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両手を合わせる価値がある

「一生の間に一人の人間でも幸福にすることが出来れば、自分の幸福なのだ」
   ----- 川端康成
       (日本人、作家、1899年6月14日生まれ)


手塩にかける価値

とある親御さんが、給食で、子供に「いただきます」を言わせないでほしい、と申し入れをした記事について。
2006年ですから、今から6年も前に書いた日記で、もう記事のリンクも切れているんですけど。

こんな日記を思い出したのは、先日とあるツイートを読んだからでございます。

「いただきます」と言って昼メシを食おうとしたら、「自分で金払っているのに『いただく』って変ですよ」と後輩に言われた…TVの中だけかと思ったら、こういうの本当にいた。
俺は言った。「キミが食おうとしているのは金だ。俺が食おうとしているのは命だ。この意味くらい分かるだろ?」

これに勝る回答はなかなかないなあ、と至極嬉しくなったのでありました。

* * * * *

【レストラン】

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さて、Laurel Villageをぶらぶらしたら、程よくランチの時間となったのだ。
おそとごはんも良いけれど、美味しいランチを買って、家で食べましょう、と、Kaoriさんが嬉しいご提案。
ありがとうございます、甘えさせていただきますう。(尻尾ふりまくり)

そこで選んでくださったお店が、また並じゃない。
ミシュランで一つ星を獲得しているレストラン、Spruceに連れて行ってくれたのだ。




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そんなハイソなお店に入れるカッコウじゃない私は、大いに焦……らないですみました。
レストランの正面入り口に向かって、左側。そこはテイクアウト専門の、カジュアルなスペースになっていたのだね。


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平日の午前11時半~午後2時半の営業。
サラダとパニーニサンドのメニューが掲げられてるよ。
サラダで$5、パニーニが$6。セットだったら$10と、このレベルのお店ということを考えれば、かなりお得なお値段。

なのだけど、お店の人に聞いてみたら、なんとレストラン側のメニューも一部可、とのこと。
ええええ、どうしようかなああああ(歓喜)


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パニーニとサラダ、スープをお願いしたら、早速作り始めてくれるお兄さん。
このお兄さんも感じよかったけど、もう一人のおじさまが特に良い方で。さすがだなあ、としみじみする。


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チーズやスイーツも揃ってて、ランチなら、こちらで十分な。
そう思うお客さんも少なくないようで、地元の方らしきお客さんが、ぱらぱらと寄られては、テイクアウトしていったよ。

優しいおじさまから色々うかがった後、テイクアウトの品を手に、いそいそとKaoriさんのお宅へ。
春休みだったので、可愛らしいお嬢ちゃまも一緒に、ランチの山分けといきましょう。


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パニーニサンドは、Grilled Veggieを。
グリルしたキュウリとPiquillo pepperが、Pestoと山羊チーズと一緒に、ぎゅむっ、とサンドイッチだよ。


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パニーニとサラダのセットを2つお願いして、サラダはそれぞれ別のものを。
彩りが美しいBeets Saladは、にんじんのスライスも一緒になって、マリネされたシャロットとチャードのアクセント。

もう一つは、Farro Salad
ファロ、つまりスペルト小麦のサラダで、オリーブにゴールデンレーズン、ブロッコリー、松の実、そしてケールと、小ぶりながら具沢山。

本店メニューからお願いしたのは、Chilled English Pea Soup
ヴィシソワーズのような冷製スープ、旬のえんどう豆というのが嬉しいじゃないか。
皆で仲良くシェアして、いただきます。


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どのメニューも、んまかったー。
量はどうしても少なめではあるけれど、味が良いので、これで良い。
ものすごく感動する味、というわけではなくとも、素材の良さと丁寧な調理がうかがえて、十分な好感度。


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デザートは、Kaoriさんのお嬢ちゃまが焼いていてくれたケーキだよ。
どうしよう、どうしたらいいんだ。嬉しさのあまり、うろたえる。
お母さんがお留守の間に、全部一人で作ったんだって。すごかろ? すごいだろ?


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憧れのSpruceの、一部を見せてもらったね。
本店はきっと、更に何倍も力が入った感じであるのかな。

有名店でありながら、こういう身近さを演出してくれているのが、庶民としては素直に嬉しいぞ。
そしていつか、あちらの入り口に。
そんな風に望んでしまったりするんだな。


Spruce(Café at Spruce)
3640 Sacramento Street
San Francisco, CA 94118
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by senrufan | 2012-06-14 06:56 | Trackback | Comments(13)
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Commented by ノンノン at 2012-06-16 11:12 x
以前、地元の日本食のお店(レストランというより、食堂という感じの)でご飯食べてたらですね。年配の日本人女性のウェイトパーソンの方が、アメリカ人のお客さんに説明していらっしゃるのが聞こえました。
「日本ではね、ご飯粒を残してはいけないって躾けられるんですよ。お百姓さんが苦労して作ってくださったものだから」
思わず、「そうですね~」と日本語で話しかけてしまいました。ほんと、そのとおりの言葉で母に教えられたので、今でもご飯粒残すのができません。
アメリカに来た当初は、残ったものは持ち帰っていいってわかってなかったので、全部食べるの大変でした(笑)。
Commented by KawazuKiyoshi at 2012-06-16 16:07
拙い曲を聴いていただいて
その上素敵なコメント。
一人の人でも、私の曲が微笑みを与えることができれば
私は私の行き方に満足です。
沢山のかたがたが、微笑まれるのが、私の夢。
お元気で。
今日もスマイル
Commented by 初音 at 2012-06-17 09:06 x
おはようございま~す!!

