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北の優しい異国から(9)

「これはいける、という知恵は、ある天気のいい日に、何の前触れもなく空から降ってわくものだと思っておけば間違いない」
   ----- スティーブン・キング
        (アメリカ人、作家、1947年9月21日生まれ)


茶みせ (=ティールーム)
いぶし肉 (=燻製ハム)
菊倍判の帳面 (=ノート
ニクズク (=ナツメグ)
ハタンキョウ (=ビターアーモンド)
がいとう (=コート)

その他、ヘビイチゴ、かのこまだらのヒレ牛肉、乾板など。

エーリッヒ・ケストナー著、「ふたりのロッテ」から。我が家にあるのは、1975年発行の岩波少年文庫版。
原書が書かれたのは1949年、蒸気機関車の時代です。

兄と私が子供の頃に愛読していた本は、母がほとんどとっておいてくれたので、今では我が家の本棚に並んでます。
お嬢に与えたい本、お嬢が喜んだ本は、結局これらの本が大多数。
訳こそ時代に合わなくなっても、またこれもお嬢の子供に受け継がれていくといいなあ、と思ってます。

(だから手放せないの)(だから本だらけでも許して)

* * * * *

【旅行】

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さて、クロワッサンについて冒頭に書いておきながら、続けたのはベーグル屋の記録だったという前回。(殴)
今度こそ、クロワッサンを食べたベーカリー。つか、カフェですな。

今回泊まったホテルは、そらあ我々ですから、そんな高級な場所ではないわけで。
出てくる朝食は、飲み物類とトースト、ベーグル、ペストリー。フルーツやヨーグルトがあったら、二重丸。
でも、その中にクロワッサンもあったのが、アメリカとは一味違うところ。それが、とってもCOSTCOなクロワッサン、であってもね。

なので、そおゆう朝食はそそくさと済ませて、評判の良い街中のカフェに行ってみたわけです。




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いつ行ってもすごく混んでる、という評判に違わず、ぎっしり埋まったテーブルと、ひっきりなしに訪れるお客さん。


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幸いタイミング良く、1つ空いたテーブルを確保できまして。
お姉さんにお薦めを聞いた後、更にショーケースまで行って、欲しいパンを物色したのです。


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どれも美味しそうで大変悩んだのですが、クロワッサン3種ははずせない。
それと、Maple pecan brioche。実は、ブリオッシュも大好きなワタクシです。


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どーんと自らを主張しているのが、Almond Croissant。それから、ButterChocolatine
”Poached egg on your face”という可愛い名前のモーニングサンドは、ポーチドエッグサラダ・チーズ・プロシュート・焼きトマトを挟んだパニーニです。

クロワッサン、とっても美味しかったです。外側パリパリ、中はしっとり、生地が快くちぎれます。
バターの香りも豊かで、かといって油っこくはなく。パイ系はどうしても油分の質がモノを言いますが、こちらのはちゃんと良いものをつかっているなあ、というお味。
アーモンドのもチョコのも、べりぐっど。


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そして、豆乳カフェオレがすんごく美味しくて、驚きました。いやあこれ、一体どんな材料&淹れ方なんだろうなあ。
頼んだのは私だったのですが、お嬢が、こんなに美味しいのは飲んだことない、と大感激して、半分以上シェアする羽目になりましたよ。

パニーニも、山盛りの具がどれも、新鮮な材料を調理してあるね、とはっきりわかる美味しさで。パンも固すぎず柔らかすぎずの、良い歯応え。
朝からすごいご馳走を食べてしまって、大満足でありました。


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それにしても、絵になる店内というか、なんというか。
フランス語が書いてあるだけで舞い上がるという田舎モンですが、その限定目くらまし効果を除いても、色合いから黒板文字に至るまで、見ていて飽きません。

あー、フランス行きたいなー。パリも良いけど、田舎に行きたい。
数日でもいいから滞在して、朝市とパン屋に通って、自炊&読書がしたいのです。(夢)(所詮食い気)
でもフランス語できないから、やっぱりイギリスにしておこう。(何様)


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カウンター内のお姉さんにお願いして、更にパンを買い足しました。チーズスコーンやマフィンなど。
この後、ケベック・シティまで車で行くので、道中のオヤツにしましたが、どれもなかなか美味しゅうございましたです。

そういえばケベックで、レストランなどのお勘定の時が面白かったのですよ。
テーブルに小さな端末を持ってこられて、そこでカードを通して、ピコピコとお店の人が入力してから、こちらに手渡されると、チップ入力の画面になってるんですね。
そこで希望額を入力してもいいし、もしくは希望パーセンテージを入れれば、勝手に計算してくれて、総額表示&サイン入力の画面へと移る仕組み。
時にはキャッシャーのレジの画面に、自分で入力したりも。
これは、私の周りではまだ見ないやり方だったので、ちょっとわくわく体験でございました。


Olive et Gourmando
351 Rue Saint-Paul O
Montreal, QC H2Y 2A7
by senrufan | 2011-09-21 11:03


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