「ほっ」と。キャンペーン

友、近郊より集まる、亦た楽しからずや

「水源は不明でも、やはり川は流れている」
   ----- アンリ・ポアンカレ
       (フランス人、数学者、1854年4月29日生まれ)


日本ではゴールデンウィーク、なのですな。
どこにいようとも、骨の髄まで日本人のワタクシですが(つまり日本語オンリー)、さすがに休日に関しては、日本の感覚は薄れております。当たり前ですね、わかります。

昭和天皇のお誕生日の29日にちなんで。
古来日本では、向かって右(本人から見て左)が優位、だったそうです。
「尊左」、つまり、右より左を尊ぶ思想が根本にあり、当然、儀式における天皇・皇后の並び方も、向かって右(本人から見て左)が天皇で、向かって左が皇后だったのですって。

「左右の民俗学」を著した磯川全次氏によれば、
「左」=「聖」、「右」=「俗」の象徴、という考え方があったとのこと。
イスラムやヒンズーで、左手は不浄の手、とされるのとは、間逆というところが、また面白く。

検索してみて、以下のサイトで色々教わりました。ありがとうございます!

左大臣は右大臣より位が上と言うのは何故なんでしょうか?

* * * * *

【レストラン】

IMG_7410

お忙しい合間をぬって、暇人の私と遊んでくださる、ゆかさん&ゆみたちさん。(愛と感謝)
実は3人共、3月生まれ。しかも、1年違いずつ。
誕生月に、弥生女子の会なんてゆうのも良いよね、ということになって、オシャレな夜のディナーとしゃれこむことになったのだ。

ゆかさんの為に、野菜の美味しいところ。ゆみたちさんの為に、ワインの美味しいところ。
だったら、前から気になってた、あのお店はどうだろう。
雨が降る土曜日だけど、ほっこりと温かい夜になりそうだ。




IMG_7419

訪れたのは、Local・Organic・Sustainableの代表のようなレストラン。
というより、この国のオーガニック・レストランの第一期生、のようなお店らしい。
オーナーのJesse Ziff Coolさんの功績は、非常に大きいと思われる。

お店の内部は細かく仕切られていて、バーカウンターと、3部屋のテーブルルームになっててね。
私達が通された一番奥のエリアは、壁が鏡になってたよ。


IMG_7420

メニューを見たら、First、Second、Thirdの3つのコースに、それぞれ数品ずつ。加えて、本日の特別料理も。
メニューの最後に、生産者のリストがついていて。ファーマーズマーケットに来ている農場が沢山あるのが、嬉しいね。

どのメニューも工夫が凝らされていて、あれもこれもで悩んだけれど、なんとか絞りこみ。
ワインの選択は、ゆみたちさんにおまかせね。


     IMG_7424

出されたパンは、ベイエリアの人気ベーカリー、Bay Breadから。
Multi Grainと、ビスケットのようなパンで、どちらもうまうま。


IMG_7426

そして突き出しは、にんじんとポテトのグラッセ、のような。
素材自身の甘さが味わえて、ますます期待が高まるよ。


     IMG_7427

ゆみたちさんが選んでくれたのは、2010 Merry Edwards, Russian River Valleyのハーフボトル。
これがすっきりしてて、口当たりも軽く、料理の素敵な引き立て役。


IMG_7428

今日の特別メニューの一つ、Artichoke soupからスタート。
上にハーブオイルを垂らされて、目にも美しいスープは、口にはもっと美しい。コクと滑らかさが秀逸。

更に、スープにつけて召し上がってください、ということで、エビのTempraが添えられていたのだけど、これが絶品で驚いた。
全然天ぷらじゃなくて、こんなに薄い衣で、さっくさく。うわー、これ、一体どうやって作るのか、知りたいよー。


IMG_7429

First Courseから、Roasted Half Moon Bay Sardines
FriseeとCrispy Potatoの上に、ちょこんとのせられたサーディンに、Parsley caper vinaigretteがかかってるんだって。

サーディン、うまっ。フリゼも、うまっ。
そしてポテトが、クリームコロッケのような一品で、これがまた上手なんだなあ。


IMG_7434

Second Courseから、Red, Gold & Chioggia Beets
3色ビーツの間に、Laura Chenel goat cheeseが挟まって。
添えられているのは、ArugulaとBlood orange、松の実のサラダ、White truffle vinaigretteのドレッシング。

