May God keep you merry

「状況を今のまま保ちたかったら、状況を変えなければならない」
   ----- ジュゼッペ・トマシ・ディ・ランペドゥーサ
       (イタリア人、作家、1896年12月23日生まれ)

* * * * *

【イベント】

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お嬢と私のナンチャッテ英国好きについては、何度か書いておりますが。
特にお嬢はここ1~2年、英国好きにぐんぐんと拍車をかけており、特に英国紳士にヨワヨワです。フランス人には、すごくフランス的な性格だと言われてるくせに。

そんなお嬢が飛びついたイベントが、ありすさんから教わった、Great Dickens Cristmas Fair
クリスマス・キャロル」「二都物語」の著者であるチャールズ・ディケンズが住んでいた、18世紀はヴィクトリア朝時代のロンドン。
12万スクウェアフィート(11150平方メートル)という広さのホールの中は、そのロンドンを模したお店やパブ、カフェでいっぱいで。
その中を、あの頃のボンネット&フープ付ドレスやフロックコート&山高帽の紳士淑女が、楽しそうに歩き回る、というイベント。
家族そろって、行ってまいりましたです。




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LONDONの入り口でチケットを渡せば、ユニオンジャックが溢れた街並み。
ところ狭しとお店が建ち並ぶ広い街を、地図を片手に、わくわくと探検開始です。


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やはり目につくのは、衣装屋さん。あちこちで、あの時代調のドレスや帽子が山盛り状態。
今年が32回目というこのイベント、こういうお店で服を買って、翌年に着てくるんじゃないかなあ。
もちろん、それなりのお値段なので、買うのはとても(だってほかにどこに行けるとゆうのだ)、という方には、衣装を着て写真をぱちり、の写真屋さんも数軒ありましたぞ。


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イギリスといえば、パブでしょう。(思い込み)
エールをなみなみと注いで、但しおつまみは現代風。


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幾つか設けられた広場では、歌や踊りのパフォーマンス。
一番人気は、やはり「クリスマス・キャロル」の劇だったのかな。
子供向けのパンチとジュディの人形劇や、片隅での寸劇もあちこちで。


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それ以外でも、あちこちに散らばる役者さん達。おかげで、こちらの気分もますます高揚。
本屋の前で立ち読みしていたこちらの紳士は、突然はっとなって、「あいつが俺の財布をすった! 誰かつかまえてくれー!」と叫びながら駆けていきましたよ。


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紳士には山高帽、淑女にはヴェール付で小粋に。
仮装パーティには、マスクは必需品。


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これを見るたびに、この時代に生まれなくてよかったと思うのが、ご婦人のコルセット。
体型矯正以前に、すんごく身体に悪い気がします……


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食べ物のお店も何軒も。
イギリスらしく、シェパーズパイやアフタヌーンティーのお店もありましたが、なぜかドイツソーセージやフランス風クレープもあったりして。
どう見てもアメリカンであろう、ハンバーガーやBBQに大勢並んでたのは、まあいつものことだ、アメリカン。


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だけど私達はこだわるのです、ブリティッシュ。
列に並んでオーダーしたのは、ヨークシャープティングと、ベジタブル・パスティ。どちらもグレーヴィがかかってます。
グレーヴィは当たり外れがありますが、こちらのは濃さが適度で、なかなか良かったです。プティングもちもち、パイはさくさく。


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挙げていけばきりがないほど、本当に盛り沢山の内容で。
羽ペンとインクのお店から、ビーズやガラス、陶器、ほうきまで売ってるし。
賭けテーブルがあるかと思えば、ロンドンの花売り娘の屋台があったりする、路地裏の風景も。


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小さい子に人気のメリーゴーランドは、おじさんがよいしょと回す人力車。
ロンドンといえばハリー・ポッターなのか、魔法の杖屋はオリバンダーという名前じゃないけれど。


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だけどやっぱりはずせないのは、スクルージのお店と、現在のクリスマスの精。
スクルージが未来のクリスマスの精と歩いていたのを、撮りそこなって地団駄踏みました。


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パフォーマンスもじっくり見たかったのですが、あまりに細部まで色々楽しすぎて、とりあえず一周するだけでも、結構な時間がかかります。
あちらできゃーっ、そちらでおおーっ、こんなに楽しかった家族向けイベントは久しぶりで、会場を出た後も、現実復帰にちょっと猶予が必要だったぐらい。


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クリスマスという行事に対して、日本と欧米では、内容に結構な隔たりがありますね。
欧米のそれの根本にあるのは、キリスト教という一神教であって。ユダヤ教のハヌカも同様で。
そういう宗教がないと、お祝いしても片手落ちになるのでは、という話もあるかもしれませんが。

私にとってのクリスマスは、実は子供の頃に岩波少年文庫で読んだ「クリスマス・キャロル」が、原点のかなりの割合を占めておりまして。
なので、カップルで過ごす時ではなく、家族で、身内で、仲間内で、共にお祝いをする日こそがクリスマス、と思ってたりします。ええ、決して彼氏がいないヒガミじゃなく(疑)

だから、そのまま日本流の年末年始のお祝いに繋がるかのように。
その年一年を無事に過ごせたことに感謝し、一緒にいられたことに感謝して。
それはそのまま、自分が他の人に何かできないか、と願う気持ちが派生して。
たとえ外は寒くとも、暖かくて目に見えない何かが広がっていく時、と思います。

どうか皆様も、素敵なクリスマスを迎えてくださいますように。
貴方に、貴方の大切な方々の為に、感謝を込めて願っております。


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The Great Dickens Christmas Fair 
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by senrufan | 2010-12-23 22:31 | Trackback | Comments(0)
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