「ほっ」と。キャンペーン

そこに居られる幸福を

「私は他者よりも上手に踊ろうとはしない。単に自分自身を超えるために踊るのである」
   ----- ミハイル・バリシニコフ
       (ロシア人、バレエダンサー、1948年1月28日生まれ)

* * * * *

【レストラン】

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日本滞在記に手をつける前に、楽しい日常の記録が溜まっていくのは、やっぱり嬉しいことなので。
間を置かずに記録しておきたいことは、時系列にこだわらずに載せていく、と決めたんだ。
ダイジョブ、最高1年以上前の日記も経験アリだから!(ハツラツ)

で、大事なことと言えば、やっぱりイベント的なこと。
大好きSarahさんの誕生日のお祝い、なんて嬉しいことは、絶対早く書かなきゃね。

ご夫婦揃って我がダウンタウンまで来てくださる、となれば、ヘタなところは勧められん。
Sarahさんがお好きなイタリアンで、選ばれたのはあのお店。ディナーもきっと美味しいはず、と期待して。




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全面ガラスの入り口のおかげで、昼は明るいお店なのだが、さすがに夜はしっとりダーク。キャンドルの光で柔らかく。
お客さんも大勢で、これは予約していて正解だったね。

メニューにも目を通したのだけど、ウェイトレスのお姉さんが教えてくれた「本日のお薦め」が、どれもこれも美味しそうだったので。
サラダだけはメニューから選んで、あとは全て、お薦めから。
ご夫妻が最近お気に入りというZinfandelで乾杯した後に、順に運ばれてきたんだよ。


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Arugulaのサラダは、赤玉ねぎのスライスと、削ったパルメザンチーズと一緒に。
レモンとオリーブオイルの味付けで。

ルッコラの味が濃くて新鮮で、次々と口に運んでしまうウサギ体質。(オマエだけだ)
オイルがちょっと多かったかなー、とは思わないでもないものの、レモンの酸味で中和だね。


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Black Lentilのスープは、深い焦げ茶色の中に、赤や緑の野菜が顔を出していて。
見かけ通りにコクがあるのに、味付けは決して濃くはない。
レンティルスープは、地中海系ではとてもポピュラーで、あちこちで沢山いただいたけど、いまだに飽きずに大好きだ。


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ほうれん草を練りこんだラビオリに、マシュルームがぎゅっと詰まってる。
更にマシュルームのソテーと千切りにんじんと、シャンパン風味のソースとね。

このパスタがかなり美味しくて、じっくり噛み締めて食べちゃった。
歯応えしっかりでもちもちしてて、具とのバランスもなかなかで。
しゃきしゃき人参がまた新鮮で、どれを食べても具合が良い。


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アスパラガスのリゾットの炊き具合は、芯を残さず、丁度良く。
味付けも穏やかで、最初の数口は特に美味しかったよ。
ただ、かなりリッチなクリームソースだったので、お嬢は後半つらそうであったな。


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魚介類のトマトソース煮込みは、チョッピーノってこんな感じ?というような。
貝類はどれも旨かったんだが、エビがイマイチ新鮮に感じられなかったのと、ソースが相当に塩辛くってね。
まあここは、カリッと焼いたバゲットと良く合った、と言うべきか。


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今日のお魚のSeabass(スズキ)も、同様にトマトソースで。
だけど、こちらは穏やかでほっとした。
淡白な見かけのわりに脂が多い魚だけど、4人で割ったら丁度良く、ほっこり加減を楽しめた。


うーん、いっぱい食べたねえ! と満足しながら、そ知らぬ顔で別腹コースの相談を。(当然)
ケーキにジェラート、イタリアンのデザートはやはり魅力的。


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主役のSarahさんが選んだのは、チョコレートケーキ。
……なのに、お店の人が間違えちゃって、お嬢オーダーのティラミスにロウソクを立ててきちゃったよ。(なんてこったああ)

こうなったら、まずは煌き眩いティラミスでお祝いを。
願い事決めた? せーの、で吹き消したら……おめでとう!!