「いただきます」「ごちそうさま」って。。。あたりまえっていうか~あたりまえでしょ?!
私に旦那さんも言わない人でしたねぇ~結婚してビックリ!!
「貴方は食べ物に感謝が無いの?」と怒ちゃいましたから~^^;
今は、当然のように言ってま~す!!
あ!6年も前に書いた日記♪ちゃんと拝見できましたよん♪

ヘルシーな美味しそうでカラフルなサラダ!健康一番ですよね♪(*^^)v
Commented by 初音 at 2012-06-17 09:07 x
おっとと!!
旦那さんの事で、”私に”ではなく”私の”の間違いです^^;
Commented by Miyuki at 2012-06-17 10:27 x
*ノンノンさん
私も全く同じです! お米の中には7人の神様がいると信じてて、米を研いでいる最中に3粒飛び出したら、「あ、ここに21人の神様が!」と慌てるのでございます(それもどうなんだ)
いただきますとご馳走様は、日本の挨拶の中でも一番誇りに思ってるかもしれませんvv
Commented by Miyuki at 2012-06-17 10:29 x
*Kawazuさん
先生は曲だけでなく、お言葉でもスマイルをくださっていることを忘れないでくださいねvv
新曲、アップされていらっしゃいましたね!
後ほどじっくり聴かせていただくのが楽しみです♪
Commented by Miyuki at 2012-06-17 10:31 x
*初音さん
いだたきます・ご馳走様は、日本独特らしいといことを、国外に出て知りました。
初音さんに教えてもらって、旦那様は幸せな方です。絶対。
あは、あんな過去日記、すみません~。
日記自体は読めるんですけど、日記内で貼った新聞記事(多分)のリンクが切れちゃってるんですよ~(涙)

アメリカのサラダは美味しいですよー♪
ほんとに、初音さんに運んでいきたいですっl
Commented by KawazuKiyoshi at 2012-06-17 15:08
ズッキーニの花の食べ方は知りませんでした。
もちろん妻も。
ふふふ
今日もスマイル
Commented by iwamoto at 2012-06-17 21:03 x
初めまして。
Kawazu先生経由なのですが、正直に申し上げます、直接ではなくて経由しています。
従いまして、紹介無しです、ゴメンナサイ。

「頂きます」の話ですが、そのことはわたくしも何度も言っています。
もっと根源的に、簡単に言えば以下のようなことだと思います。

例えば、台詞で言えば。 食卓の様子。
「今ここにある食べ物で、命の無かったものは塩だけです」
「その他のものには命がありました」
「わたしたちは、今からその命を頂きます。 わたしたちの命を繋ぐために」

だいたいこんな感じではないでしょうか。
要するに、「お命頂戴」ということなのですね。
だから「頂きます」と言うのです。

金を払うとか払わないとか、一切関係のない話ですね。
言うべきは「わたしの命のために、あなたの命を頂きます」ということでしょう。

突然、失礼いたしました。
Commented by Miyuki at 2012-06-18 21:10 x
*Kawazuさん
ズッキーニの花の揚げ物は、こちらでは結構ポピュラーなんですよ。
貴重なお花ですが、余裕があったらお試しくださいませ♪
Commented by Miyuki at 2012-06-18 21:12 x
*iwamotoさん
初めまして! コメント嬉しいです、ありがとうございます~。

私達の命を繋ぐために。
ああ、本当にそうですよね、そうなんですよね。
いただく命そのものもそうですが、それが食卓に届くまでに介された方々の手と力を思えば、尚更のこと。
だからこそ、いただきますを言わないという考えそのものが理解できなくて、初めて耳にした時は、正に耳を疑いました。

素敵なお言葉、本当にありがとうございました!!
Commented by at 2012-06-23 13:08 x
Miyukiさん、こんにちは
いやいや今日は凄いものを目にしてしまい
思わずコメントしております

今の時代(っていうと、古い人間だと思われるでしょうが)
自身の利益に繋がらない言葉、例えば「頂きます」だとか
「有り難うございます」という礼を示す言葉は
無用になっているんですね
こうした言葉を金銭に結びつけるなんて
全く悲しいことです
どんな生命であっても、何かしらの恩恵を受け
何かしらの犠牲のもとにその生命があるわけですから
そんなこともわからずに育つとは何とも言葉がありません

話はがらりと変わりますが、最近の私が挑戦してみたいものは
キノアです。友人がよく作ってくれるんですが
まぁ〜なんとも優しくて美味しいのです
味はもとより、その友人の想いが伝わってくるお料理に
毎回こころが暖かくなります




Commented by Miyuki at 2012-06-25 06:49 x
*鈴さん
お返事が遅くなってしまってすみませんっ!

本当に、本当に。同じ悲しみを持ってくださる方がいらっしゃって、とても励みになります。
というのは、私もそういうアイディアそのものが浮かんだことがなかったので、今の時代、私が間違えてるんだろうか、という不安があったりしたので。
また、なまじ表面上の理屈が通ってるように見えるから、始末に悪いんですよね。

キノア、私も大好物です! 段々と浸透してきているのが嬉しいですねえ♪
お友達の方のお料理、素敵です~。そして同時に、その思いを汲み取ってくれる鈴さんだからこそ、余計に素敵だと思うのです。


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