまた見事なもの。(被写体を指しません)

修正はなかったので(当たり前だ)、家族それぞれの真実も目の前に。
私、顔のシミ、パねぇ! とか、
旦那、腹、自重! とか、
そんなあたりも直視しなければいけませんでしたが、それもまた思い出です。(悟)
ああ、このお嬢の写真、将来電子処理で年をとらせて、そのままお見合い写真に(それは指名手配写真)

本当はここに写真を載せて、Akikoさんの素晴らしさを力説したいところなのですが、さすがに顔写真はマズいので。
お友達の皆さんで興味のある方は、我が家にお越しの際、ぜひご覧くださいませ。


撮影は、1時間~1時間半。
スライドショー、プリントショッピングサイト、プルーフブック入りの50枚の写真がパックになってます。
別料金のオプショナルサービスとして、DVDやアルバムも。

写真の素晴らしさは勿論のこと、Akikoさんご自身が、また素敵な方なのでございます。


Akiko Photo
  weddings@akikophoto.com

* * * * *

【舞台】

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すでに長くなってしまったけど、日記が溜まってるので、もう一つ。
サンフランシスコに、狂言の舞台を観に行ってきたですよ。

人間国宝の野村万作氏が来られる、ということで、これを逃してはなるまいと。
更にKaoruさんが、ディスカウント情報をくださったので、ますます逃してはなるまいと。
ゆみたちさんご夫妻と並んで、和の世界に浸ってまいりましたです。
Kaoruさん、本当にありがとうございましたー!(愛・愛・愛)




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公演は、第9回San Francisco International Arts Fesrivalのプログラムの一つとして、Marines' Memorial Theatreにて。
野村万作氏を中心とした「万作の会」は、世界のあちこちで、公演やワークショップなどを行っていらっしゃるそうですが、サンフランシスコで狂言の舞台を行うのは、これが初めてとのこと。

この日の演目は、以下の通りです。

1. 墨塗:Suminuri(Black Crocodile Tears)

2. 月見座頭:Tsukimi-Zato(The Moon-Viewing Blindman)

3. 首引:Kibihiki(Neck Pulling)


観客は、日本人の方がやはり多かったものの、現地の方々も結構いらっしゃいまして。
演者の方々は、普通に日本語で演じられるのですが、現地の方々向けに、舞台の上に英語字幕も用意され。
私もセリフがわからない時には、その字幕を見る始末。(恥)


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狂言を観るのは何十年ぶりでしたが、いやあ、こんなに面白かったっけ、というぐらいに楽しかったです。
全く初めてのお嬢も、周囲のお客様方も、大いに楽しまれていたご様子。
特に、アメリカの方々が笑っておられるのを見ると、ほっこりと嬉しくなりましたねえ。
笑いは国境を越える、なんつって。

「墨塗」では、嘘泣きの面白さ(だからワニの涙)を扱ってるわけですが、
この時の泣き方の、「えーーーっ、えっ、えっ、えっ」というのが、しばらくお嬢と私のブームでした、ってどーでもいいけど。

万作氏が登場したのは、「月見座頭」にて。
盲人を演じておられて、ゆったりとした動きと、朗々と響く声が、大変に印象的。
内容としては、かなりシリアスでありましたが。

「首引」は、一座全員出演かと思われるほど、にぎやかに。
最後の演目にふさわしく、場内を沸かせてくれました。


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会場では、何人かのお友達や知り合いにも遭遇。
ずっとお会いしたいと思っていた方に挨拶できたりして、こんなところでも幸せ、幸せ。

会場となったホテル&クラブは、海兵隊の退役軍人の団体のものでありますので、
戦時中の写真や記念品の展示が、色々ありましたぞ。
硫黄島の写真や絵、日の丸の旗なども。


ご子息の野村萬斎氏のご活躍で、狂言がちょっとしたブームになり、古典芸能そのものに衆人の視線が集まって、数年が経ちますが、その後、日本ではいかがなものなのでしょう。
大阪市の橋下知事が、文楽への援助を打ち切る方針を打ち出したことについて、賛否両論を聞くたび、文楽だけのことじゃないなあ、と思ったり。

古典芸能の在り方。
そんな壮大なテーマについては、全く語る口も頭も持ちませんが、
海外に住む身にとっては、いつまでも健在でいて欲しい、と願うばかりでございます。


万作の会

San Francisco International Arts Festival
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by senrufan | 2012-07-15 04:38 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ノンノン at 2012-07-17 22:30 x
うふふ、私ならフォトショでばりばりに修正してもらいます(笑)。

私の70代のお友達の家にも、上のお子さんが大学に行かれる前に撮った家族写真が飾ってあります(ご自宅のお庭で撮影したもので、犬と羊も一緒に写ってます)。長男の方は東部で大学の先生をなさっていますが、長女の方は地元に戻られてミドルスクールで先生をされています。
Commented by Miyuki at 2012-07-18 09:44 x
*ノンノンさん
いや、うちの場合、修正する箇所が多すぎてですね(爆)

おお、いいですねえ、そういう記念写真! うちの娘も、家族写真なんだから、うちのインコも入れたいと言ってたのを思い出します。屋外だから無理だっつーの。写真なんかこっぱずかしー、と思ってたんですけど、こういう節目は大事にしないとな、と思うようになりました。年をとった証拠だわ……


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