はあい、ロウソクとケーキを交換ね。


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こちらが本物(?)の、SarahさんオーダーのTarta al Cioccolato
温かいFlourlessのダークチョコレートケーキと、バニラのジェラートの組み合わせ。


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旦那様と私は、Crostata di Meleを。
これも温かいアップルタルトと、バニラのジェラート。タルトの上にはシナモンが振ってある。

メニュー名の「クロスタータ」というのを見て、あ、Chicoさんのところで拝見したお菓子だ、と思い出す。
この手の素朴な焼き菓子が好きな私には、なかなか美味しい一品。
リンゴも良い意味でそのままだし、ざっくり焼いた生地がさくさくで。

関係ないけど、お嬢は実は、アップルパイが好きじゃないんだよね。
パイ自体もあまり好みではない上に、りんごとシナモンの組み合わせに、いい加減飽き飽きした、というのもあるらしい。
そう言われてみれば、外で食べるのも、家にあるレシピでも、ほとんどのりんごのお菓子にシナモンが入っているような。
このクロスタータも、シナモンがなかったら、どんな風味だったかなあ。


で、そのお嬢が頼んだのが、ティラミスのローソク抜き。(……)
今まで食べたティラミスの中で、もっともクリームだくかも。(わかってください)
厚みの半分がマスカルポーネチーズのクリームで、出来立てのようにとろっと柔らかく、でも流れ出すほどにはゆるくなく。
甘さも予想より控えめで、これはなかなかいけますぞ。

これが実はトラディショナル、とこのお店では考えているのかな。
前にもここでカルボナーラを食べた時、脳内にあるものとは一線を画した味に、カンドーしたんだったなあ、そういえば。
イタリアンって昔から大好きで、日本では随分と食べてたから、自分の中に勝手に、○○だったらこおゆうもの、というイメージが出来上がっちゃってて。
それは、日本のイタリアン(しかもカジュアル)の定型であって、本場でどうかは知らないまま。

アメリカで食べたいろんなイタリアンも、美味しいお店は沢山あったけど。
ごく普通のメニューで、ちょっと目を見張った、という経験が、たまたまこのお店で2回あったのが面白くて、一人にんまりしちゃったよ。


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コーヒーが入ってたカップが可愛くて、Sarahさんが気に入ってた。
これ、時々見るよなー、と思って、あとで調べたら、LAVAZZA(ラヴァッツァ)という、イタリアのコーヒーメーカーのカップなんだね。
日本では楽天とかで買えるみたいけど、こちらではどうだろう。
数年来のデミタスカップのコレクションも、今は止まってしまっているけど、これのデミタスは欲しいかも。

と思って探したら、おお、1つ見つかった。
Sarahさん、ここでも買えるみたいだよー、ということで。


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お店に入ったのは7時だったのだけど。
楽しくて楽しくて、デザートが終わっても延々しゃべり続けて、はっと気づいたら10時半。(蒼白)
遠くまで来て下さって、遠くまで帰らなくてはならないのに、大変失礼致しました。(涙目で謝罪)
お酒は飲まなくても、お酒以上におしゃべりに酔えるヤツなんです……

これに懲りずに、またお付き合いいただければ嬉しいです。
ちなみにお嬢は、おっさんの登場も待っているそうです。

改めまして、どうか素敵な一年を。
温かい貴女の人柄そのままに、心温まることが沢山ありますように。


Vero Ristorante Italiano
530 Bryant Street
Palo Alto, CA 94301-1703
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by senrufan | 2011-01-28 02:49 | Trackback | Comments(2)
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Commented by matsathome at 2011-01-30 15:46
Miyukiさん、自分の誕生日に、あんなおっさんに出てきて欲しくないですよー(笑)あー、楽しかった時間がよみがえるー、そして、なんという貴重なお言葉!本当にありがとうございます。
半酔っぱらいの3時間半にわたる何の役にも立たない話を親子で聴いて下さってありがとうございました。帰らなくちゃいけないのは分かっているけど、いつまでもその場を動きたくない、そんな特別な時間でした。もちろん、お料理も美味しかったのですが、一緒に過ごしてもらえたことに感謝です。
Commented by Miyuki at 2011-01-31 11:41 x
*Sarahさん
わはは、「いつおっさん化してくれるかなー」とわくわくしながら待ってるそうですよ! 逆に言えば、あれだけ盛り上がっても、Sarahさんは素敵なれでぃという印象なんだね、彼女にとって。
ね、ほんとにシンデレラ(お嬢言)でしたよねえ、私達。帰らなきゃいけないのに帰りたくないの。私達こそ、こんな特別の時に一緒にいさせてもらえて、とても幸せでした、ありがとう!!


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