ビーツの泥臭さがゴートチーズで中和されていて、歯応えもご馳走の一品。
アルグラが美味いなー、オレンジが美味だなー。
キレイなので、自分でもやってみたいけど、うーん、その時はゴートチーズはいらないかな。ビーツそのものの美味しさを、もうちょっと楽しめる形でな。


IMG_7436

Warm Baby Spinach Saladは、その名の通り、ほんのりあったかい。
リーク、ケーパー、椎茸にフェタチーズを、バルサミコヴィネガーで。

素材の良さがよくわかるのは、サラダならでは。
美味しいほうれん草にリーク、このままむぐむぐと食べたかったかも。
なので、ヴィネガーが別添えだったらカンペキ、って、私だけですか。


IMG_7437

いよいよメインのThird Course。
Early Spring Organic Vegetarian Tastingは、一番楽しみだった一品。
ヴィーガン仕様も可とのことだったので、そのようにお願いしたんだよ。

その日のローカルな農園からの収穫で、内容が決まるという、このメニュー。
左から、Honey Ginger Carrots、Dinosaur Kale & Lemon Oil、カリフラワーのコロッケ、グリルド・アスパラガス、えーと、そして、実はFennel Potatoもあるんだけど、すでにお皿に取り分け済み。


IMG_7443

期待した通りに、味の濃い野菜ばかりで、本当に嬉しかった。びば・カリフォルニア、と言いたくなっちゃう。
私達の好みからは、ややオイルが多めなようにも感じたけれど、きっと他のお客様には、これぐらいの方が良いんだろう、という、いつもの感想。

ここでも私達的一番は、カリフラワーのコロッケ。
こちらのシェフは、つくづく揚げ物名人だと思う。
それって、ほんとにすごいことだよね、と、揚げ物が猿レベルの私は、力説したい。


IMG_7441

最後は、今日の特別メニューのLamb
ニョッキとBlack trumpet mushroom、そしてFennel、スプラウト。甘めのソースがかかってる。

ラム独特の臭味も抑えられていて良いのだけど、もうちょっとあっさり仕上げになる組み合わせもできたかな、なんて。
でも、これもきっと、好みの範疇の話。すでに結構な品数をいただいた後なので、そんな風に感じるだけなんだろう。
それにしてもフェンネルって、やっぱり素敵な野菜だな。サラダでもメインでもデザートでも、なんでもござれだな。


さて、誕生月祝いとなれば、デザートをとらずにはいられまい。
メニューから1つ、今日の特別メニューから1つ、いってみよう。


IMG_7448

Passion Fruit Tartは、Toastしたメレンゲが、タルト生地の上にちょこん、とな。
タルトの中身はココナッツと、ローストしたホワイトチョコレート。

酸っぱいパッションフルーツのさっぱり味に、甘いホワイトチョコレートの組み合わせは、なかなか良い。
メレンゲも上手だし、タルト生地もご立派だ。


IMG_7454

特別メニューは、Homemade Brownies
ブラウニーというよりファッジが、塩味のクラストにのっていて。上には、マシュマロとポップコーン。
面白いのが、添えられたチョコソースにも、岩塩がまぶしてあるところ。

ブラウニーだと思っていたら、濃厚なファッジだったので、それは甘さも相当なもの。
なので、塩系との組み合わせはありがたかったのだが、あまり効き過ぎても、かえって両極端な揺れ方をしてしまう。
もっと甘さ自体を抑えて、塩味を穏やかにすれば……はい、テメエの好みだけで言うんじゃねえ、ってことですよね、わかります。

この後、チェックと共に持ってこられた、人数分のトリュフに感激。
こっちの方が好みー、と言いながら食べるヤツ。(殴)


     IMG_7455

お食事全体を振り返ってみれば、素材の良さが、まず一番。
メニューも工夫されているし、調理も上手で、長く人気を保っているのが、納得できるだけのお店。

6時の予約で、なんと10時近くまで居座ってしまった私達。(愕然)
その間、他のテーブルでは、お客様が二巡か三巡していたぞ。
つまり、それだけ大勢のお客様がいらっしゃってる、ということで。
食に関心の高いこのエリアで、ずっと一線でいられるレストランの証だね。


