滋養を込めた応援歌 (前)

「空気の前には道理が引っ込む」
    ----- 山本七平
        (日本人、評論家、1921年12月18日生まれ)


        かぜの科学 

ジェニファー・アッカーマン著 「かぜの科学―もっとも身近な病の生態」

お嬢の学校が、冬休みに入りました。
ぐっと寒さが増した昨今、被災地で避難所生活を送られている方々のご健康が、ますます気になるところです。

と思っていたところ、上記の本がふと目にとまったので、ちょっと検索させてもらったら、色々とオモシロ風邪情報がつまってるんですね。
Amazonでのレビューに加えて、以下の方々のご感想が、とても参考になりました。ありがとうございました!

 「本のキュレーターブログ」さん
 「新井文月ブログ アートで明るく」さん
 「君とぼくと一杯のコーヒー」さん


風邪にかからないようにする予防策として、
* 正しい予防策:睡眠をよくとる、控えめな飲酒、禁煙、手を洗う
* 誤った予防策:暖をとる、免疫力を高める、サプリメントやビタミンCの摂取
* 知られていない予防策:社会的ネットワーク(多様な人との接触)
が挙げられていたのですけど、この最後の「社会的ネットワーク」がわからないー。
「社会的ネットワークが広い人(婚姻や仕事、さらには地域・社会・宗教関係をとおしてさまざまな対人関係のある人)は、社会の輪が小さい人に比べて風邪をひくことが少ない」
のだそうですが、ネットワークが広い=外に出る機会が多い、と考えれば、ウイルスに罹患する率は高いんじゃないの?と思うんですが、一体どういう理由から。
せいぜい、そうやって沢山罹って、身体に記憶させて抗体を作る、ぐらいしか思い浮かびません。

* * * * *

【アクティビティ】

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菜食になって以来、家族でただ独り、風邪らしい風邪をひいていなかった私。
それが今年の冬は、数年ぶりに風邪症状。痰がからんだ咳が数日続き、今でも少々残ってる。
私でさえこうなんだから、激務の旦那や睡眠不足のお嬢は、更に大変だったことは言うまでもない。

こういう時こそ、家でのお手当て、と思うのに。そんな悠長なことはゆってられん、とばかりに、旦那はガンガン市販薬頼り。
仕方がないよなあ、と思いつつ、それを止めることができるほど、お手当てに自信もなし。自分だけだったらやってみるんだが、なー。

そんな時に、タイムリーにもマクロビクラブで、「風邪のお手当て」のワークショップが開催されたのだ。
主催者で講師のゆかさんの、さすがというほかない企画。
ぜひっ!とソッコーで参加申し込みして、先日行ってきたのだよ。




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ずっと前に少し書いたことがあるのだけど、野口整体の理論でいけば、風邪というのは、
「自分の身体の疲れや偏りを調整する、自然の健康法」
つまり、風邪を利用して、溜まった毒を排出しようとする、身体の自浄作用であるのだな。

ゆかさんが大変わかりやすく説明してくださったことによると、
治したい場所、毒が溜まってたり、歪んだりしている箇所に症状が出る、
柔軟性がなくなった身体を、風邪をテコにして、バネのように動かして治そうとする、のだと。

そう考えれば、冒頭に挙げた本で書かれている、
「免疫力が高い人ほど、風邪をひきやすい」
というのは、ウイルスや雑菌が入ると、他の人より強く防衛反応が起こるから、ということであるとして、納得しても良いんだよね。

だから、風邪?と思う”ひき始め”の諸々は、ウイルスが原因の”風邪”とは限らなくて。
例えば私の場合、砂糖を摂り過ぎると、鼻水が出てくる。乳製品を摂り過ぎると、痰がからんだ咳が出る。
これが季節の変わり目だったりすれば、げ、風邪ひいた? と思ってしまいがちなので、慎重に判断しなければいけないのだ。

よく考えて、よく体調を見て、やっぱりウイルス由来と思ったら。
なんと、風邪をひいたと思ったところから、「8時間以内で治すのがベスト」なんですと。
風邪のひき始めに感じるアレコレが、実際の症状に変わってしまうまでに、お手当てで癒してしまおう、ということだ。


