伝えたいのは、この鼓動

「各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて」
   ----- カール・マルクス
       (ドイツ人、経済学者、1818年5月5日生まれ)
    (そしてルフィ、おめでとーっ!)


Milk for Japan世界のミルクを日本へ☆USA発☆)の活動。
おかげさまをもちまして、日本への第1便として、
Similac Advance 960本・Soy 240本・使い捨て乳首 1,250個の購入が決まりました。
現在Stand for Japanさんが、商品確保に動いてくださっています。

そして第2便に向けて、LAで募金活動を行います。

LAでの募金活動のお知らせ 

 ■日時:5月14日(土曜日)・15日(日曜日) 午前11時~午後5時
 ■場所:MARUKAI Gardena本店(Western × Artesia)


LA周辺にお住まいの方、ぜひご協力をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。

郵送・Paypal・電信での募金も、引き続き募集中でございますので、こちらもどうぞよろしくお願い致します。(平伏)

ミルク購入資金募集のお知らせ

* * * * *

【イベント】

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舞台パフォーマンス、「STOMP!」を観に行って来ました。

STOMPを説明するのに、なんてゆえばいいのかなー。
パフォーマンス。パーカッション。無言劇。ダンス。
複雑なようで、でも流れはあくまでシンプルな彼らのワザ、今回の公演では、
「a unique combination of percussion, movement and visual comedy」
と表現されておりましたよ。

日本にいた頃、TVで紹介されていたのを見て以来、いつか生で観てみたいと思っていたSTOMP。十数年来の願いが叶いました。
ベルリン・フィルやイスラエル・フィル、ブロードウェイの舞台など、10年・20年単位で思っていた相手と、一つずつ逢瀬が叶っている、ここ数年。年を取るのも良いものです。




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STOMPが生まれたのは、イギリスにて。
Luke CresswellとSteve McNicholasが、1981年にストリートバンドと演劇グループのコラボとして、エジンバラ・フェスティバルに参加を始めました。
その後、アルバム2作を経て、ハイネケンビールのCMに登場。これが、現在のSTOMPの原点となりました。
そして'91年に、スティーブとルークがSTOMPを結成し、以来30カ国以上でのワールドツアーを行い、数々の賞を受けています。

サンフランシスコでは、2000~2002年に、ロングランで公演を行っていたのですが、お嬢を連れてSF行きはまだ早いかなー、とその頃は諦めて。
それが今回、より近くの市で観られたので、待っていた甲斐があった、ってもんですな。

STOMP Heineken Commercial



さて、そのSTOMPの内容は。
基本はパーカッションであるので、リズムを打ち鳴らしながら進行するわけですが、それがフツーの楽器じゃない。
モップから始まって、ドラム缶、シンク、マッチ箱や作業棒。ゴミ袋にいっぱい詰めた紙ゴミ、台所のシンクやバケツ。
身近にある、フツーのもので”音”を立て、”リズム”を作り、それにノってダンス・ダンス。

でもって、メンバー同士で絡み合うのが、セッションであったり格闘であったりと、セリフは一言もないものの、絶妙なコメディーにもなってます。
うーん、やっぱりコメディはイギリスが最高。と、幼少からモンティ・パイソンの大ファンは思うです。


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何もなければ、相手を叩くだけでも、音楽に。砂をまくだけでも、音楽に。
参加したければ、ただ自分の手を叩くだけ。足を踏み鳴らすだけ。
言葉でもなく、理屈でもなく、ただ目での合図と、互いの呼吸だけ。
こういう”セッション”が大好きな私には、こたえられないほど楽しいパフォーマンス。

思わず舞台に飛び乗って、一緒に参加したいところですが、それがどっこい、そうはできないのが、STOMPなるところ。
それはルール違反ということではなくて、あの中に入って参加する為には、どれほどの技術が必要か、ということなんですよね。

メロディがあるわけでなく、指揮者がリードしてくれるわけでなく。頼るは、個々の感覚のみ。
それもリズムだけじゃなくて、ダンスや絡みもこなさなくてはいけないわけで。
このパフォーマンスの為に、どれだけの練習を積んでいるんだろう、と思えば、ますます彼らが輝いてみえたりしちゃうわけなんですな。


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ここでいきなり、漫画の話になっちゃうんですが。

かなり昔の漫画なのですけど、この作品の中で、とあるコピーライターが、
「楽器はいらない - 僕らが音楽だ」
というコピーを、バンドコンテストのポスター用に作る、というのがあったんですよね。
それは、コンテストの前夜祭(?)の席で、全国から集まった若者達のうち、誰かがテーブルを叩いてリズムをとり始めたら、たちまち皆がノり始め。
ピアノやギターを弾く子もいたけど、大体は手足で拍子をとって、テーブルや椅子を叩いて歌って、というシーンを見ながら、ライターが思いついたコピーであったのですよ。

楽器会社主催のコンテストで、「楽器はいらない」というコピーは受け入れられず、結局ボツになってしまったんですが。(どーでもいい)
吹奏楽部で大いにセーシュンしていた(つもりの)私には、その”皆とノってしまう感覚”というのが、すごく良くわかって、こんな年寄りになった今でも、忘れられない場面であるのです。
だったら、どうしてこの漫画を手放したんだ……

それから何年も経ってから、STOMPのことを知って。
更に、アメリカに来てから買った漫画の中に、STOMPの舞台を観に行くシーンがありまして。
この中で男の子が、舞台を観た後の帰り道、
「足りない」 「俺っ、走ってくる!」
と言って、いきなり走り出してしまうんですな。彼の前に夕日はなかったが。

この、「足りない」という気持ち。音楽を聴いて、リズムにのって、いてもたってもいられない気持ち。
すごく、すごく、わかって、感じて、どうしようもなくて。
その感覚と共に、STOMPへの憧れを上塗りして、いつか観たいと待っていたのでした。


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例えば踊る人が、ダンスの舞台を見たら、思わず踊り出したくなるように。
バスケをやる人が、バスケの試合を見たら、一緒にプレイしたくなるように。

ストリート、とは、正に良く名づけたもので。
道端で、広場で、それこそ歩道橋の上ででも。
誰かが始めたら、誰かがノって、そして自分も加わって。
観客としてでなく、自分が演る側になれること。
STOMPの舞台は、その爽快さと喜びを、改めて思い出させてくれたのでした。


それにしても、年をとってから観て良かったなあ……
若い頃に観ていたら、リズムをとる手足が何時間も止まらないという、赤い靴症候群に陥っていたかもしれません。(真顔)


STOMP 
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by senrufan | 2011-05-05 12:21 | 東日本大震災 | Trackback | Comments(0)
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