IMG_7456

加えて、サービスもとっても良かったよ。
メニューの説明から、お皿を持ってくるタイミング、下げるタイミングなど、どのウェイトパーソンの方も丁寧で。
高級レストランでありながら、肩の力を抜いて楽しめる、居心地の良さがある。

FacebookのCEOであるザッカバーグ氏に、食の手ほどきをしたのが、こちらのオーナーであることは、以前に書いた通り
ベジタリアンやヴィーガンも素晴らしいと思いつつ、私個人としては、こちらの考え方の方が性に合っている、というより、すとんと納得できるのだ。


IMG_7411

ちょーー博識なお2人との時間は、いつも知恵熱が出そうなほど、わくわくの連続。
もっと会いたくて、もっとお話ししていたくて、有限な時間が恨めしい。

いっぱい笑って、沢山愛して、美味しく食べて、のびのびと。
壁に架けられた標語と、自分の獲れる範囲のものを食べていこう、という主旨が、
ここが地元で良かったなあ、と思わせてくれるのだ。


Flea Street Cafe
3607 Alameda de las Pulgas
Menlo Park, CA 94025
[PR]
by senrufan | 2012-04-29 13:37 | Trackback | Comments(12)
トラックバックURL : http://senrufan.exblog.jp/tb/18223045
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by こっぺ at 2012-05-02 01:34 x
行きたい! ブックマークしまーっす。楽しい夜を過ごされたようでなによりでした。
Commented by ゆみたち at 2012-05-02 10:12 x
おいしたのしかったであります。
さすがみゆき嬢セレクト、すてきなレストランでありました。


Commented by ゆか at 2012-05-02 13:07 x
「思い出し笑い」ならぬ、「思い出しヨダレ」。ちょっとお下品か。
「思い出し美味しがり」。うー字余り。
まあ、と言うことで。
Commented by Miyuki at 2012-05-03 11:47 x
*こっぺさん
行ってください、ぜひぜひ! はい、思い出の夜でございました♪
こっぺさんも、今度どこかご一緒してくださーい。
Commented by Miyuki at 2012-05-03 11:49 x
*ゆみたちさん
うんうん、良いお店でありましたな♪
ゆみたちさんのワイン知識の広大さの一端を見せてもらって、ますます尊敬を深めた夜でした。
Commented by Miyuki at 2012-05-03 11:50 x
*ゆかさん
わはは、いやいや、私はヨダレ支持で!
来年の3月はどこにしようか?(真顔)
Commented by peartree22 at 2012-05-03 12:09
”弥生女子の会”、素敵なお店に素敵な料理とワイン、そして何よりもメンバーが素晴らしいのであれば、言うことなし!ですね。
楽しさが伝わってきて、ほっこりなれました。
Commented by Miyuki at 2012-05-04 09:21 x
*ちゃん・りーさま
そなのです、まずはメンバーありき、そして次にお料理、サービスと。
ちゃんさまがこちらに来られれば、ゆみたちさんとあちこち連れまわしてしまいますよ~vv
Commented by 初音 at 2012-05-05 09:46 x
おはようございま~す!!
う~ん!美味しそぉ!!

今から2度目の入院に行ってきます!!
ギリギリまでパソにしがみついてる私って?^^;
当分パソとお別れですが、復活したら、また遊んで下さ~ね♪

では、では~  今日は日本は男の子のお節句ですよぉ~^^
Commented by ノンノン at 2012-05-07 00:15 x
左右のお話、
「京都の左京区って右にあるのになんで左京なんだろう?」ってず~っと疑問だったんですよ。天子様からみて(「天使様」と変換された(笑))左だったんですね。
あ~、すっきりした~。
Commented by Miyuki at 2012-05-07 14:09 x
*初音さん
入院生活、お疲れ様です!
一歩一歩、全快に近づいていらっしゃることを祈ってますよ~。

男の子の節句にスーパームーン、なんか嬉しい組み合わせですよね♪
Commented by Miyuki at 2012-05-07 14:10 x
*ノンノンさん
うーわー、そうかそうか、そういうことだったんですね!
そういうところに疑問をもたれるところが違うなあvv


<< 五月は、芽生えを喜ぶ囀りで 次に繋ぐ為に今日がある >>