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そこで抑えきれずに、症状まで至ってしまった場合には。
大事なことは、「ひたすら寝る」・「食べない」・「適度な水分補給」の3つ。
特に、病気だからといって、何かを食べて力をつけようというのは、間違いで。
食べ物の消化には、相当なエネルギーを使うので、そのエネルギーを身体の治癒に回す為には、むしろ食べない方がいいのだな。
これは、小さい子供以上に、動物を見てれば良くわかるよね。

動物性食品は消化が大変なので、更にエネルギーをとられてしまうし。
砂糖は体内のイーストの餌になるので、弱った身体に雑菌が入りやすくなって、感染症を起こしやすくなっちゃうし。
だから、時間が許す限り、まずはしっかり寝ることで。
風邪薬の役割も、症状を消すわけじゃなく(ここ重要)、咳や鼻水などの症状を抑えて、少しでも寝やすくすること、と考えるべきなんだって。


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しっかり寝て、起きた時に食欲があったら、絶食状態だった身体に無理をさせないよう、10~20倍粥から始めよう。
りんごの摩り下ろしも、良いよねえ。
ちなみにこおゆう時こそ、断食や生菜食の知識がお役立ち、ってもんだよね。

一通りの講義を受けた後、いよいよ個別のお手当ての方法について、習ったよ。

(続く)
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by senrufan | 2011-12-18 10:29 | Trackback | Comments(4)
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Commented by KawazuKiyoshi at 2011-12-20 16:44
風邪というほどでもないのに、妻の咳が止まらなかったのです。
今日の病院では「気管支喘息炎」かもしれませんとのこと。
風邪は馬鹿にしてはいけませんよ。
やっぱり、人ごみに出ないほうがいいに決まっています。
批判的にものを読むのはいいことです。
今日もスマイル
Commented by Miyuki at 2011-12-21 10:10 x
*Kawazuさん
奥様、それはお辛いですね~(涙)
咳は特に体力を消耗しますから、どうかお薬などで症状を和らげて、少しでもお休みいただけますように。
ね、人混みに出ることによる予防策って、気になりますよね!
きっとこの著者の方の理由がきちんとあると思うので(期待)、一度ぜひ読んでみたい本です。
本との出会いもまた、スマイルが得られるものですね♪
Commented by かん at 2012-01-01 16:53 x
「社会的ネットワークが広い人(婚姻や仕事、さらには地域・社会・宗教関係をとおしてさまざまな対人関係のある人)は、社会の輪が小さい人に比べて風邪をひくことが少ない」というのは、おそらく、「行動力があって積極的で、考え方が前向き」なので、免疫力や気力が元気で風邪を寄せ付けないのでは?とふと思ってしまいました。。。忙しい人ほど気が張って病を寄せ付けない。人ごみに出るということではなくて、日々の物事への取り組み方への姿勢のことなのでは、と。

日本にいることは体調を崩すとすぐ病院でしたが、こちらでは病院にいってもあんまり関係ない?ので、行かないクセがついてしまいました。
(苦笑) 
結果、自然と薬も飲まなくなり、大根飴を作ったり、しょうがとねぎをたっぷりいれた味噌汁を飲んだり、としていましたが、確かに休むと体は戻る気がします。一昨日、子供たちに甘えて、一日布団で寝続けたらかなり体調がよくなりましたもの。
でも、私の場合は寝るだけ寝ると食べ物を食べて栄養補給をしないと体の回復が滞ったりします。食欲=体力任せの治療法なので、年々老化にあわせた対処方法を早く体に覚えさせないと、と思案中です。
Commented by Miyuki at 2012-01-02 07:32 x
*かんさん
それも大変鋭いご意見! やはりコメントで「生き甲斐を感じて、メンタル面が強くなるから」というお言葉をいただいたのですが、免疫力がどれだけ心の持ち様に支えられているか、ということですね~。日々の取り組み方の姿勢、肝に銘じます。ゴクツブシのヒコキモリじゃいけないんだボク……

そう、こちらだと費用もかかるし、ほんとに行かないですねえ(笑)
休むことはとても重要ですね。ましてやかんさんのようにいつも忙しい方は、そういう時間もぜひもうけていただきたいっ。
休養と食のバランスは、その人それぞれのものがあると思うので、私は自分のペースと感覚にもっと敏感になれるような身体作りを……願ってはいるんですけど、煩悩まみれでダメダメです(涙)


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