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滋養を込めた応援歌 (後)

「近頃の日本人ときたらいつもいつも金持ちで、簡単に幸福でないと、すぐにも他人とか社会が悪いような気になってしまう。そこを『みのもんた』につけ込まれる」
    ----- 野田秀樹
        (日本人、劇作家・演出家、1955年12月20日生まれ)


金正日、7つの爆笑エピソード

金正日総書記が亡くなられましたね。
ニュースで北朝鮮の国民が号泣している姿が何度も放映されているようですが、あれは直視するのが苦しいです。
なんというか、「知らない」ということを知らない人々が、確実に何割かはいるのだろうと思ったら、非常に胸が痛むのですね。こんな言い方で通じるのかどうか。

で、そんな気持ちを吹っ飛ばしてくれる記事が、↑。

……大真面目にこういうことを画策して流す国家が、本当に存在しているということが、どうしても信じきれないのですけど。(眩暈)

* * * * *

【アクティビティ】

前回からの続きです)

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いよいよ実技編(?)に入り、ゆかさんが見事な手際で、次々とお手当てメニューを作っていかれたよ。

悪寒がしたら、梅醤番茶
のどが痛くなったら、黒豆茶
だるさを感じたら、第一大根湯の2番。
”ひき始め”のあれこれに用いて、8時間以内で治せれば。




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症状にまで至ったら、発熱にはやっぱり、第一大根湯
痰や咳には、大根蜂蜜れんこん湯
鼻水や鼻づまり、下痢、頭痛にも、ちゃんと処方があるのだよ。


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そして、これが噂の里芋パスターかあ。初めて実物を拝見しました。
患部にあてて、毒素を吸い出してくれるこのパスターは、これでガンを治した実例もあったりね。

ただ、これらの材料がケミカルなものだったら、やっぱり効果は変わってくるわけで。
特に塩は、できるだけミネラル分が豊富なものを使いたい。


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市販薬とも、上手にお付き合い。ホメオパシーの薬の紹介も。
集まったメンバーは、小さいお子さんがいらっしゃるお母様方が多かったので、特に小児用の薬には興味津々。お嬢にも、そんな幼い頃があったよね……(遠い目)


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最後は、身体のツボも幾つか。
背中の風邪の門のマッサージ、免疫力を高めるツボの刺激など、古来からの知恵はすごいもの。
ずっと迷って手を出してないけど、やっぱり欲しいなあ、身体のツボがわかる本。


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充実この上ないワークショップの最後に、ゆかさんが優しくおっしゃったこと。
人一倍頻繁に風邪症状に悩まされている人達の中には、原因は身体ではなく、メンタルなものである場合もあるのだな。
たとえば子供がお腹が痛いのは、学校に行きたくないからであるように。
心が寂しい時に、自己嫌悪に悩んでいる時などに、表面に出てくる症状があるのだ。

完璧主義で、いろんなことに期待過剰気味で、もっと頑張れる、頑張らなきゃ、と思う人は。
病気が言い訳になることを知っているから、無意識のうちに、そういう症状をよんでしまっているのかもしれなくて。
子供であれば、それは余計に顕著であるのだろうけれど。

そういう人は、大人の場合、本当に健康になりたいと思っているか、本当に幸福になりたいと思っているか、よくよく自分に問いかけて。
風邪は、身体の自浄作用だから。症状は、身体と心が訴える声だから。
ウイルスであれ、疲労であれ、きちんと直視して対処しない限り、治癒できないものだから。
これは心が疲れているのだと思ったら、セラピストなり親しい友人なり家族なり、癒しを求める場所を考えよう、ということだ。

そして、子供の場合には。
大事に労わってあげるのは、健康な時ほど強くしよう。
病気の時は、むしろ特別扱いせず、ゆっくりと休ませてあげること。
元気な時にちゃんと絆が作れていれば、病気になってアテンションを引こうとする必要は感じなくなるから。
普段から背伸びさせることなく、できるだけありのままに、温かく育ててあげれば良いのです、と教えてくださった。


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菜食になる以前の自分は、季節の変わり目になると、誰よりも先に風邪をひき、周りがゲホゴホやり始めた時には、免疫ができていて平気、ということを繰り返していたもんだった。
きちんと風邪をひいて、季節ごとにリセットしていたのだと考えれば、今の風邪をひかない自分の身体は、かえって良くないの?と、不安になったりもするんだが。
まあ、毎日人混みに出ていたあの頃とは、環境が全然違うので、一概には比較できないか。

菜食になって、お手当てについてもわずかな知識を得たおかげで、ここ数年は、「あれ?」と思ったら即実行していたので、症状になる前に抑えていられたのかも。
それと、やばいと思ったら、食べずに寝る。これができていたのが大きいね。
うちはお嬢がもう高校生なので、それができるけど、お仕事があったり、小さいお子さんがいらっしゃるお母様方は、なかなかそうもいかないよね……本当に頭が下がります。


前述の本でも書かれているようだけど、薬って、プラシーボ効果の要素もあるんだよね。
風邪はウイルスだから、菌に対抗する抗生物質は意味がないのは、言うまでもないけれど。
本来が「身体の自然の浄化作用」であるならば、その間に頑張る身体を労わるものが、薬としてふさわしいと思うから。
それが、いつも自分の周りに普通にあるもので、材料も由来も明らかなものであるほど、弱った時にも安心して頼れるように感じるよ。
そういう気持ちがプラシーボ効果を増して、風邪を乗り切る力をくれるなら、大歓迎ってもんだよね。

自浄作用だと思った途端に、風邪は怖くないどころか、良く来たね!と言いたい気持ちになっちゃうって、どんだけ単純なの自分。よって、プラシーボ増大ならまかせとけ。
西洋医学を頼りにしつつ、家でできることはやっていこう、の気持ちに、強い後押しをいただいた時間でありました。
by senrufan | 2011-12-20 10:34


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