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融和を図る才覚を

「風当たりが強いと感じた時は、飛行機が風と共に離陸するのではなく、風を受けながら離陸することを思い出しなさい」
   ----- ヘンリー・フォード
       (アメリカ人、実業家・フォード社創業者、1863年7月30日生まれ)


ノルウェー爆破・銃乱射、犠牲者の追悼式典行われる 容疑者は精神鑑定へ

海外ミステリーばかり読んでいる私ですが、中でも最近のお気に入りの作家は、ヘニング・マンケル氏
スウェーデン出身の作家なのですけど、作品の中で頻繁に、というか、ほぼ毎作出てくるのが、「北欧内で高まる移民排斥の動き」であったりするのです。

北欧はある意味、夢のような国、と憧れておりました。
高い税金負担であるものの、高福祉・育児支援・ハイレベルな教育など、ずっと以前に、先を見据えて始めたからこそ出来上がった素晴らしい社会システムは、理想にかなり近いものがあり。
寛容な移民の受け入れも、そういう国であるが故のことだ、と感服していたわけですね。

ところが、マンケル氏の作品の中で語られるのは、そういう移民に対しての悪感情の高まりや実際の攻撃、ネオナチの台頭など。
「北欧はいまや、昔のままの理想の国ではない」ということは、登場人物達が何度も実感させられ、戦慄と悲哀でもって受け入れなければならない事実として、描かれていることなのでございます。

尊敬するローフーディストの石ともさんが、
自分はこれだけやっているのに、あの人達はどうして、といった「不公平感」こそ、世の中を悪くする一番の元凶ではないか、
と述べられていらっしゃいましたが、人種間の軋轢は、本当にこういう理由が大きいと思います。

たとえその不公平感が、その人の怠慢・自分ではなく人のせいにする性質・隣の芝生の青さ・違いを違いとして受け入れられない狭量さ、などに由来するものであっても、欠片でも持っている人同士が集まれば、それはそのコミュニティー全体まで巻き込みかねない、大きな負の力になりえるわけで。
そして、そういう状態にある彼らの前に、適当なスケープゴートを据えれば、たちまちそこに向かって、その力を注いでしまう事態が起こります。
第一次大戦後のドイツが辿った流れは、何も国レベルで考えなくても、自分達のごく身近なところで、日常的に発生していることなのですね。


NHKで、「北欧スペシャル」というシリーズの放映が予定されていたので、実家の母に幾つか録画を頼んだのは、この事件が起きる前でありました。
サブタイトルが「しあわせの国から」と題されたこちらで、改めて北欧の良さ・北欧が成してきたことなどを見ることで、自分の中の”理想の国”を考え直すことができたら、と思っているところでございます。

* * * * *

【レストラン】

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さてさて、レストラン記録がたまってる。まあ、いつものことだけど。
どこも誰かと一緒に行った記録なので、思い返すだけで楽しくて、それで満足しちゃうんだよなー。と、言い訳。

そのうちの一軒、お店の写真を見て、あれ、どこかで見たような?と思われたらすごいです。
ずっと前に行ったレバノン料理のレストランが、そのままトルコを中心とした地中海料理のお店に変わっていたのだな。なので、壁にはまだ前の名前が残ってる。
Sarahさんとお嬢の3人で、連れ立ってランチに行ってきたよ。




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店内の内装やテーブルも、前の店のまま。お金のかからない移譲だったのね。
黒服のお兄さんに案内されて、席についてから、さて、どれを頼もうか、とメニューを見る。
スープに前菜、メインを1品ずつにして、あとはデザートを考えようか。


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Lentil Soupは、中近東料理の定番であるせいか、どこもハズレは滅多にない。
でも、こちらのは少し違ったよ。大体どろっと濃厚なポタージュ系なのだけど、こちらのはさらさらブロス系。って、豆スープでさらさらって、どうやって作ってるんだろう。
なんにせよ食前用として、重くなくて悪くない。


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何かトルコらしい前菜を、とも思ったのだけど、あまりそれっぽいのも見当たらず。
ならば、色々食べられるCombo Hot Platterで。温かい系の前菜4種類の組み合わせ。


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以前のお店では、ファラフェルだけがちと不満だったのだけど、今度のお店はまあまあかな。
外はもうちょっとカリッとしてた方が、より好みだけど、適度にふんわり感がある中身は悪くないぞ。
Loopekこと、ラムひき肉のコフテは、ちょっと脂っこかったものの、味付けは好き。

フィロに包まれた2品も。
すっかりメジャーになりつつある、ほうれん草とフェタチーズを包んで揚げたSpanakopitaは、かりかりのフィロが軽くてんまい。
Sigar Boregiはパセリとフェタチーズのペアで、葉巻の形にくるくると。


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そしてメインに頼んだのは、Pirzola
グリルした骨付きラムに、ライスと野菜添え。

シンプルで焼き具合もまあまあだったのだけど、味付けがちとシンプル過ぎたかな。
濃いソースなどには文句ゆうくせして、もうちょっとパンチが効いてても、なんて贅沢を思っちゃう。
ライスは軽めのピラウで、サイドメニューとしてありがたい。ラタトゥイユっぽい野菜も良かったよ。


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デザートには、Sutalcという焼きライスプティングを。
ライスプティングや焼きプリンは良く食べてるのに、そういえば両方合わせたのはなかったよね。
こってりと濃厚・甘味が強いのは、中近東や地中海のデザートの特徴。スパイスと砂糖は惜しまない。
暑い暑い国だけあって、身体を冷やす食材は必須なのであろうな。


前のお店と内装が同じだし、料理内容もかぶってるので、特に違和感なく再訪した気分。
黒服のお兄さんウェイターがやたら働き者で、頻繁にテーブルを回っては、いかがですかと何度も聞くのに、ちみっと閉口。
美味しいですよ、とばかりじゃナンなので(なぜだ)、デザートがかなり甘いと言ったら、いろんな説明を並べられたのに更に閉口。すみませんでした、忘れてください……

それにしても、このエリアでの地中海・中近東のお店の増加率、すごくないですか。
私は好きだから基本嬉しいのだけど、これだけ何軒も増えてくると、より良い特徴を持ったお店でないと、感動まで至らなかったりするのが、我ながら贅沢&ゴーマンで困ったもんだ。
今まで行った中で、これからもリピートするであろうお店は、自分なりに絞ってはいるけれど。
これだけの数を行った後なら、むしろそういうお店を再訪して、改めて今の自分の好みを見定めたい、なんて感じたりもするんだな。


Zara Mediterranean Restaurant
260 S. California Avenue
Palo Alto, CA 94306
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by senrufan | 2011-07-30 10:26 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 初音 at 2011-08-02 21:30 x
こんばんは~♪
北欧のあの事件は衝撃でした。。。
幸せというイメージしかなかったから。。。。。。

Miyukiさんのお家の近くは色んなお店があるんですねぇ~
どれも美味しそう!!
ほうれん草とフェタチーズを包んで揚げたボール状のもの、美味しそうねぇ~
お味はいかがでしたか?!
私は、普通食OKになりました!!ご心配をおかけしました(*^^)v
Commented by Miyuki at 2011-08-03 04:45 x
*初音さん
私もほんとに衝撃でした。
といいながら、そういう本を読んでいたので、ああ、やっぱり現実もそうなんだ、とどこか冷静でもあり。

はい、国際色豊かなエリアなので、各国料理色々そろってます。ありがたいことです~。
今回のメニューは地中海料理では結構定番なので、普通食に戻られた初音さん、もし機会があったらその手のお店に行かれてみてくださいね~♪
日本人にも美味しい料理と思います。


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